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生駒 憲広 院長の独自取材記事

秦野尾尻皮膚科

(秦野市/秦野駅)

最終更新日:2020/04/01

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小田急線の秦野駅南口からのんびり歩いて15分ほど、秦野市尾尻に2017年オープンしたのが「秦野尾尻皮膚科」だ。院長を務める生駒憲広医師は、東海大学医学部付属八王子病院の皮膚科で診療にあたった経験から、皮膚科を診療する医師不足を感じた同地域において、病診連携の強化のためにと開業を決めたという。丹沢の山々を間近に望む豊かな環境に、木の質感を生かしたスタイリッシュな外観が目を引く同院。近隣エリアではまだ導入が多くないとされる光線療法なども積極的に導入し、開院以来多くの患者を迎えているという。生駒院長に、大学病院での医療とクリニックでの医療の違いや、やりがいなどについて話を聞いた。
(取材日2017年4月9日)

皮膚科医師不足の秦野エリアで、病診連携強化をめざす

まずは院長のご経歴とクリニック開院の経緯について教えていただけますか?

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私は和歌山県新宮市に生まれ育ち、医学部入学のために上京しました。東海大学医学研究科で博士号を取得し、近隣エリアにある系列の大学病院で診療にあたってきました。そこで診療を続ける中、秦野エリアからの受診が多く、この地域で皮膚科の医師が不足していると感じ、病診連携強化のためにも、この地域における皮膚科開業医の必要性を実感しました。大学病院でのキャリアも15年を超えた頃から開業を考えていたため、2017年5月に当地で「秦野尾尻皮膚科」をスタートさせていただくに至りました。

どのような患者さんが多くいらしていますか?

赤ちゃんからご高齢の方まで幅広く来ていただいています。大学病院の皮膚科では比較的重篤な症状を診ることが多かったのですが、こちらでは虫刺されや湿疹、赤ちゃんのおむつかぶれなども幅広く診療しています。改めて勉強させていただくことも多く、日々新たな気持ちで診療にあたっています。これからの季節は徐々に温かくなり、水虫が増えてくる頃。実は水虫は糖尿病と密接な関わりがある病気で、隣の「みやうち内科糖尿病クリニック」さんと連携して治療にあたることも。宮内先生もそうなのですが、近隣に大学の同窓医師が多く、大学病院との連携も密にとれるため、患者さんや疾患に合わせて、それぞれ適した治療をご提供していけるようにしています。難治性疾患にはナローバンドUVBやエキシマライトなど、この地域のクリニックではまだ少ない光線療法機も取りそろえていますので、ぜひご相談いただければと思います。

大学病院での診療と、クリニックでの診療に違いはありますか?

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クリニックにいらっしゃる患者さんは、まだ症状についての鑑別診断を受けていないまっさらな状態。いわば、病気発見の最前線です。いくつもの可能性を頭において、必要な検査を行い、丁寧に診察することが求められます。最初から一つの病気を疑って決めつけることで、別の病気を見逃してしまっては大変です。そうした意味ではクリニックの診療は、患者さんの重症度では低めでも、気持ちが引き締まりますね。また、治療においてもただその疾患の治療をするだけでなく、初診時には特にですが、外用薬の処置や薬の塗り方を説明したり、生活習慣病の指導や再発防止のために治療後のスキンケアについてのレクチャーを行ったりと、できるだけ時間をかけ、病気の根本解決への取り組みができるのも特徴だと思います。

大学病院の経験から、病気を見逃さない丁寧な診断を

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか?

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一人ひとりの患者さんとその症状を、きちんと丁寧に診ることでしょうか。時間をかけることもそうですが、先ほどもお話ししたとおり、あらゆる可能性を見越して症状にあたるということは心がけています。皮膚科診療では、同じように見える湿疹でも、その原因はまったく異なるというケースも多くあります。原因によって、その原因を取り除くアドバイスも変わってきますし、生活指導などによって環境面を整えることができれば、薬のみに頼らない治療が可能になります。そうした意味で、一つの可能性にとらわれず幅広く考えて診断をつけるということは、とても大切なのです。

大学病院時代の経験が今に生かされていると感じていらっしゃいますか?

もちろんです。大学病院時代には、「考える手順」を教えていただいたと感じています。皮膚科は悪性腫瘍から細菌、真菌などの感染症、膠原病などの自己免疫疾患まで、とにかく幅広い病気を扱う診療科です。思い込みは致命傷ともなりかねませんから、皮膚に現れた症状からあらゆる可能性を考え、一つ一つ除外していく手順が非常に大切なのです。大学病院ではそうした悩ましい皮膚科の診断において、糸口を見つける方法論を学ばせていただきました。

秦野の印象はいかがですか?

秦野の方々は皆さん素朴で素直だと感じています。病状説明などもきちんと聞いていただける方が多く、スムーズに診療することができて助かっています。大学に進学するまでは、秦野はおろか神奈川県に縁もゆかりもなかった私が、こうして秦野の皆さんに迎え入れていただき、地域に貢献させていただけていることは、本当にラッキーなことだと感じています。当院のロゴやインテリアを決める際には、できるだけ「秦野らしさ」を取り入れるよう、いろいろと考えました。

ロゴやインテリアの「秦野らしさ」とは?

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まず秦野といえば「山」というイメージがあったので、緑色を基調とすることにしました。その後調べてみると、秦野にはピーナッツという特産品があることがわかり、ぜひその要素も取り入れようと、ピーナッツのオレンジ色を院内のアクセントカラーにすることにしました。さらに、当院の看板やホームページにも使用したロゴをよく見ていただくと、黄色とオレンジ色のピーナッツが太陽のように並んでいることがおわかりいただけるはずです。秦野の特産品を使って、秦野の明るい太陽をイメージしたデザインにしたのです。

秦野との縁を大切に、地域に根差した皮膚科医院に

院長が医師を、中でも皮膚科の医師をめざされたきっかけを教えていただけますか?

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実は父が和歌山で開業医をしていまして、その背中を見て育ったせいか、自然と医師という職業を志すようになりました。父の専門は内科なのですが、大学でさまざまな診療科について学ぶうち、皮膚科の面白さに惹かれて専門を決めました。皮膚科の面白さは先ほどもお話ししたとおり、幅広い病気を扱うところ。面白さと同時に難しさでもあるのですが、その奥深さに惹かれてこの道に進むことを決めました。

少年時代、学生時代はどのように過ごされましたか?また現在の休日の過ごし方は?

和歌山の田舎町でごくごく平凡な少年時代を過ごしました。海が近い町でしたので、釣りにはよく出かけましたね。そんな少年が、大学に進むとスキー部に所属。初めての競技スキーに挑戦しました。選手としては努力は実りませんでしたが、スキーを楽しめるようになったというのはうれしいことです。とはいえ、今は雪山に出かけることもなく、休日は主に休養とジム通いに充てています。そのうち余裕ができればスキーもいいとは思いますが、今はジムで体を鈍らせないことで精いっぱいですね。

今後の展望と、ドクターズファイル読者へのメッセージをお願いできますか?

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開院から来月でようやく丸一年。大学病院からついてきてくれた心強いスタッフのおかげもあって、大きなトラブルもなく診療を続けることができました。今後も引き続き地域の皆さまの健康に貢献しながら、新しいことにも取り組んでいきたいですね。将来的に体制が落ち着いたら、美容系の診療にも少しバランスを傾けていけたらと考えています。まだまだ先の話になりますが、美容皮膚科に詳しいドクターをお呼びするのもいいかもしれませんね。しばらくは医師は私一人の体制が続きますが、患者さんのお一人お一人に丁寧に向き合って、地域に根差した医療を提供していきたいと考えています。また、インターネットで受診の順番予約も受けつけておりますので、ぜひご活用いただきたいですね。皮膚のトラブルでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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