検査・診断を丁寧に行う
安全性を重視したインプラント治療
さくらい歯科
(広島市中区/舟入川口町駅)
最終更新日:2023/02/02


- 自由診療
失ってしまった歯を補うことで残っている歯を守ることが期待されるインプラント治療。治療法としても確立されており、一般にも広く知られるようになってきたインプラント治療だが、実際に治療を受けるとなると具体的な治療内容や、治療後のメンテナンスなどが気になる人も多いかもしれない。患者の歯に関する悩みを解決するため、「さくらい歯科」では、インプラント治療をスタートする前にCTなどの各種検査を行い、それらの結果に基づいて適切に診断。患者の希望を聞きながら綿密に治療計画を立て、安全性を重視したインプラント治療を行っている。今回は櫻井博之院長に、同院のインプラント治療の特徴や治療期間、治療前から治療後までに行われる診療内容などを聞いた。
(取材日2022年12月20日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qこちらのインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
検査では、通常のエックス線に加え、より鮮明な画像を撮影できる高精度の歯科用CTを使用し、精密なデータを用いて綿密な治療計画を立てています。また、口腔内や口元の写真をさまざまな角度から撮影し、歯肉の状態、噛み合わせ、顔貌との調和を確認。インプラント治療を行うにあたって、最終的なゴールをどの位置にもっていくか、どのように歯を作るのかなどを考慮しながら、デジタル機器を使ってシミュレーションを行い、インプラントを入れる角度や深さ、大きさなどを決定します。インプラント治療は個室で行いますのでリラックスしていただけますし、感染対策という意味でも安心していただけると思います。
- Qインプラント治療にかかる期間を教えてください。
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A
患者さんのお口の状態によりさまざまですのでケースバイケースですが、例えば、歯を抜く必要がなく、なおかつ十分な骨があって、歯肉に問題がない状態でインプラント治療を行う場合は、だいたい3~4ヵ月間くらいが治療の目安になります。しかし、骨や周りの歯、歯肉の状態が良くない場合は、その環境を整えてからインプラントを入れますので、その分の治療期間がかかります。周りの歯に虫歯がある状態や、歯周病が未治療の状態でインプラントを入れると、そのインプラントを入れた部分が歯肉の病気、感染を起こすこともあります。虫歯や歯周病の治療をまず行ってからインプラント治療に進むことが通常です。
- Q先生は、どのような点を重視して治療をしているのですか?
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A
単純に歯のないところにインプラントを入れてかぶせ物をしたら終わりではなく、そのインプラントがどのように機能するのかを確認していきます。問題なく使えるかということだけでなく、見た目の部分にも気を配ります。また構造的に、その歯が長持ちするかなどの力学的な視点をもち、材質的にも体に害がないかということも考慮した治療を行っています。患者さんのご希望を伺いながら、写真データなども参照して説明を行い、納得していただいた上で治療を開始します。患者さんとは治療をスタートする前だけでなく、治療を行っていく中でも治療のゴールを共有しながら治療を進めていきます。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1丁寧なカウンセリングと精密な検査
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まずカウンセリングで口腔内の状況や悩み、希望を伝える。同院では個室診療室をはじめ、患者のプライバシーに配慮した工夫を行っているため、安心して相談できるだろう。同院では、顎の骨や骨の中の神経血管の状態を確認するため、CTはより鮮明な画像を得られるタイプを導入している。大きなモニターでエックス線やCTなど口腔内全体の検査結果を見ることができ、希望に合った治療プランを提案してもらう。
- 2治療プランを選択する
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総合的な判断を行うために各種検査を実施。ケースによっては口腔内スキャナーを使って型採りを行う。検査から約2週間後に完成するシミュレーション模型を用いて治療のゴールを共有。治療プランが多岐にわたる場合はAプラン、Bプランなど、いくつかの選択肢から患者が選択する。治療期間や費用を含め、治療法それぞれのメリット・デメリットをしっかり説明してもらえるため納得した上で選べるだろう。
- 3歯周病や虫歯の治療、顎の骨の再生治療などの術前準備
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歯周病治療などの必要な治療を行ってから手術の日程を決める。検査によって骨や歯肉が足りない状態であると判断された場合は、インプラントを入れる前に骨や歯肉を作る処置を行う。大きく骨を失っているところに人工的な骨材料を使って骨を作るための治療は、短くても6~9ヵ月必要となる。通常は人工的な骨が周りの骨になじむのを待ってからインプラントを埋入する。
- 4痛みに配慮したインプラント埋入手術
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痛みの少ないインプラント治療をめざす同院。骨があって埋入するインプラントが1本などシンプルな治療の場合は、抜歯より痛みが軽いケースも少なくないという。表面麻酔の塗布や、部位によっては電動麻酔器で痛みに配慮している。CTやデジタル機器を用いた適切な診断と併せて、ケースによってはマイクロスコープを活用することでより精密な治療をしてもらえるのも特徴的。
- 5定期的なメンテナンスを受ける
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治療後の良い状態を保ち、再発を防ぐための定期的なメンテナンスが大切。同院では一般的に、3ヵ月に1回のメンテナンスを勧めている。インプラント治療後の口腔内の環境が悪い場合は1ヵ月に1回行うこともあるという。どのような口腔環境でそれが使われているかによるため、定期的な通院でトラブルのない口腔環境を保っていこう。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/44万円~ 骨を作る処置(骨造成)/5万5000円~ 歯肉を作る処置(歯肉移植)/5万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。