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齋藤 宜之 院長の独自取材記事

さいとう内科・呼吸器クリニック

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2019/08/22

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JR神戸線の西宮駅北側出口からすぐ。れんが色のクリニックビルの2階にて、2017年9月に齋藤宜之(よしゆき)院長が開業した「さいとう内科・呼吸器クリニック」。院内に入ると、受付・待合室は、木目のフローリングにブラウンとベージュを基調に、ワインカラーをアクセントにしたインテリアが印象的だ。自宅のリビングルームのようにリラックスしてほしい、と設計された。齋藤院長が専門とする呼吸器内科を中心に、一般内科全般に幅広く対応し、在宅医療にも力を注いでいる。地域のかかりつけ医として、患者が長く安心して療養できるような診療をめざしているという齋藤院長に話を聞いた。
(取材日2019年5月9日)

安心して相談できる、地域のかかりつけ医をめざして

どのような経緯で開業されたのですか?

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医師になった当初は開業医になることは考えていなかったのですが、長く勤めるうちに管理職的な立場となり、大きな病院の運営やルールなどに対しジレンマを感じるようになりました。初心に戻って地域の患者さんのための医療を、とクリニックの開業を考えるようになりました。大学卒業後、大阪大学医学部第三内科(現・呼吸器・免疫アレルギー内科)に入局しまして、最初に勤務したのが西宮市立中央病院です。その後、東大阪市や大阪刀根山の病院を経て、2006年からは再び西宮市立中央病院内科で医長として勤めました。医師になって22年以上たちますが、西宮市で働いていた期間が長く、この地域に愛着があり西宮で開業することにしました。勤務医時代より忙しいけれど、自分で決めて納得して仕事をしているので、そこにやりがいを感じますね。

開業するにあたっての目標やこだわったことなどはありますか?

地域のかかりつけ医として、今、困っている症状はもちろん、健康や病気に関する悩みも気軽に相談できるクリニックになりたいと考えました。患者さんがいつまでも安心して療養できるような診療をめざしています。こだわったのは院内のインテリアですね。患者さんは苦しい、つらい状態で来院されるので、少しでもリラックスしてもらえる雰囲気にしようと考えました。病院というと、白のイメージがありますが、私自身、クリニックに行った時に子ども心に緊張した記憶がありますので、落ち着いたやわらかいカラーにしました。私がいつも着ているウエアも白衣ではなくて、カラーのユニフォームにしています。

開業して2年になりますが、どのような患者層・主訴が多いですか?

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地域のクリニックというと、年齢層の高い患者さんが多いと思っていたのですが、今のところ幅広い年代の方に来院いただいています。「咳が止まらない」「息切れがする」という20代〜50代の働き盛りの人も多くいらっしゃいます。駅前なので、お勤めの帰りの方も便利なようです。インターネットで呼吸器内科を探して、当院のホームページを見て来ました、という方も多いですね。気管支喘息、咳喘息などの呼吸器内科を中心に、風邪などの一般内科、花粉症、鼻炎などのアレルギー科と幅広く診療しています。睡眠時無呼吸症候群の検査や禁煙の相談にも力を入れて取り組んでいます。小児内科ではないので、中学生以上の方を対象にしています。

患者が話しやすい雰囲気をつくり、訴えに耳を傾ける

印象に残っている患者や診療はありますか?

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咳がひどくてなかなか治まらないという患者さんがいらっしゃいました。話を伺うと、他のクリニックで喘息と診断されて吸入薬を処方してもらったけれど、症状が改善につながらないと言うんです。それで、吸入薬の使い方を確認したら、きちんと吸えていなかったんです。そこで適切な使い方を指導したところ、患者さんに喜んでもらえました。私たち医療に従事している者にとっては当たり前のことでも、患者さんには初めてのことやわからないこともあるので、きちんと説明して、実際の使い方を覚えてもらうことは大切だと実感しました。吸入の仕方などは、処方するときに院内でしっかり説明していますよ。

訪問医療も行っているそうですね。

開業するにあたって、患者さんがいつまでも安心して療養できるような診療をめざしたいと考えました。勤務医の時に従事してきた呼吸器系の内科診療は、呼吸不全など重篤な症状になる場合もあり、緩和、終末期医療にも取り組んできました。そんな中、家に帰って最期を迎えたいという末期の呼吸不全患者さんの希望があるのですが、急に状態が悪くなるケースもあり、在宅療養になかなか踏み切れなかったことがありました。そのような経験から、病院を辞めた2014年からは西宮市にある在宅支援診療所で在宅医療に携わり、在宅医療についても現場で勉強しました。

患者と接する時に気をつけていること、心がけていることはありますか?

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患者さんの多くは「咳が長引く」「痰が切れにくい」「動くと息切れがする」「胸が痛む」といった、苦しい、つらい、困った症状で来院されるので、できるだけ早く良くしてあげたいですね。当たり前のことですが、まずは患者さんの訴えをきちんと聞いて、必要な検査をして、適切な診断をして治療にあたるように心がけています。中にはすぐに改善を望めないケースもありますが、少しずつでも良くなるように、諦めずに診療しています。また、リラックスできる話しやすい雰囲気をつくって、体の不調など健康についての疑問や悩みも聞くようにしています。健康情報があふれていますから、サプリメントや健康食品についても、よく質問されますね。

地域の人たちと信頼関係を築き、長いつき合いを

医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

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高校1〜2年生の頃は医学部に行こうとは考えていなかったのですが、3年生になって目標を決めました。私がいた理系クラスでは半数くらいが医学部をめざしていて、クラスメイトの影響もありますね。高校生の時に、一緒に暮らしていた祖母に大腸がんが見つかり手術したのですが、具合が良くならず自宅で療養していました。亡くなった時は、小さい頃からかわいがってもらったこともあり、家族の中で私が一番大泣きしていたそうです。そんなこともあり、命に関わる仕事、健康を守る仕事に就きたいと考えるようになりました。

お忙しい毎日ですが、健康維持のために気をつけていることはありますか?

テニスとランニングが好きで、週1回は走るようにしています。以前は、今より8kgくらい重かったんですよ。その当時は肝機能の数値も良くなかったので、ランニングを始めました。今の体型・体重を維持するためにも7〜8kmくらい走ってます。患者さんにアドバイスしているのに、自分が健康管理できていないとまずいと思いまして。昔はたばこも吸っていましたが、禁煙しました。禁煙の相談の方には自分の経験を話して診療していますよ。

クリニックの今後の展望とを教えてください。

この地域は引っ越してこられる方も多く、若い世代の方も増えているようです。近隣の方にも広く当院のことを知っていただきたいですね。患者さんには、通院が終わってもまた何かあった時はいつでも安心してお越しいただけるように、そして、長いおつき合いができるように、信頼関係を築いていきたいですね。私自身は、勉強会などに出席したり、最新医療についての文献を読んだりして、常に新しい診療も提供していけるよう努力しています。

読者へメッセージをお願いします。

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「咳が長引く」「痰が切れにくい」「動くと息切れがする」「胸が痛む」といった症状のある方は、迷わずお越しください。市販薬で咳を一時的に抑えても「単なる風邪だと思っていたら、実は喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)だった」というケースもあります。また、喘息の方はアレルギー性鼻炎を合併していることも多く、そのような方は喘息の状態も良くない傾向があるということがわかってきているため、当院では喘息とアレルギー性鼻炎を同時に治療していきます。このように、呼吸器疾患が隠れている可能性もありますので、早めに受診していただくことをお勧めします。

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