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野崎 千佳 院長の独自取材記事

N.キッズファミリークリニック

(西春日井郡豊山町/味美駅)

最終更新日:2021/10/12

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西春日井郡豊山町にある「N.キッズファミリークリニック」は、2020年にリニューアルオープンした小児科と内科のクリニック。前身は49年前からこの地で開業していた中島産婦人科だが、世代交代のタイミングで婦人科を廃止し、建物も一新した。白い洋館風で、緑色の飾り雨戸が目を引く建物。待合室は、青空に白い雲が描かれた天井が明るく開放的な印象だ。野崎千佳院長は、「親子で待っている間も心が安らげるよう、私自身も楽しみながらクリニックの内装を考えました」と話す。カラフルな壁紙やスタッフ手作りの装飾があちこちで見られる院内は、野崎院長の人柄を表しているように明るく楽し気だ。どんなクリニックをめざしてリニューアルをしたのか、じっくりと話を聞いた。

(取材日2020年8月25日)

産婦人科からファミリークリニックへ

昨年、クリニック名も変えて、リニューアルオープンされたそうですね。

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当院は、昭和、平成、令和と時代とともに変遷してきました。もとは、1972年に私の父が開業した「中島産婦人科」です。2010年に私が加わり「N.キッズレディースクリニック」となり、2020年には「N.キッズファミリークリニック」としてリニューアルオープンしました。Nというのは、中島と野崎の頭文字のNです。現在は父も他界し、私一人になりましたが、中島産婦人科時代の患者さんも来院してくださっているし、開業した父の意思も受け継いでいきたいという思いも含めてクリニック名に残しています。婦人科はなくなりましたが、私の専門の小児科を中心に家族みんなが受診できるクリニックにしたいという意味を込めてファミリーとしました。

明るい院内ですね。どんな点にこだわってつくりましたか?

小児科が中心ですから、親子で来院される患者さんが多く、子育てに忙しいお母さんもゆったりと待っていただけるような待合室にしました。吹き抜けの天井には青空が描かれています。バリアフリー構造で授乳室やユニバーサルトイレをはじめ、新生児や予防接種のお子さんが感染しないように待つことができる待機室もあります。その逆で、感染症が疑われる患者さんを診察する隔離室もあります。入口も別になっているので、安心してください。コロナ禍でもありますので、感染症対策には神経を使い、おもちゃやベビーベッドの消毒なども徹底しています。鼻の吸引なども一時期は「感染が心配だ」という声もありましたが、ウイルスを除去するためのフィルターがついたクリーンパーティションを使ってリスクを抑えています。

小児科の医師になったきっかけと、医師になられてからのご経験について教えてください。

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父は産婦人科の医師でしたので、その大変さは子どもながらに感じていたため、病院を継ごうとはまったく考えていなかったですが、小学生の頃に読んだ本に感動し、医師になりたいという気持ちが芽生えました。本の内容は、広島の原爆がきっかけで白血病になったお子さんの話。小さいお子さんを助けたいという気持ちから小児の医師を志しました。最初は小児がんを専門にしていましたが、私自身の出産や育児のタイミングで外来に移って診療を続けていました。その後、父が高齢ということもありクリニックで働くようになりました。当時、3人の小学生の子育て中でしたが、外来で出会う患者さんやスタッフから「頑張ってますね」と声をかけていただくこともあり、地域の方から温かい声をかけていただけることで、私もクリニックに来院するお母さん方を応援したいという気持ちを強く抱くようになりました。

子育ての先輩として、子育て中の母親を応援したい

先生自身も3人の子育て経験者で、子育て中のお母さんを応援されているのですね。

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私自身、仕事をしながら必死に子育てをしてきたので、お母さんの苦労は理解しています。産婦人科の時代から働いてくれている看護師は、乳房マッサージや授乳指導の経験も積んでいますので、お子さんだけでなくお母さんのケアにも注力していきたいと思っています。お母さんたちへの漢方薬も含めた処方もしています。また、忙しいお母さんのために、予約や問診をウェブでできるようにしました。受診前にご自宅で問診表の入力ができるので落ち着いて書くことができ、伝え漏れや質問漏れ、感染リスクの軽減につながります。お薬だけの再診などでは、アプリを使って手軽にオンライン受診をしていただくことも可能です。

子どもの患者さんにはどのように接していらっしゃいますか?

声かけはもちろんですが、一緒に遊んだりもしながら心を許してもらえるよう接しています。お母さんから、「子どもがここしか行かないって言うんですよ」という言葉を聞くと、ガッツポーズですね(笑)。先生なのに遊んでばかりいると思われるかもしれませんが、お子さんは最初の印象で病院嫌いになってしまうこともあるので、できるだけ無駄に痛い検査や注射などはしないよう精査しています。スタッフもお子さんの扱いには慣れているベテランが多いので、私がお母さんとお話し中、お子さんと一緒に遊んだりして退屈させないようにしてくれたりします。お母さんの相談事にもしっかりと応えていきたいという思いから、クリニック全体で明るく、何でも話しやすい雰囲気づくりには特に注力しています。

お母さんの相談に積極的に応じているのですね。最近はどんな相談事が多いのですか?

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体重が増えないなどの発育の悩み、言葉が遅いなどの発達の悩み、腹痛頭痛などの体調不良が続く、頻尿、夜尿などの問題、最近の休校期間には肥満になってしまったお子さんも目立ちました。体重が増えることは、お母さんが思っている以上に将来に響くので、気をつけていただきたいですね。また、弱視や近視などの相談もあります。お子さんの視力検査は、きちんとお子さんに答えてもらえないと判断が難しいため、自動で測定してくれる機器を導入して、早期発見に務めています。

家族みんなのかかりつけ医として利用してもらいたい

どんな症状のお子さんが来院されていますか?

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鼻水・鼻づまりやせきなどの鼻炎やアトピー性皮膚炎、便秘、腹痛、頭痛、検尿異常、夜尿症、肥満や低身長などいろいろなお子さんが来院しています。スギ花粉・ダニアレルギーの舌下免疫療法にも対応しています。食物アレルギーについても、負荷試験は現在行っておりませんが、症状に合わせた食事の制限などについてご指導させていただいています。負荷試験についても軽症の方については、今後実施していきたいと思っています。注射嫌いのお子さんには、原則7歳以上の方を対象にしておりますが、新しく導入したアレルギー検査法もあります。測定アレルゲンがハウスダストと花粉だけという簡易検査ではありますが、指先からの採血で20分で結果が出ます。予防接種の患者さんも多く、当院では、予防接種の時期にお知らせのハガキを送るようにしています。間隔の空く予防接種などは、お母さんが忙しいと接種時期を忘れてしまいがちですからね。

呼吸器内科が専門の先生も在籍しているそうですね。

呼吸器内科の勤務医である私の夫が、週に2回、当院で診療を行っています。妊娠をしたり、出産をしたタイミングで禁煙を考える方には、禁煙治療を行っていますし、気管支喘息や咳喘息、胸の痛みなども診ています。内科では、糖尿病、高血圧、高脂血症、痛風などの生活習慣病にも対応していますので、家族みんなのかかりつけ医としてご利用ください。また当院では大人が対象の麻疹風疹、帯状疱疹、高齢者肺炎球菌にも対応していますので、お気軽にご相談ください。

子育て中のお母さんへメッセージをお願いします。

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今は、コロナ禍で人と接触するのも不安な時期ですが、子どもの健康は感染症を防ぐことだけではないので、感染対策をしながら外遊びもさせてあげてほしいです。子どもは1年で大きく成長します。その年、その時期にしか経験できないこともあり、1年待つことはできません。体をつくる大事な時期だということも忘れないでほしいと思います。ゲームばかりして目が悪くなったとか、発達障害ではないかなど、いろいろな悩みもあると思います。どんな悩みにも耳を傾け、より専門的な治療が必要であれば、名古屋大学医学部附属病院、名古屋市立大学医学部附属西部医療センターやあいち小児保健医療総合センター、小牧市民病院などへ紹介いたします。当院は、家族みんなのファミリークリニックとして生まれ変わりましたので、母子だけでなく、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃん、どなたでも遠慮なく来ていただきたいと思っています。

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