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政田 俊明 院長の独自取材記事

まさだ整形外科

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2019/10/24

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大阪・神戸からもアクセス至便な西宮駅前にある「まさだ整形外科」。90坪の広々とした院内は高級感と清潔感があり、まるでホテルのような心地良さだ。温厚で優しい笑顔を絶やさない政田俊明院長をはじめ、受付・看護師・理学療法士などスタッフの対応も丁寧で、ホスピタリティーあふれる院内の雰囲気。リハビリテーション室には、振動を利用したトレーニングマシンなど、幅広い症状に対応できるリハビリテーション機器がそろう。「骨のかかりつけ医として、地域医療に貢献したい」と語る政田院長に、診療方針や骨折の予防などについて話を聞いた。
(取材日2019年4月15日)

めざすはなんでも相談できる“骨のかかりつけ医”

まずはこちらの医院を開院した経緯を教えてください。

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当院は2017年7月に開院しました。経緯としては、大学を卒業後、大阪市立大学整形外科に入局。研修医・大学院を経て、人工関節で知られる市立吹田市民病院などで勤務し、多くの手術や医師としての経験を積みました。その後、2009年に西宮渡辺病院に西宮人工関節センターを開設するにあたって「関節外科を担当してくれないか」という話があったのです。西宮人工関節センター開設時から8年2ヵ月の間、西宮周辺の多くの患者さんの整形外科治療にあたり、西宮渡辺病院時代だけで相当な数の人工関節置換術に携わりました。そうした中で、最終手段の手術的治療だけでなく、リハビリテーションや骨粗しょう症などの骨の予防や相談を含めた“骨のかかりつけ医”的な存在となる医院を開院したいと思うようになり、長年お世話になった西宮に開院したのです。

どのような方が来院されますか。

お子さんや学生、駅前なので通勤帰りの会社員の方も来られます。とはいっても全体でみると60歳以上の患者さんが多い印象です。主訴については、私の専門が膝・股関節ということもあり、変形性関節症など下肢の疾患の方も多いです。ただ開業してみて驚いたのは、ストレートネックなどによる肩凝りの方がとても多いこと。肩凝りの治療としては、首のけん引、マイクロ波による電気治療、痛みがひどい場合は理学療法士による筋肉をほぐす施術をします。それでも痛みが取れない場合は、筋肉と筋肉の間にある、痛みを感じるレセプターに注射する筋膜リリースで痛みを解消します。エコーをあてて場所を確認し薬を入れることで、頑固な肩凝りにアプローチします。その他に、巻き爪の手術や爪白癬の診療も行っており、ご高齢の患者さんなど、他の疾患のついでに診ることもありますね。

診療のモットーは何ですか?

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「患者さんに笑顔になって帰っていただきたい」ということですね。ここに来て良かった、と患者さんに思ってもらえるよう、スタッフ一丸となりサポートしたいと考えています。患者さんと関わる上で一番大事にしているのは、やはり信頼関係です。信頼していただくため、不安や痛みを抱えて来られる方の気持ちをほぐし、丁寧に説明をするよう心がけています。患者さんがどこまでしてほしいのか、問診の中でしっかり把握することも大切です。薬だけでいいのか、注射までしたいのか、手術もしたいのか。そのためにもコミュニケーションはしっかり取っています。ですので、当院の診察時間はやや長めなんです。極力お待たせしないようにしていますが、やはり少し時間をかけてでもしっかり診ていきたいと思っています。

高齢者を骨折から守るため、予防に注力

予防医学に注力していらっしゃるそうですね。

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関節疾患の場合は、最終的に手術で対応できますが、手術を希望されない患者さんも多いです。そうした中で、「疾患がひどくなる前に、そもそも何か症状が出たり、病を患う前の”予防医学”に力を入れていけば、将来的に手術になる方が減るのでは」との考えに至りました。加えて、現在の日本では要介護・要支援を必要とする方の4分の1が整形外科疾患というのが現実。圧倒的に骨折が多いのですが、その骨折の方を減らすためには、骨粗しょう症の予防をしないといけません。超高齢社会を迎えて、いかに介護を必要とする期間を短くするかが、整形外科に携わる医師の使命だと考えています。そうした想いもあって、開院以来ずっと骨折や骨粗しょう症の予防に注力しています。

具体的にどのように予防するのでしょう?

まずは骨粗しょう症の検査、つまり骨密度検査をします。骨密度検査は、医院への導入数がまだ少ないというDEXA法による骨密度測定装置で検査を行っています。股関節と腰椎の2ヵ所に2種類のエックス線を当てることで骨密度を測り、それによって骨粗しょう症や骨折の予防ができるんですね。骨密度が低い方の治療としては、まず、骨を作る細胞の働きが弱いのか、骨を壊す細胞の働きが強いのかを判断します。多くの場合は骨を壊す細胞のほうが多く、骨吸収が盛んな状態で、それを抑える薬を投与します。月1回や週1回の飲み薬や、毎日の注射などいろいろと方法がありますが、当院では月1回の静脈注射を行うことが多いです。これにより患者さんの通院回数を減らすことができます。骨を壊す細胞の働きを抑制すると、骨を作る働きばかりになるので、骨が強くなると考えられるのです。

リハビリテーション室がとても広く、設備も多いですね。

治療のアプローチの幅を増やすため、いろいろな機械を置けるよう広さにはこだわりました。リハビリテーション機器の一番の特徴としては、フィットネスクラブなどでも使われている“振動を利用したトレーニングマシン”を導入していることです。振動する台の上に、スクワットやストレッチの体勢で30~45秒間乗り、筋力トレーニングやストレッチを効率良く行います。足腰や膝が悪くストレッチや運動ができない方も、体への負担を抑えながら筋力トレーニングすることが可能です。そのほか、物理療法のリハビリテーション機器としては、頸椎・腰椎けん引装置、マイクロ波治療器、低周波治療器、超音波治療器、エアマッサージ機、ウォーターベッドをそろえています。加えて、理学療法士によるマッサージやストレッチ、可動域訓練などで、さまざまな機能障害のリハビリテーションをサポートしています。

手術が必要な場合、先生に立ち会ってもらえると聞きました。

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そうです。病床を持たない医院が、地域医療連携をしている病床のある病院の病床を借りて患者さんの手術対応ができる「開放型病床システム」を取り入れています。それにより当院の患者さんで手術が必要になった場合は、西宮渡辺病院へ紹介し、先方の医師と私が一緒に手術を行うことができる。日頃診察している医師が手術に立ち会うことで、患者さんに安心して手術に臨んでいただけるメリットがあると思います。

将来的には訪問診療も行い、さらに地域に貢献を

なぜ医師になろうと思ったのですか?

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父が消化器外科医でしたから、やはりその影響が大きかったですね。私が小学3年生の時に父の病院に遊びに行ったのですが、父が白衣姿で出迎えてくれたんです。その姿が衝撃的に格好良くて。「これはお医者さんになるしかない」と思いました(笑)。整形外科を選んだのは、先を見ると高齢社会が立ちはだかっていたので、整形外科の必要性を強く感じたからですね。患者さんの全身管理ができて、手術もできるということも、整形外科を選んだ理由の一つです。

ご自身の体のメンテナンスはどのようにしていますか?

毎週日曜の朝にテニスをしています。中学から大学まではずっとバレーボールをしていて、スポーツは好きなんですよ。働き始めてからは、医局の中でテニスを始めて、10年前からテニスクラブに通うようになりました。健康維持にもいいし、気分転換になりますね。テニス以外では、リハビリテーション室の振動を利用したトレーニングマシンに乗っています。診療時間が終わって、スタッフが帰ってから……(笑)。10分ほど乗るだけで、筋肉がほぐれて翌朝の体調が違うので、皆さんにもぜひお試しいただきたいです(笑)。

最後に今後の展望をお聞かせください。

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コンビニエンスストアに行くような形で気軽に、「痛みが気になるから、“まさださん”にちょっと行ってくるわ」という感じで、患者さんが気楽に通いやすい医院になりたいですね。“骨のかかりつけ医”として地域に浸透していくことをめざしています。今後はますます高齢化が進むと思うので、通所リハビリテーションや訪問リハビリテーション、訪問診療を最終的にはしていきたいです。そうすることでもっと地域に貢献できる医院になれたらと考えています。

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