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深谷 俊介 院長、村瀬 傑 副院長の独自取材記事

あいちハートクリニック

(知立市/知立駅)

最終更新日:2019/08/20

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先進のCT診断とカテーテル・レーザー治療を提供する「あいちハートクリニック」は西三河地区の有床循環器専門クリニックとして2017年9月に開業を果たした。日本外科学会外科専門医・日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医の深谷俊介院長と、日本内科学会総合内科専門医・日本循環器学会循環器専門医の村瀬傑(すぐる)副院長による確かな技術と安心の医療で地域の健康をサポートすることに努めている。それぞれの専門を生かした診療が同院の特徴だ。また内科外科の一般疾患についても丁寧な診療を心がけ、地域の安心できる「かかりつけ医」をめざしている。深谷院長と村瀬副院長の2人に循環器専門のクリニックの役割や、今後の展望について語ってもらった。
(取材日2017年9月27日)

地域待望の有床循環器専門クリニックが誕生

とても広くてシックな印象の建物ですが、内装外装のこだわりについてお聞かせください。

【深谷院長】ホテルのようなくつろげる病院にしたくて、内装はホテルのラウンジをイメージしました。患者さまの側からすれば、病院に行くということは当然治療を受けることですよね。そのため恐怖や不安を抱えて病院へ来られると思います。でもそういう気持ちを少しでも軽減できないかと考えました。患者さまが少しでもリラックスできるように外観もすりガラス状の外壁を採用してシックなイメージに仕上げています。廊下を回廊型にしたのも、患者さまが迷わないように配慮したためであり、中心にスタッフを集めたのもチームワークを考えたためです。この建物自体がこのクリニックの看板である、というつもりで作りましたね。

開業時、この場所を選んだ理由は?

【深谷院長】お互い以前から交流があったのですが、たまたまお酒の席で将来について語り合う機会があったんですね。そしたら意気投合して、最終的に2人でやっていこうと決めたんです。場所については、これだけの広い敷地を探すのは大変でしたね。入院のベッド申請が下りる地域でないといけないとか、いろいろな規制も考慮する必要がありました。循環器科を標榜する医療機関が少なく、また私の出身地であり、さらに私の両親が経営している老健施設への往診の範囲なども検討した結果、ここ知立で開業することを決意しました。

来院される患者さんはどのような方ですか?

【深谷院長】開業当初に想定していたよりも若い患者さまが多く来られていますね。この地域は若い方も多く住んでいる、これからますます発展する地域なのだと思います。そのためか立ち仕事、座り仕事で発症する下肢静脈瘤の患者さまも多いですね。またこの辺りは企業のオフィスが多いので、会社の健診なども多いですね。あとはおなかが痛いだとか、風邪ひいただとか、そういった一般的な症状で来られる方や、けがで傷を縫われる方もいらっしゃいます。地元のかかりつけ医という立場も担っていきたいので、そういった患者さまも気軽に受診していただけるようなクリニックでもありたい、と考えています。もちろん循環器科の専門医療機関であることもアピールしつつ両立させたいですね。

循環器疾患の早期発見と治療を両立させる

お二人が医師をめざされたきっかけについてお聞かせください。

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【深谷院長】私が小学生の頃、祖母ががんで手術になってしまったんですね。子どもの頃は祖母と一緒にいることが多く、そのことでショックを受けていたのですが、祖母が私に向かって「あなたに手術してほしかった」と言ったんです。それをずっと覚えていて、祖母から言われたその言葉が外科の医師をめざすきっかけになりました。外科の中で心臓血管外科を選んだのは、手術の腕で違いがはっきりでる科だからです。自分の腕が結果に直結するところにやりがいを感じて選びました。
【村瀬副院長】私の実家は花火屋で、長男である以上私が家業を継ぐんだろうなと思っていました。しかし父が自分の好きな道を行けと言ってくれて、それで医学の道へ進みました。祖母が脳梗塞で入院したことがあり、当時は私も病院へよく通ったんです。その経験も医師になろうと思うきっかけだったと思います。

患者さんに接するときに心がけていることはありますか?

【深谷院長】私の恩師である先生に指導してもらったことなんですが、診察中に1回は患者さまを笑わせなさい、と言われたことを実践しているつもりです。もちろん患者さまを診ながらですが、患者さまが何でも言えるように、堅苦しくなく壁を感じさせないことを心がけていますね。
【村瀬副院長】私は患者さまに笑顔になっていただきたいんですね。循環器系の病気は、毎日の本人の努力が必要になる治療が多いんです。そのため検査の数値が良くなった時などは努力の成果が出ましたねと、一緒に喜ぶことが大切だと思っていますね。患者さまには一緒に頑張ろうと声をかけ、そして改善が見られた時はその喜びを分かち合う、そういう気持ちで接しています。

専門性の違う2人の医師がタッグを組んだメリットや強みは、どんなところにあるのでしょう。

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【深谷院長】このクリニックでは、心臓に関して、予防から検査、診断、治療、手術、その後の経過など、すべて診ることが可能で、患者さまに循環器内科・外科医療のすべての情報も提供できます。それが患者さまにとって非常にメリットになると思います。私は心臓血管外科の専門家で、村瀬副院長は循環器内科の専門家。互いに意見を聞けるので、お互いが行う治療に対しての安全安心につながりますね。大きな総合病院などではセクショナリズムが働き、異なる診療科の連携が円滑にいきづらいんですが、そういうことは当院ではありません。例えば当院では、内科の医師によるカテーテル治療の際も外科の医師がすぐ近くにいますので、何かあったときにすぐに対応してもらえるし、相談もできるという安心感がありますよね。

地域医療の窓口として貢献する

日帰り心臓カテーテル検査について教えてください。

【村瀬副院長】私たちのクリニックでは狭心症、心筋梗塞といった冠動脈疾患を診断するための心臓カテーテル検査を行っています。以前は入院が必要でしたが、手首の血管から検査を行い、出血に伴う合併症や検査後の安静度を軽減することで、日帰りでも安全に検査を行うことが可能となりました。検査時間は約15~30分で、胸や心臓の痛みはほとんどありません。病気が見つかった場合は血管内を風船で拡げてステントを留置するカテーテル治療にも対応しております。15年間で数千例のカテーテル検査、治療に携わってまいりました。これまでの豊富な経験と実績を生かして、少しでも痛みや体への負担が少ない安全な検査、治療ができるよう心がけております。

これまでで印象深い患者さんはいますか?

【深谷院長】研修医時代は一般外科でしたが、その時に診た末期がんの患者さまですね。もう死期が迫っていたものの人工肛門増設術を行ったことで食事も取れるようになりました。明治生まれの方で私に戦争の話をしてくれたりしたんです。しかし結局お亡くなりになり、その経過と患者さまの苦しむ姿を見て、正直がんという病気に立ち向かう気持ちが弱くなりました。結果その患者さまとの出会いが、専門を消化器か心臓かで迷っていた自分を、心臓血管外科へ導いたのかもしれません。
【村瀬副院長】私は心臓のCT検査を行う際、できるだけ他の部位にも気を配るようにしているんです。以前たまたま心臓以外で気になる部位を見つけた患者さまがいました。結局肺がんだったんですね。幸い早期だったため手術せずに完治でき、その方も「本当に良かった」と喜んでくださいました。やはり他の部位もきちんと診ることは大事だと、その患者さまの経験から学びました。

読者へのメッセージをお願いいたします。

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【深谷院長】下肢静脈瘤の患者さまもかなり多いのが実情で、当院でもカテーテルによる血管内焼灼術にも対応しています。長年お悩みの静脈瘤が針穴ひとつで、日帰りで治療できますので、静脈瘤の患者さまはぜひ受診していただければな、と思います。また当院は外観の雰囲気からか、足を運ぶのに少し躊躇してしまうこともあるようで……。でもそんなことは全然なく通常のクリニックとして、風邪ひいた、おなかが痛いなどでもしっかり診ますので気軽な気持ちで利用していただきたいですね。お子さんの病気、けがでも、些細と思われるようなことでもお気軽にご相談してほしいと思っています。決して入りにくいクリニックではありませんから、地域の皆さんのかかりつけ医としてぜひ利用していただきたいですね。

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