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専門スタッフがそろう歯科医院

ハリヨ歯科

(大垣市/東大垣駅)

最終更新日:2022/11/04

ハリヨ歯科 歯科衛生士・保育士・管理栄養士 専門スタッフがそろう歯科医院 ハリヨ歯科 歯科衛生士・保育士・管理栄養士 専門スタッフがそろう歯科医院

「ハリヨ歯科」長縄陵亮(ながなわ・りょうすけ)院長は「歯科医院ができることは歯を削ったりする治療だけでなく、健康に関する情報の発信など多岐にわたる」と新しい歯科医院のスタイルを日々模索し続けている。歯科衛生士だけでなく、保育士、管理栄養士など各分野の専門知識を持ったメンバーがそろい、各々が意識を高く持って働くことができる環境づくりにも余念がない。スタッフミーティングなども多く行い、スタッフ同士での情報共有も活発な同院。その結果、地域の飲食店とコラボレーションした食事メニューに関する院内通信など、従来の歯科医院にはなかったようなアイデアも多く生まれている。そんな同院の取り組みについて、長縄院長をはじめ、歯科衛生士の長坂さん、保育士の羽島さん、管理栄養士の神谷さんに話を聞いた。

(取材日2021年3月16日)

「痛くなったら行くところ」「痛くて怖いところ」従来の歯科医院の固定観念をなくしたい

Q「進化した新しいスタイルの歯科医院」をめざす理由は何ですか?
A
ハリヨ歯科 新しいアイデアを持ち続ける院長

▲新しいアイデアを持ち続ける院長

【長縄院長】私が知っている歯科医師で歯科医院のほかに保育園も経営している方がいます。スタッフが子どもを預けられるという福利厚生の部分もありますが、歯科医師が実際に子どもたちの食育に関わり、口腔環境の改善をめざす側面もあります。今後歯科医院は、従来の削って詰めるという考えから予防にシフトしていくと思います。そしてわれわれは、歯科と全身との関係もさらに伝えていかなければなりません。そのため、低糖質メニューを出している飲食店の方に当院のミーティングに参加してもらって情報交換をしたり、虫歯になりにくいケーキが作れないかなど考えてみたりと、お口の中から健康を促進するアイデアを日々考えているところです。

Q専門性を持ったスタッフの存在も欠かせないですよね。
A
ハリヨ歯科 待合室にスタッフの明るさが伝わる

▲待合室にスタッフの明るさが伝わる

【長縄院長】食育や授乳の仕方など歯科医院が発信できることはたくさんあります。それらをその分野の専門家に伝えてもらうのが一番良いのではないかと考え、保育士や管理栄養士の資格を持ったスタッフに在籍してもらっています。例えば管理栄養士であれば、糖尿病や高血圧症の患者さんに対してアドバイスができます。歯科診療にプラスアルファの付加価値をつけていくことで、今までとは違った歯科医院のスタイルをめざしたいと考えています。そして何よりもそれぞれのスタッフが患者さんと向き合い真摯に話を聞く姿勢を大事にしています。聞いた話はみんなで共有し、チームとしてより良い治療を患者さんに提供できるよう取り組んでいます。

Q長坂さんは歯科衛生士として何を大切にして働かれていますか?
A
ハリヨ歯科 患者との対話を大切にしている

▲患者との対話を大切にしている

【長坂さん】患者さん一人ひとりのお名前やお顔を覚えて、しっかり対話することを意識しています。私たちが覚えていることで来院した日だけでなく、次に来たときに「また来て良かった」と思ってもらいたいと考えています。そして、日常的な会話をヒントに患者さんに合ったアプローチの仕方を工夫しています。例えば、今の季節だと「良い天気ですね」と会話を始めて、花粉症のことを伺います。花粉症だと治療中に苦しくなることがあるので、あらかじめ注意をしてお声がけできますよね。患者さんから「ありがとう」と言われるのが一番のやりがいです。お悩みを抱えて来る方も多いので、笑顔で帰っていただけるとうれしくなります。

Q羽島さんは保育士としてどんな役割を担っていますか?
A
ハリヨ歯科 まず耳を傾けて聞くことに専念している

▲まず耳を傾けて聞くことに専念している

【羽島さん】親御さんの治療中に小さなお子さんをお預かりしてお世話をする託児業務です。あとは初回のカウンセリングや受付業務も担当していて、大人から子どもまでさまざまな方と初回に30分話をさせていただいています。話を聞くのは意外と難しく、つい途中でこちらの話をしたくなってしまいますが、それは極力我慢。歯科が嫌いだと思っている子どもの心を開くのは特に大変ですが、小さなお子さんでも思っていることは必ずあって、こちらが決めつけずにその子の考えをじっくり聞いてあげるようにしています。最初はぶっきらぼうだった子が次第に笑顔であいさつしてくれるようになった時はやりがいもひとしおです。

Q神谷さんは管理栄養士としてどんなお仕事をされていますか?
A
ハリヨ歯科 離乳食相談や母親教室を実施している

▲離乳食相談や母親教室を実施している

【神谷さん】離乳食に関する相談や、小さいお子さんのいるお母さんに向けた母親教室を通して、食育や食事についてアドバイスしています。その際心がけているのは、どんなものを食べるかより、どんなふうに食べるかをわかりやすくお伝えすること。一般的に「この月齢にはこんな形状のものを食べさせる」という基準がありますが、お口の発達は人それぞれなので、一人ひとりに合った形状のものを食べさせてほしいとお伝えしています。離乳食相談では、1対1でお母さんとお話しするのですが、実践方法を提案した時に「教えてくれてありがとう」と言われたり、教えたことをすぐに役立ててもらえたりすると、とてもやりがいを感じます。

ドクターからのメッセージ

長縄 陵亮院長

これからの歯科医院は「痛くなったら行くところ」ではなくなっていきます。健康な口内環境をつくるためには、虫歯や歯周病の予防と普段からの食育が必要ですが、その認識がまだまだ少ないのが現状です。そのため当院ではそれぞれ専門性を持つスタッフに在籍してもらい、患者さんと同じ目線でなぜそれが必要なのかを説明することに力を入れています。初回には30分のカウンセリングを、次回も治療計画などのセカンドカウンセリングを行います。その時、ご自身の不安に感じることなどなんでも結構ですので、存分に語っていただければと思っています。安心、納得して通ってもらうことで治療に前向きに取り組んでもらえる環境づくりをしていきます。

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