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専門医師による「腰痛治療」
痛みと向き合い日常生活に寄り添う

やまがみ整形外科腰痛クリニック

(名古屋市名東区/上社駅)

最終更新日:2023/08/29

やまがみ整形外科腰痛クリニック 専門医師による「腰痛治療」 痛みと向き合い日常生活に寄り添う やまがみ整形外科腰痛クリニック 専門医師による「腰痛治療」 痛みと向き合い日常生活に寄り添う
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腰痛などの整形外科疾患に対するリハビリテーションに注力する「やまがみ整形外科腰痛クリニック」。天井に2台の大型空気清浄器が設置された快適で広いリハビリルームがあり、6人の理学療法士が患者一人ひとりに適した運動を指導するほか、自宅でできる運動や生活習慣についてもアドバイスしている。腰痛には原因を見極めるための適切な検査、診断が何より重要とされる。そのため、同院ではエックス線撮影装置やMRIなど検査設備も充実させ、総合病院や近隣のクリニック、接骨院からの紹介患者も受け入れている。山上貴也院長は、「原因や症状に合わせた適切な治療やリハビリの継続が大切です。改善のためにも早めに専門の医師にご相談を」と優しく呼びかける。現代人の多くが抱える腰痛の原因や症状、また同院での検査や治療について詳しく聞いた。

(取材日2022年8月8日)

患者それぞれに合わせた薬や注射の治療、適切なリハビリテーションで痛みの緩和と改善をめざす

Q腰痛が起こる原因はどのようなことですか?
A
やまがみ整形外科腰痛クリニック 腰痛の原因はさまざま

▲腰痛の原因はさまざま

腰痛の原因はさまざまです。内臓の病気やがんの転移、感染症、骨折などによる腰痛は至急治療が必要ですので、まずそれらとの鑑別が必要です。その他の腰痛は、炎症による痛みと神経が関係する痛みに大別できるでしょう。炎症は損傷した椎間板や椎間板周囲の骨、筋肉や筋膜などに起こります。例えば重い物を持つ作業やかがみ込む動作を繰り返すなど、ある部位に過度の負担がかかることが炎症の原因になり得ます。成長期の子どもは、スポーツなどで繰り返し負荷がかかると疲労骨折に至ることも。また腰痛の原因は腰だけではありません。例えば股関節や膝、足首に問題があると腰の骨や筋肉への負担が増し、その結果、痛みが出るケースもあります。

Q神経からくる腰痛についても教えてください。
A
やまがみ整形外科腰痛クリニック ストレスも痛みに関係する場合がある

▲ストレスも痛みに関係する場合がある

よく知られている腰部脊柱管狭窄や腰椎椎間板ヘルニアでは下肢の痛みやしびれが起こりますが、腰椎の後ろにある関節へつながる細い神経が腰の痛みを引き起こす場合もあります。また、圧迫やけん引などにより傷んだ神経からくる痛みは、ひりひりと焼けるような感覚やびりびりと電気が流れるような感覚を伴います。神経からくる痛みは通常の鎮痛薬では効果が望みにくいので、神経からくる痛みに特化した薬を処方します。その他、精神的なストレスも痛みを強くしたり長引かせたりする原因になり得ます。その痛みがさらにストレスを増やし、痛みを長引かせるといった悪循環を断ち切ることが大切です。

Q医療機関を受診すべきタイミングとは?
A
やまがみ整形外科腰痛クリニック 適切な検査、診断が重要

▲適切な検査、診断が重要

痛みが少しずつでも強くなっているとき、痛みの頻度が増えているとき、動いているときだけでなく安静時も痛みが続くとき、下肢のしびれを伴うときは受診するようにしてください。それほど強くない痛みでも放っておくと長引いて、いわゆる「腰痛持ち」になってしまうこともあります。一方で、日常生活における動作がおっくうになる、または「旅行に行きたいが腰が痛いからやめておこう」と活動を制限してしまうようなときも受診のタイミングです。医療機関では問診や検査により、様子を見ていいものか治療すべきものか判断します。

Qどのような検査を行うのでしょうか?
A
やまがみ整形外科腰痛クリニック 各種検査設備も充実している

▲各種検査設備も充実している

腰痛がいつどのように起きたか、その後の経過、現在治療中の他の病気、過去の病気などについて詳しく問診します。これがとても重要です。その後、体の状態を診察し、必要に応じてエックス線撮影やMRI検査などを行います。エックス線撮影ではまず、がんの転移や感染、骨折などすぐに治療が必要な病気なのかの確認が大事で、それらの可能性を除外した上で原因を探ります。最初の問診で明らかにリスクがありそうな方、神経症状が出ている方、過去のエックス線撮影で原因がわからず症状が続いている方などは早めにMRI検査へ進みます。足がしびれる方は血流の悪化も原因の一つですので、下肢の血流障害を調べるABI検査を行うこともあります。

Q治療法にはどのようなものがありますか?
A
やまがみ整形外科腰痛クリニック 理学療法士が患者一人ひとりに適した運動を指導する

▲理学療法士が患者一人ひとりに適した運動を指導する

基本的には、内服薬とリハビリです。痛みの原因が炎症か神経かで、薬の種類が異なります。中には原因が複数混ざっているケースもあるので、経過を見つつ慎重に治療を進めることが大切です。内服薬で十分な効果が期待できない場合は、トリガーポイント注射やブロック注射を行うこともあります。最も重要なのはリハビリテーションです。腰痛では硬くなった筋肉や関節のストレッチのほか、体幹、下肢の筋力アップ指導が中心となります。当院には6人の理学療法士がいますが、その存在はとても大きいものです。定期的にカンファレンスを行って情報共有し、リハビリの結果を継続的に評価しながら進めています。

ドクターからのメッセージ

山上 貴也院長

最近はテレワークや外出制限などによる運動不足が原因の腰痛が増えています。座ったままだと、椎間板障害やヘルニアにも発展しかねません。仕事の合間に数回腰の曲げ伸ばしをして予防しましょう。またウォーキングは手軽ですが、歩数や距離を目標にすると腰や関節に負担がかかる場合も。速足や上り坂、階段上りなどを取り入れて短時間かつ効率的に行うのが重要です。当院はできるだけ手術以外の方法で痛みの緩和をめざしますが、手術が遅れると後遺症が残ることもあるので、MRI検査などを速やかに行い必要に応じて連携病院へ紹介します。できるだけ詳しい説明と、それぞれに合った治療法の選択を心がけています。腰痛以外でも気軽にご相談を。

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