全国のドクター8,888人の想いを取材
クリニック・病院 160,974件の情報を掲載(2021年12月08日現在)

  1. TOP
  2. 岐阜県
  3. 瑞穂市
  4. 穂積駅
  5. おおぐち泌尿器クリニック
  6. 大口 尚基 院長

大口 尚基 院長の独自取材記事

おおぐち泌尿器クリニック

(瑞穂市/穂積駅)

最終更新日:2021/10/12

184819 top

穂積駅より徒歩8分ほど、商業施設が多く立ち並ぶアクセス便利な場所に「おおぐち泌尿器クリニック」はある。白と茶を基調とした院内はバリアフリーで広々とした落ち着いた雰囲気。2014年に同院を開業した大口尚基院長は、大学病院で数多くの手術や治療を手がけ、頻尿、尿失禁、夜尿症、膀胱炎など小児から高齢者まで幅広い年齢の尿に対する悩みに向き合ってきた泌尿器科のエキスパート。とりわけ女性特有の泌尿器疾患治療を得意とし、患者の気持ちに寄り添う丁寧な診療が特徴だ。さらに、中医学に基づいたアプローチも行い、漢方薬を積極的に取り入れている。体の本来あるべき状態を保てるようバランスを整えることを主眼に置き、全身を診ることを信条とする大口院長。診療へのさまざまな思いを聞いた。

(更新日2021年4月13日)

小児や女性も気軽に受診。幅広い尿の悩みに寄り添う

開業のきっかけは何でしたか?

1

岐阜市が地元ですが、関西の大学を卒業してからもそのまま大学病院に残り、23年間にわたり勤務してきました。さまざまな経験を積み充実していましたが、専門としていた泌尿器科は外科系なので、年齢的にいつまで手術ができるのか、また、長男であるため親のこともこの先どうするのか、そういったジレンマから開業を意識するように。ただ、開業を意識し出したものの具体的な行動を起こすには時間的にもタイミング的にも難しく、悩んでいたんです。そんな矢先、担当の製薬メーカーの方が岐阜に転勤になり、そこで担当した開業医の先生がたまたま僕の幼なじみだったんです。その友人に相談に乗ってもらい、コンサルタントを紹介してもらうとあとはトントン拍子に開業まで進んでいきました。開業して5年たちましたが、身近なホームドクターとして地域の方が健康を保てるよう、自分の考える医療を提供したいという開業時の気持ちはずっと持ち続けたいと思います。

どんな患者さんが来院しますか?

泌尿器科と聞くと高齢者の患者さんが多いイメージをお持ちでしょうが、性別、年齢関わらずいらっしゃいます。パターンとして多いのは、近くの内科を受診して、ちょっと良くなったけどまだ気になるからと当院に来られる患者さん、あとは夜尿症などで悩むお子さんもいらっしゃいます。特に女性の場合は、腹圧性尿失禁といって咳やくしゃみをした時に尿が漏れたり、子宮や膀胱が落ちてくる骨盤臓器脱になったりして、尿失禁がひどくなるケースが多くあります。一般泌尿器科の診療ももちろん行っていますが、僕はずっと女性特有の疾患を専門に治療してきました。女性泌尿器科という分野に力を入れているクリニックは少ないかもしれません。

泌尿器科を受診するのに躊躇する女性は多いのでは?

2

「何回も悩んで来ました」と言われる女性の患者さんは多いですね。内科に行って悩みを打ち明けたら泌尿器科を勧められた方や、ひどくなってからやっと来院される方も少なくありません。そんなデリケートな分野ですから、できるだけ外から院内が見えないようにロールスクリーンで遮り、待合室も落ち着いた雰囲気をつくっています。また、女性だけの予約外来を土曜の午後から行っています。とにかくお話を聞き、きちんと受容して共感しながら、少しでも女性の気持ちに寄り添うことを心がけています。

全身を診ることを主眼に、中医学的アプローチも

大学病院勤務時と開業後では、診療スタイルに変化はありましたか?

3

大学病院のような大きな病院だと、患者さんも言いにくいというのもあるでしょうが、ここでは皆さんいろんなことを話してくださるので、丁寧にお話を聞くようになりました。患者さんと向き合うこの診療スタイルは、僕に合っていると感じますね。そんなふうに患者さんのいろんな声に耳を傾けていくと、西洋医学だけでは対処できないこともあるなと感じます。例えば、最初は泌尿器疾患がきっかけでも、お付き合いが進んでいくと、倦怠感や疲労、頭痛や冷えなど、原因がわからず悩んでいる患者さんが意外に多いことがわかってきます。そこで、当院では中医学の考え方も取り入れ、西洋医学と融合させた診療を行うようになりました。そうすることでアプローチの幅が広まり、マッチした治療法が見つかる場合もよくあるんです。

西洋医学と中医学の違いは何ですか?

西洋医学というのは、疾患の症状に直接働きかけていく、いわゆる対症療法です。一方、中医学は西洋医学とは違って体のバランスを整えるための医学で、主に漢方薬などを用います。人間の体は、そのバランスが崩れたときにさまざまな病気が出てくるというのが中医学の考え方なので、五臓六腑のバランスが取れていることが大事なんです。僕は大学に入ってからこれまでずっと、西洋医学を学び、実践してきましたが、開業する少し前に本格的に中医学を勉強し始め、現在は「全身を診る」ということを主眼に、西洋医学と中医学、この2つを融合させた医療を提供しています。

クリニックで行っている中医学的アプローチについて教えてください。

4

膀胱炎の患者さんの中には、抗生物質による治療が終わって尿検査してもきれいな状態なのに、「それでも不快感がある」と言われて来院される方がいらっしゃいます。こういったとき、その「不快感」がどこから来ているのかを突き止めるのに中医学は役立つんです。病気の原因はさまざまで、例えば仕事のストレスでイライラして、おしっこの回数が増えたり、おなかが痛くなったり、それだけで泌尿器疾患になったりすることも。そこで中医学では舌と脈を診て、どこが悪いか見当をつけて漢方薬を処方しています。また、普段の生活様式や食事の指導も行い、その人に合ったケアを行っていきます。

自然治癒力を高め、再発予防につながる根本治療を

治療の際、大切にしていることは何ですか?

5

患者さんの悩みに対して良くなるように応えていければ、それがベストだと思います。西洋医学は診断と手術が基軸ですから、検査を行い、手術が必要な場合は迅速に病院に紹介することが、病気の急性期では特に重要になってきます。一方で、根本治療には中医学が適しています。風邪をひいた時になぜ痰が出て、咳が出るのかを知らないといけません。風邪はウイルスが体の中に入ってきてそれを追い出そうとして体が頑張っているため、熱が出て咳が出て、痰が出て鼻水が出るんです。それを止めることなく、ウイルスを全部出してあげれば早く治ることにつながるんですよ。このように根本を治療することに目を向け、体の本来持っている自然治癒力を高め、病気を予防し、再発を防ぐ提案をしていくことも大切にしています。

検査や病診連携についてはどうでしょうか?

血尿が出て膀胱がんの疑いがある患者さんに対しては、軟性膀胱鏡による内視鏡検査を行っています。その結果、精密検査や手術が必要な方には、入院施設がある岐阜市民病院、大垣市民病院、松波総合病院、朝日大学病院などへ紹介しています。手術後は、再び当院へ通院していただき、経過のチェックや再発予防のために、定期的に内視鏡検査を行います。万が一の場合にも安心してクリニックを利用していただけるよう、スムーズな病診連携が図れるよう心がけています。

夜尿症で悩むお子さんも多いそうですね。

お子さんの夜尿症は、食べ物やストレスなど生活習慣が深く関係しています。こういった場合は西洋医学を使わないようにしています。西洋医学は対症療法ですから、薬を飲んだら飲み続けないといけなくなりますし、副作用が出てくる場合もあるでしょう。ですので、なるべくそのお子さんの体質に合わせて、中医学的にアプローチしていきます。また、親御さんには、「お子さんを叱ってはたり、焦ったりもしないように」と伝えています。親御さんが不安がるとお子さんはますますストレスがたまっていきますからね。夜尿症の大部分は成長に伴い頻度が減って、自然と治っていくものですが、最近は小学生の修学旅行が5年生に実施されるなど時期が早まっていますので、お悩みの方は一度受診してくださいね。

読者へのメッセ―ジをお願いします。

6

泌尿器に関わらず、体のことで悩んでいること、困っていることがおありでしたら、まずはご相談ください。泌尿器でかかっている患者さんが風邪をひいて、診断をさせていただくと、「風邪も診てくれるんですね」と驚かれる方もいらっしゃるんですよ。風邪だけじゃなく、男性向けのEDやAGA(男性型脱毛症)治療も行っていますので、悩んでいるくらいなら、とりあえずなんでも相談してほしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

AGA治療(1月分)6600円~9900円(税込)、ED治療(一錠)990円~(税込)

Access