上桂駅から徒歩10分、京都市西京区を中心に在宅医療を行う「よしき往診クリニック」。内科・呼吸器内科・循環器内科・小児科・外科・整形外科・救急科と診療範囲は幅広い。院長を務める守上佳樹先生は、勤務医時代に通院困難な高齢者の増加を目の当たりにし、在宅医療の必要性を痛感。2017年に同院を開業した。医師が患者にしっかり向き合えるよう、補助業務を行う「メディカルコーディネーター」という職種を導入するなど、独自の仕組みづくりにも積極的な守上院長。自宅療養中の新型コロナウイルス感染症患者への往診を全国でも早いうちに始めたというバイタリティーあふれる医師だ。「新たな道を切り開く『ゼロイチ』が好きなんです」と笑顔で語る守上院長に、開業までの経緯や診療時の心がけ、医師をめざしたきっかけなど幅広く聞いた。

（取材日2022年11月18日）