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佐々木 徹 院長、佐々木 紗栄 副院長の独自取材記事

ささき内科・消化器内科

(横浜市青葉区/江田駅)

最終更新日:2019/08/28

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東急田園都市線・江田駅西口から徒歩15分の場所にある、「ささき内科・消化器内科」。白を基調とした院内は天井が高く、大きな窓からは日差しがたっぷり差し込んで、明るく開放的な空間が広がっている。院長の佐々木徹先生は内視鏡検査のスペシャリスト。これまでに内視鏡検査を2万件以上手がけ、早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の開発と普及に貢献した実績を持つ。一方、佐々木院長の妻で副院長の佐々木紗栄先生は、循環器内科の医師。生活習慣病など病気の治療はもちろん、「何となく調子が悪い」といった悩みにも女性の医師ならではの心配りで対応している。「なんでも気軽に相談できる場として、地域の皆さんと同じ目線で歩いていきたい」と語る佐々木院長と紗栄副院長に、話を聞いた。
(取材日2018年1月16日)

医療の最前線で、病気の早期発見と予防に力を尽くす

まずは、開院の経緯をお聞かせください。

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【佐々木院長】東京大学を卒業し、同大学医学部附属病院や公立病院の内科、救命救急センターで経験を積みました。その後北里大学病院では、内視鏡と消化器がんの診断と治療を学び、早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の開発と普及にも携わりました。開院したのは、さまざまな悩みや痛みに苦しむ多くのがん患者さんと接するうちに「病気の早期発見と予防に力を尽くしたい」と思うようになったからです。大学病院のような医療の「最先端」から「最前線」の現場であるクリニックにフィールドを移して、風邪や胃腸炎、生活習慣病といった病気の治療はもちろん、内視鏡検査やワクチン接種など、病気の予防と検診による早期発見・早期治療に比重を置いた診療を展開しようと、2017年6月に当院をオープンしました。今までの経験を生かして、まずはこの青葉区から、胃がん・大腸がんで亡くなる人をゼロにすることをめざしたいと思っています。

紗栄副院長のご経歴と、クリニックでの役割をお聞かせください。

【紗栄副院長】私は循環器内科の医師として北里大学病院などで診療してきました。妊娠を機に健診センターに移り、3人の子どもの子育てをしながら健診センターに勤務しています。現在は週2日で外来に携わっていますが、40~50代の女性の患者さまが多く、病気ではないけれど何となくだるい、疲れやすいといった悩みをお聞きするうちに、女性医師だからこそできることがあるのではないかと感じているところです。また、今までは健診センターで結果をお伝えするところまでしかできていませんでしたが、今は生活習慣病を指摘されたその後の患者さまを診ることができ、やりがいを感じています。

どのような患者さんが多いでしょうか。

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【佐々木院長】一般的にクリニックを受診される患者層は、ご高齢で持病のある方が中心だと思いますが、当院の場合、40~60代で慢性疾患のない方が、検診目的で来院されることが多いですね。しかも、当院に来る以前から定期的に人間ドックなどで検査を受けている方がほとんどで、他のエリアと比べて健康への意識が高い方が多いと感じています。がんに限らず、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病も早く見つけて早く治療すれば、あとでつらい思いをしなくて済むことがほとんどです。将来的にはインターネット予約システムを導入するなど、より受診しやすい環境を整えていきたいと考えています。

先進の内視鏡を導入、がんで亡くなる人を減らしたい

クリニックの特徴のひとつである、内視鏡検査についてご説明ください。

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【佐々木院長】レーザー光源を搭載した新世代の内視鏡システムを導入しています。従来のシステムよりも炎症が明確になり、食道がんなど見逃されやすいがんもより見つけやすくなりました。またスコープもより細くなって、検査に伴う苦痛が少なくなったこともメリットですね。私は、内視鏡検査は継続的に受けてもらうことが大事だと考えています。今回はまったく異常がなくても、1年後には異常が見つかるかもしれませんし、仮に見落としがあったとしても1年後に再度検査を受けてもらえれば命を救うことができるからです。そのためには、なるべく苦痛の少ない検査を行うことが重要です。当院では、鎮静薬を使って眠った状態で検査をする、鎮静下内視鏡検査も行っています。ただ、鎮静薬を使用すると検査終了後は車の運転ができないなどの制限もありますので、詳細をご説明して納得いただいた方に実施しています。

内視鏡検査を受けたほうがよいタイプや、適切な検査の頻度をお教えください。

【佐々木院長】胃や大腸の内視鏡検査では、消化器系のがんを早期発見できるだけでなく、今、日本で患者数が劇的に増えている潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患を見つけることもできます。20~30代の若い方でも習慣的な下痢がある場合は、積極的に検査を受けていただきたいですね。40代以降の方は、症状の有無にかかわらず、定期的に検査を受けることをお勧めします。定期的と言っても毎年必ず受けなければならないわけでありません。大腸がんはほとんどの場合、腫瘍性のポリープが年月を経てがん化していくという経過をたどるので、ポリープの有無によって検査の頻度も異なります。状態が良ければ、最長で5年置きの検査で大丈夫です。まずは一度検査を受けて、ご自分の検査の頻度を確認してみてください。そのスケジュールに沿って検査を受けていれば、進行した状態で大腸がんが見つかるという事態は避けられるはずです。

ピロリ菌の検査も積極的に実施されていますね。

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はい。胃がんにはさまざまなリスク要因がありますが、そのひとつにヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の持続感染が挙げられています。ピロリ菌の感染率は衛生環境と関連していて、日本では上下水道が整備されていなかった時代に幼児期を過ごした60代以上の世代で高く、若年層では低下傾向にあります。しかし、20代での感染率は20%程度とされ、決してゼロではありません。ピロリ菌は母子感染の可能性も否定できないため、特にこれから妊娠・出産を控えた若い女性は、ピロリ菌に感染しているかどうか調べてみることをお勧めします。胃がんで亡くなる人の割合は、以前と比べて減ってきています。当院でも内視鏡検査や、ピロリ菌の感染診断と除菌治療を進めることで、微力ながら胃がんの撲滅に貢献できればと思っています。

患者への共感力を大切にしながら健康をサポート

患者さんと接する際、どのようなことを心がけておられますか?

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【紗栄副院長】患者さまのお話をしっかりお聞きすることです。病気とは直接関係のない情報が、治療を進める上で重要になることもあります。ですからどんな症状がいつから続いているかといったお話だけでなく、家族構成などの生活背景もお聞きしています。でも「聞かなければいけない」という義務感からではなく、患者さまとお話しするのが楽しいからやっていることでもあるので、自然と会話が弾みますね。
【佐々木院長】医師は時として、「この治療がいい」と押しつけがちになるところがありますが、副院長は患者さまに対する「共感力」が高いので、安心して外来を任せられます。心の悩みやストレスが消化器の症状として現れることも少なくありません。しっかりとお話をお聞きすることで、病気の一歩手前で苦しんでいる方をサポートできればと思います。

今後の展望をお聞かせください。

【紗栄副院長】将来的には、ダイエットや更年期、便秘など、女性に多い悩みに対応する外来を立ち上げたいと思っています。病気ではなくても、健康への不安を気軽に相談していただける存在として、皆さんと同じ目線で肩を並べて歩いていけたらうれしいですね。

最後に、地域の方や読者へのメッセージをお願いします。

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【佐々木院長】私が医師をめざしたのは、医学は科学だけでなく社会学や心理学、文学、政治、経済など、あらゆる学問に通じていて、医師になるための勉強をしておけば自分のやりたいことが見つかるはずだと思ったからなんです。実際に医師になって、これまで勉強してきたことが、自分だけでなく人のためにもなるところにやりがいを感じています。当院での外来診療の目標は、来院された患者さまに笑顔で帰っていただくこと。患者さまの気持ちが少しでも軽くなればと、楽しい会話を心がけています。当院で心のエネルギーをチャージして、来院したときよりも元気になって帰っていく、そんなクリニックでありたいと思っています。病気や健康に関して不安なことがあれば、なんでも相談ください。

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