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昼間の眠気は疲労のサインかも
睡眠習慣を見直すきっかけに

疲れと眠りのクリニック淀屋橋

(大阪市中央区/淀屋橋駅)

最終更新日:2025/10/15

疲れと眠りのクリニック淀屋橋 昼間の眠気は疲労のサインかも 睡眠習慣を見直すきっかけに 疲れと眠りのクリニック淀屋橋 昼間の眠気は疲労のサインかも 睡眠習慣を見直すきっかけに
  • 保険診療
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人生の質を大きく左右するといっても過言ではない、疲労や睡眠の問題。しかし、問題を抱えながらも適切な改善方法を見出せないまま日々をやり過ごしている人は少なくないだろう。「疲れと眠りのクリニック淀屋橋」は、そんな「疲れ」と「眠り」に焦点を当てて診療を行っている。院長を務めるのは、大阪市立大学医学部附属病院(現・大阪公立大学医学部附属病院)で慢性疲労症候群の臨床と研究に従事していた中富康仁先生。「昼間の眠気は病気が原因の場合とそうでない場合があり、健康をめざすためには、日々の睡眠を見直すことも重要です。未病の段階で対策することが重要ですから、まずは検査だけでも受けていただけたら」と強く訴えかける。今回は、昼間に眠気を感じる原因から、関連する病気、昼間の眠気に襲われないための対策などについて聞いた。

(取材日2025年8月28日)

昼間の眠気の原因の多くは、睡眠不足による慢性的な疲労の蓄積。放置せず、早めに睡眠の専門家に相談を

Q昼間の眠気は病気なのでしょうか?
A
疲れと眠りのクリニック淀屋橋 昼間の眠気には、睡眠不足だけでなく病気の可能性も隠れている

▲昼間の眠気には、睡眠不足だけでなく病気の可能性も隠れている

病気の可能性もあれば、生活習慣の問題もあると思います。病気の可能性として代表的なのは、睡眠時無呼吸症候群や不眠症といった睡眠障害と、うつ病といったメンタル疾患です。いわゆる新型コロナウイルス感染症の後遺症の一つとしても知られている慢性疲労症候群にも睡眠障害が見られますね。ただ、こういった疾患よりも生活習慣が原因のほうが多いと思います。平日に十分な睡眠が取れていない分、休日で取り返そうとする方が多いですが、休日も育児や介護などで十分な睡眠が取れないと、回復が難しくなってしまう。睡眠不足はもちろん、疲労が慢性化して昼間に眠気に襲われている場合も多いと思いますね。

Q昼間の眠気で受診した場合、どのような検査をするのでしょうか?
A
疲れと眠りのクリニック淀屋橋 睡眠だけでなく、患者の生活習慣の全体像を把握して原因を探る

▲睡眠だけでなく、患者の生活習慣の全体像を把握して原因を探る

睡眠の検査は2種類あり、1つ目が、いわゆる病気ではないけれど睡眠に問題がある、未病時点での検査を行います。自由診療にはなりますが、健康管理の側面で睡眠状況を把握したい方にお勧めしています。2つ目は、睡眠時無呼吸症候群を疑う場合の保険診療での検査です。とはいえ、検査だけでは情報が不十分で、患者さんの今の状況や経過をしっかり伺わなければ適切に対応できません。いつから困っているのか、どんなきっかけで悪くなったのかなど、生活習慣や環境の状態をきちんと把握することも重要です。睡眠だけにフォーカスしすぎず、患者さんの全体像を把握し、あらゆる可能性を考えていきます。

Q昼間の眠気に襲われないようにするための方法は何かありますか?
A
疲れと眠りのクリニック淀屋橋 患者自身が適切な睡眠時間を把握することが大切

▲患者自身が適切な睡眠時間を把握することが大切

まずは睡眠時間の確保ですね。適切な睡眠は一人ひとり違いますが、ほとんどの人が不足していたり、リズムが悪かったりしています。そして、リズムが崩れると睡眠の質も落ちやすいんです。長期休暇の際に試してみてほしいのですが、目覚ましをかけずに毎朝同じ時間に起きられるようになるまで、数日から1週間かかる人もいるはずです。毎日同じ時間に起きるためには、逆算して自分に必要な睡眠時間を取らなければなりません。人によって多少差がありますが、多くの場合は7~8時間。例えば7時に起きようと思うと、日をまたいでから眠りにつくのでは遅いんです。23時頃には寝ておかないと、朝自然と起きられるようにはなりにくいと思います。

Q眠気が改善されない場合、どんな治療を行うのですか?
A
疲れと眠りのクリニック淀屋橋 患者の症状やライフスタイルに合わせた治療を提案

▲患者の症状やライフスタイルに合わせた治療を提案

健康管理の段階か疾患かでも変わってきますが、症状が軽い場合は体質などに応じて漢方薬など用いたり、サプリメント、点滴についてアドバイスしたり。疾患レベルと判断した場合は、リズムを戻すために薬を使い、様子を見ながら薬を減らしていきます。適しているかどうかは個人差があるため、試行錯誤でその人にとって適切な睡眠を探っていきます。本来の健康な状態に戻ってもらうことが一番大切で、お薬はあくまでそれを助けるためのもの。最近は依存性のない睡眠薬もたくさんでています。睡眠薬にもさまざまなタイプがあるため、精神疾患や生活習慣病がある場合は留意しながら薬を選択し、最終的には薬がいらなくなる状態をめざします。

Q仕事に集中できない場合は休職を考えたほうが良いのでしょうか?
A
疲れと眠りのクリニック淀屋橋 睡眠で気になる症状があれば早めに相談すると早期改善につながる

▲睡眠で気になる症状があれば早めに相談すると早期改善につながる

それはレベルによりますね。早めに受診いただければ休職せずに好循環に持っていける可能性もありますが、状態によっては一旦あらゆる刺激を排除し、時間をかけて戻していかないと改善が難しい場合もあります。日々のダメージに対する回復力のバランスがあまりにも崩れていると、睡眠が浅くなり、よりメンタルヘルスの問題に近づいていくんです。そうなったときに、例えば残業制限だけをかけて睡眠時間を確保するだけで良い方もいれば、それでは手遅れな場合もある。「疲れ果てて気がついたら寝てしまっていた」という状況は、かなり危険なサインです。疲労が蓄積して悪循環が始まっている段階ですから、早めに受診してください。

ドクターからのメッセージ

中富 康仁院長

睡眠は、人間の心身の回復にとって大切な要素です。そこが破綻していると、体のさまざまなところが崩れていきます。ところが、生活習慣病の治療はしていても睡眠は診てもらっていない方が多いんです。いろいろな治療をしても良くならない場合は、睡眠を見直すことで回復につながる可能性があります。睡眠は、日本人に共通した悩みです。私自身も悩んだ経験がありますし、日本精神神経学会精神科専門医として長年患者さんと接してきた経験から、お役に立てることがあると思います。まずは検査を受けてみるだけでも構いません。健康管理の観点からもできることは多いので、慢性的な昼間の眠気に悩まれてる方は、ぜひ一度、気軽に相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

にんにく注射/2500円~、グルタチオン注射/4000円~

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