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嶋田 秀仁 院長の独自取材記事

銀座こうのとりレディースクリニック

(中央区/有楽町駅)

最終更新日:2019/08/22

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落ち着いた大人の雰囲気が漂う院内で、「働く女性が通いやすい、不妊治療専門のクリニックにしたい」と温かな笑みを浮かべる「銀座こうのとりレディースクリニック」の嶋田秀仁院長。自身の会社員としての経験を生かし、仕事・妊活・妊娠・出産・子育てに励む女性をサポートしようと、平日は夜8時までクリニックを開き、土日の週末診療も実施。オンライン予約やテレビ電話を使った診療も行い、銀座・有楽町エリアで働く女性の支持を集めている。診療だけでなく、不妊治療の正しい知識を伝える「不妊治療説明会」や、独立起業に関連した「セミナー」も開催し、医療と生活の両面から女性を応援する嶋田院長に、不妊治療を受ける際の注意点や、診療で心がけていること、会社員から医師に転身したきっかけなどを聞いた。
(取材日2017年10月4日)

働く女性が通いやすい、不妊治療専門のクリニック

落ち着いた大人の雰囲気が漂う素敵なクリニックですね。

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銀座という土地柄もあるので、大人の雰囲気が漂う落ち着いたインテリアを意識しました。銀座の街の要素を取り入れ、クラシカルな部分とモダンな部分を融合させています。例えば、銀座の街灯をイメージした照明や、重厚感のあるタイルの壁で銀座らしさを出し、ところどころに癒やし効果のあるグリーンをポイントとして差し込むことで、患者さんの気持ちが明るくなるように工夫しました。建物づくりに携わってくれた設計士さんや工事関係者の方々がとても良い人たちで、患者目線でいろいろな意見を出し合ってくれたんです。うれしかったですね。そんなたくさんの思いがぎっしり詰まったクリニックなので、院名も「しっかりと羽ばたいて、皆さんに幸せを運べるようなクリニックにしたい」という思いを込めて名づけました。

このエリアに開院された理由と患者層を教えてください。

実は、医師になる前に10年ほど、この辺りで会社勤めをしていました。そこで、仕事・妊活・妊娠・出産・子育てを頑張る女性たちと一緒に働いていたので、まず考えたことは「働いている女性の目線でクリニックがつくりたい」ということでした。この場所を選んだ理由も、有楽町駅から徒歩2分、銀座一丁目駅からも近いので、「この辺りで働いている人は通いやすいだろうな」と思ったから。患者さんの層は、銀座・有楽町エリアに通勤している方が多いですが、なかには千葉県や埼玉県の遠方から通院している方もいらっしゃいます。

なぜ、会社員から医師になろうと思ったのですか?

義兄が内科の医師で、会社の近くの病院で働いていたんです。ある日の夜、仕事帰りに病院に寄って兄と話していたら、患者さんの症状が急変し、一刻を争う緊迫した現場を目の当たりにしました。とても衝撃的な光景で「こんな世界があるのだ」と、その日を境に医療に強く惹かれるようになりました。その気持ちを兄に話したら「今からでも医師になれば?」と言われて。今でも思い切ったことをしたと思いますが、会社を辞めて東京医科大学産科婦人科学教室に入局しました。そして、大学では体外受精を中心とした不妊治療を学び、その後、戸田中央産院や聖ヨハネ会桜町病院で、臨床経験を積み重ねました。なかでも、大学時代の先輩が院長をしている吉祥寺の「うすだレディースクリニック」では、不妊治療技術の研鑽に努め、現場を通して職人としての教えをいただきました。今でもとても感謝しています。

産科・婦人科をご経験されて、最終的に不妊治療を専門に選んだ理由をお聞かせください。

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産科は、医療では珍しい希望に満ちた医療です。特に不妊治療は、赤ちゃんが生まれてくる、患者さんに「ありがとう」と言ってもらえる。そんなフレッシュな感覚に惹かれ不妊治療の道を選びました。リスキーでシビアな世界ですが、たまに街で「あの時はお世話になりました」と声をかけられると、抱っこしている赤ちゃんを見て「あの時はほんの卵だったのに、こんなに大きくなったんだ」とうれしさとやりがいを感じます。

不妊治療説明会や、独立起業のセミナーも開催

日々の診療で心がけていることはありますか?

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患者さん目線であることです。「この患者さんが僕の家族だったら、友達だったら、この方のために何がしたいか?」という思いで、日々一人ひとりと接しています。僕は大学時代、部活で合気道をやっていたのですが、合気とは「気を合わせる」ということ。医師になった今も合気道の精神を忘れず、どのような状況下でも患者さんの心に自分の心を合わせ、親身にサポートすることを心がけています。そうすると、いろいろなことがうまくいくんですよ。

こちらのクリニックならでは強みを教えてください。

やはり、「融通を利かせやすい」ということでしょうか。平日は夜8時まで、土曜日曜も診療しているので、「開いていて良かった」と喜んでもらえた時は僕もうれしくなりますね。また、オンライン予約や、テレビ電話(ビデオチャット)を使った遠隔診療も取り入れているので、検査の結果報告や、ピルを処方する程度であれば、自宅やオフィスからの診療で済ませられます。毎回、来院ができない方はぜひ使っていただきたいですね。

不妊治療説明会やセミナーも開催しているそうですね。

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月に1回程度、「不妊治療説明会」を開き、不妊治療に関する正しい知識や、皆さんが不妊治療に抱く不安や疑問を解消するお話をしています。どなたでも参加できる無料の説明会ですので、不妊治療に興味をお持ちの方や迷われている方は、ぜひご参加ください。セミナーは「女性のアクティブライフを応援する」ための新たな試みです。独立起業を考えている方向けのセミナーや勉強会のほか、フラワーアレンジメント、ネイルアートなど、患者さんのストレス発散になるようなことができればいいなと思っています。

夫婦に寄り添うパーソナルドクターをめざす

これから不妊治療を考えている方に、何かアドバイスはありますか?

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最近は、技術の進歩で高齢出産が増えてきました。ただ、勘違いしないでいただきたいことは、妊娠がゴールではないということ。歳を重ねると妊娠・出産・お産にはリスクが伴いますし、子育てはそこから始まります。「治療をすればなんとかなる」というスタート地点ではいけないのです。女性のキャリア形成の時期を考えると、難しいこととは思いますが、なるべく早い時期から妊活を考えられたほうが良いかと思います。ただ、今はまだ社会の体制が追い付いていないので、これから妊活に取り組める体制づくりや、啓発活動が大切になってくるのでしょうね。

お忙しい毎日かと思いますが、お休みの日はどのように過ごされていますか?

少年野球のコーチをやっています。今朝も息子と朝練に行ってきました。合宿や試合もあり、お父さん同士で子育てや野球について熱く語り合うこともありますよ。自分の子どもだけでなく、ほかの子の成長も見られるので、野球はすごく良いスポーツですね。趣味は、最近は時間がなくて行けないのですがヨットです。ヨットクラブの仲間に入れてもらって、時々海に出ています。まだ下っ端なので、お手伝いがメインですが、風を受けて静かに海の上を進む感覚は、すごく気持ちがいい。もともと自然が大好きなので、風を感じながら広い海にいると、自然はいいなと改めて感じます。ときには命の危険を感じることもあって、そんなときは自然科学や生命体、自然の怖さや偉大さを身をもって実感しますね。

最後に今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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最近は、インターネットに情報が氾濫していて、頭でっかちになる方が増えています。初診で診断をする前に「ネットで調べたら〇〇という症状らしいです」と自分で決めてしまう方もいます。このような場合は、こだわり過ぎてそこから抜け出せなくなる危険性がある。なるべく早く信頼できるクリニックに足を運び、ご夫婦で向き合い相談していくことをお勧めします。これは、医師が言うことではないかもしれませんが、「子どもは神様からの授かりもの」です。医師はあくまで患者さんをサポートしていく立場。神様ではありません。当クリニックでは設備を充実させ、医学的に赤ちゃんができやすい環境を提供していますが、あくまで選択肢は自分たちにあるということを忘れないでほしいのです。僕自身も「妊娠させてあげる」というおごりの気持ちを持たず、ご夫婦に寄り添うパーソナルドクターとして、これからも全力でサポートしていきたいですね。

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