全国のドクター9,287人の想いを取材
クリニック・病院 158,646件の情報を掲載(2024年4月19日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. 越谷市
  4. 越谷駅
  5. アップル歯科クリニック
  6. 服部 正樹 院長

服部 正樹 院長の独自取材記事

アップル歯科クリニック

(越谷市/越谷駅)

最終更新日:2023/11/28

服部正樹院長 アップル歯科クリニック main

越谷駅東口から徒歩約9分。埼玉県道52号線と青葉通りの交差点そばにあるのが「アップル歯科クリニック」だ。服部正樹院長は、東京歯科大学を卒業後、複数の歯科医院に勤務しながら、さまざまな研修会や勉強会に参加して研鑽を積み重ねてから同クリニックを開業。以来、虫歯や歯周病の治療、歯列矯正、入れ歯治療、インプラント治療、予防歯科などオールマイティーに対応している。クリニックには、セカンドオピニオンを求めて来院してくる患者も多いそう。治療技術の研鑽を重ね、精密で正確性にこだわった診療に努める服部院長だが、その語り口は穏やかで気負いがない。「格好つけるのは嫌なんです。どんなときも自然体でありたいですね」と笑顔で話す。そんな服部院長に、クリニックの特徴や歯科医療への思いなど話を聞いた。

(取材日2022年9月6日/情報更新日2023年10月24日)

歯科意識の高い患者のさまざまなニーズに対応

患者さんはどのような方が多いですか? また地域性など何か感じておられることはありますか?

服部正樹院長 アップル歯科クリニック1

ここ越谷は、ベッドタウンでファミリー層からご高齢の方まで幅広い年齢層の方が暮らしています。当院に来られる患者さんも1歳から90歳代の方までさまざまです。すぐそばに小学校があって子どもも多い地域なので、お子さん連れの方もよく来られますよ。患者さんたちの歯科意識は高いですね。お子さんの予防歯科に意欲的な親御さんや歯科医療に関心を寄せている方が多い印象です。矯正やインプラント治療をご要望する方も多く、ご自身の歯をより長く健康的に保つためには何が大切かということをよく理解なさっています。

越谷に開業しようと思ったのはどのような理由からでしょうか。

開業場所を探していた時、たまたまこの物件を紹介されたのがきっかけです。この地域は幅広い年齢層の方が暮らしていて、それまで私が勉強会で学んできた知識や技術をより多くの方々に還元できればと思ったのです。これは開業した後で思い出したのですが、大学時代、木を彫ったり絵を描いたりしていた時期がありました。当時、木彫りの材料を知り合いがくれるというので受け取りに行ったのが、この近くの川だったんですよね。越谷から丸太を担いで帰ったのをよく覚えています。その時から何らかの縁があったのかもしれません。

診療の際、どのようなことを大切になさっていますか?

服部正樹院長 アップル歯科クリニック2

できるだけ患者さんに納得してもらえるよう努めています。口腔内の状態を丁寧に説明するとともに、患者さんのニーズもしっかり捉えるようにしています。例えば複数のトラブルがある場合、本当は一気に治したほうが良くても患者さんはそこまで望んでいないこともあるでしょう。決して押しつけるのではなく、何回かコミュニケーションを取りながらより良い治療につなげるようにしています。ただ、当院の患者さんの場合、こちらが提案した治療はほぼ納得して受けてくださる方が多い印象ですね。待合室のモニターで素材やインプラント治療についてなど情報を流していますので、ある程度の知識を持っている方も多く、解決策として何がいいのかよく理解なさっている印象です。患者さんには楽しく通って笑顔で帰ってもらいたいので、帰り際に「痛かったなぁ」などと感じることのないよう麻酔の仕方も工夫し、痛みに配慮した治療を行うことを心がけています。

マウスピース型装置を用いた矯正やインプラントに注力

特に力を入れている診療内容について教えてください。

服部正樹院長 アップル歯科クリニック3

患者さんの困り事に全般的に対応しつつ、ニーズの高まりを受け、マウスピース型装置を用いた矯正に力を入れています。ワイヤー矯正と比べて矯正期間が短く、装置が透明で目立ちにくいといった利点があり、お子さんの矯正でも希望されるケースが多いですね。当院ではまず検査でデータを集めてこの方法が適応可能かもしっかりと診断し、矯正を行うにあたっては、歯並びだけでなく、噛み合わせも含む顎位を適切な位置へ調整することをめざします。日常生活の中で顎に負担がかかり、少しずつあるべき位置からずれていくと、咀嚼に悪影響が出ることがあります。正しく咀嚼できなくなった結果、顔の形が変化してしまう場合も。見た目と機能の両面の改善を図るために、この顎のずれを元に戻してあげることが、マウスピース型装置を用いた矯正においても重要になります。

矯正後のイメージがつかないという人もいそうですね。

マウスピース型装置を用いた矯正では、口腔内スキャナーで採ったお口の中のデータをもとにパソコン上でシミュレーションを行い、その内容を患者さんと一緒に確認していくため、矯正後をイメージしやすいと思います。パソコンソフトが自動で作ったシミュレーションに患者さんの細かな要望を取り入れ、歯の移動が適切かを私の目でも確認して微調整を加えた上で、装置の製作を進めていきます。装置は1日20時間以上つける必要がありますので、患者さんご自身にモチベーションを維持していただくことも大切だと知っておいてくださいね。

インプラントもニーズがあるようですね。

服部正樹院長 アップル歯科クリニック4

そうですね。最近ではインプラント治療を希望する方もよくおられます。当院では、世界各国で使用されているスイスのメーカーのインプラント体を使っています。施術をする際は、CTや口腔内スキャナーなどで得たデータをもとにシミュレーションを行い、インプラントの長さや位置、角度などを詳細に確認しています。その後、シミュレーションどおりに埋入するためのガイドとなるステントを作製し、それを使って施術をします。当院では、そのステントも私自身で製作しています。埋入はほんのわずかな誤差が出てもいけませんし、患者さんの口の大きさによってはガイドが合わない場合もありますので、精密で安全な治療ができるよう細かな点までこだわっています。

スタッフさんも親しみやすい雰囲気ですね。

歯科衛生士や受付スタッフは、患者さんとよくコミュニケーションを取っていますね。長く通っておられる方も多いですし、中にはスタッフとお話しするのを楽しみにしている方もおられます。定期検診は歯科衛生士が中心に行っていて、何か気になる症状があれば私が診て確認しています。患者さんにしてみれば、歯科衛生士の対応だけで治療が終わるのが一番良いのではないでしょうか。何も問題がないのに私が出ていくと、それだけで患者さんはおびえたり緊張してしまったりするかもしれませんから(笑)。

これからも患者が幸せになれる歯科医療の提供を

そもそも、先生はなぜ歯科医師をめざされたのですか?

服部正樹院長 アップル歯科クリニック5

祖父、父と代々北海道で歯科医師をしていましたので、自然の流れで私も歯科医師をめざしました。自分の性格上、会社といった組織の中で働き続けるのは向いていないとも感じていましたしね。もともと手先が器用で、細かいものを作るのが得意だったというのも理由です。実際、歯科医師になってみて、自分に合っていると感じます。矯正やインプラントなど、噛み合わせも含めて口腔内全体の環境を整えていくことで患者さんに喜んでいただけたりすると、やはりやりがいを感じます。正直、大変だなと思うこともありますが、診断力や治療の質など他の先生には負けないぞ、という気持ちでやっているからこそ、続けられるのだと思います。今も月1回勉強会で研鑽していますし、これまで積み重ねてきた知識や技術をより多くの患者さんにフィードバックしていきたいですね。

プライベートの時間はどのように過ごされていますか。また、健康の秘訣などは何かありますか?

以前は、絵を描いたり木工したり文章を書いたりしていたのですが、最近は、なかなか難しいですね。大学時代はアイスホッケーをしていて、その一方で茶道部にも入っていて、動と静、両方楽しんでいました。格闘技も好きで、つい先日も動画サイトを見ながら見よう見まねで足を動かしたりしていました。動画に感化されてボクシングジムに通おうかな、なんて思っただけなんですけどね。そんな感じで過ごしています(笑)。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

服部正樹院長 アップル歯科クリニック6

診療台があと2台入るスペースがありますので、今後は先生を増やして診療体制を拡充していこうと考えています。当院に来てくださった方が幸せになれるような診療をこれからも追及していきたいですし、幸せになれる方々をもっと増やしていきたいですね。小さなお子さんの矯正や大人の方の入れ歯、インプラント治療など、どのような診療であっても、患者さんにご満足いただけるような診療を提供していきますので、何か気になることや困っていることがあればお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

虫歯治療(かぶせ物)/6万500円~10万4500円
虫歯治療(詰め物)/3万3000円~5万5000円
総入れ歯/7万2600円~
インプラント治療/38万5000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/45万~88万円
歯列矯正:プレート矯正/11万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access