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岡本 匡史 院長の独自取材記事

おかもと歯科クリニック

(明石市/大久保駅)

最終更新日:2022/01/21

岡本匡史院長 おかもと歯科クリニック main

JR神戸線・大久保駅から徒歩3分、大きなショッピングモールの隣にあり、利便性も良い「おかもと歯科クリニック」。子育て世代が多く暮らす活気のある街・明石で同院院長を務める岡本匡史先生も、30代半ばの若々しい歯科医師だ。保存歯科に長く取り組んできた岡本院長の方針は、できるだけ削らない・抜かない治療。患者主体の治療を実現するために、丁寧な説明や検査データに基づく治療を大切に考えている。家族みんなで通える歯科医院として、親子連れにも配慮した設備を充実させており、予約をすればベビーシッターを頼むことも可能。子どもから高齢者まで、誰でも親しみやすく通いやすい同院の話を聞いた。

(取材日2019年10月4日)

希望をもって来院する患者に、最善を尽くす

新しい雰囲気の院内に、季節の飾りつけが印象的ですね。

岡本匡史院長 おかもと歯科クリニック1

2017年に開業して2年半になります。待合室の飾りつけはスタッフに任せていますが、どちらかというと、歯科医療情報のほうに患者さんの関心が向いているようです。近くに小学校がありますし、若い世帯が多い街なので、子どもでも親子連れでも通いやすい、アットホームな雰囲気づくりをしています。僕のアイデアで、診療台からキッズスペースが見える小窓を作って、親御さんが治療中でもお子さんを確認できるようにしてもらいました。設計をしたのは建築会社を経営している父ですが、医療に関係のない仕事をしているので、医療的な動線や作業のしやすいスペースなどについて、理解を得るのがちょっと大変でしたね。

歯科医師を仕事に選んだ経緯を教えてください。

物心ついてから漠然と、父の会社を継ぐものと思っていました。ただ、父からは「継がなくていいから、好きなことをやれ」と言われて。それで、医師をしている叔父に話を聞く機会があり、医療関係もいいかなと思うようになりました。いろいろ考えて歯学部に進学し、2010年に大阪歯科大学を卒業し、保存修復科で研修を始めました。その後は尼崎の歯科医院で副院長を1年勤め、2017年に当院を開業しました。尼崎では、常勤の歯科医師3人で1日100人の患者さんを治療していたのと、補綴や口腔外科など得意な分野が異なる先生たちと一緒だったので、多様なケースで数多くの経験を積むことができましたね。

現在はどんな患者さんが多いのでしょうか?

岡本匡史院長 おかもと歯科クリニック2

開業前は子どもが多いのではと予想していましたが、実際にはご年配の方も多く、全体の6割から7割は主婦の方です。夕方からは、仕事帰りに治療に立ち寄る患者さんが多くなります。年齢としては、下は1歳半から、上は90歳、100歳というご高齢の患者さんまで幅広くいらっしゃいます。診療内容も、世代に関係なく虫歯治療と予防歯科、噛み合わせ相談や歯周病治療、審美性に配慮した治療、小児矯正から補綴を中心とした高齢者診療など、多様な患者さんの訴えに対応しています。初診では、クチコミやインターネットなどで知って来られる方も少なくありません。ただ、クチコミはもちろんうれしいですけど、紹介してくれた方と同じ治療を、紹介された方の患者さんにも提供できるとは限らないのでプレッシャーもありますね。それでも、当院に希望をもって来てくださるのですから、患者さんが納得して治療を進められるようにと考えています。

「された」治療ではなく、互いに納得し治療を進める

特に力を入れている技術や治療はありますか?

岡本匡史院長 おかもと歯科クリニック3

歯科医師になって以来、取り組んできたのは保存修復です。歯は絶対に自然再生しませんから、削るのは最低限、削った場所はレジンでわからないように色と形態を補っていくというもので、保存修復科はこの技術を突き詰めて行います。詰め方一つにも技術があって、何も考えずに詰めるのと、歯の形状を考えながら詰めるのとでは、患者さんにとっては感覚的にも見た目的にも大違いなんですよ。技術的にやっていて楽しいし、患者さんからも喜んでいただけるような治療です。ただ、なかなか細かいことなので、反応が薄いと寂しいと思ってしまうこともあります(笑)。それでも女性の患者さんは喜んでくれることも多いので、自分としてもやりがいがありますね。

治療後の状態を保つため、メンテナンスも重要になるかと思います。予防歯科についてはいかがでしょうか。

患者さん側のニーズとしては、予防よりも治療のほうが大きいと感じます。ただ、予防歯科の領域は歯科医院が力を入れていても、最後は患者さんの自己責任になってしまう分野なんです。ですから当院では、患者さん主体の予防歯科診療を行うため、検査結果に合わせて目標を設定し、データに基づいた改善を提案しています。そのほうが患者さんも納得しやすく、頑張った結果が数値として見えやすいので、モチベーションを維持しやすいと思うんです。検査数値を基礎にした健康管理は、医科の場合はよくあると思うのですが、歯科では一般的にあまりしてこなかった面があります。予防歯科も医療である以上、エビデンスに基づいて再評価と再検討を加えながら、改善していくのが良いのではないかと考えています。

診療スタンスについて教えてください。

岡本匡史院長 おかもと歯科クリニック4

患者さんから、治療を「された」と言われないようにすることが大切だと思います。治療前の説明が足りないとか、治療に納得していないと「された」と受け取りやすくなるものと考えているので、細心の注意を払って説明し、口腔内写真も使って理解してもらえるようにしています。これまでトラブルは1回もないですし、他の歯科医院で納得いく治療ができなかった方が当院に来られることも多いです。通いやすく、満足度の高い治療を提供できるように心がけているつもりです。

“患者主体”、長い目で見てメリットのある診療を

やりがいを感じるのはどんな時ですか?

岡本匡史院長 おかもと歯科クリニック5

やっぱり患者さんが喜んでくれたときですよね。ある70代の女性の患者さんのときは、初診時は頬がげっそりとこけていて、お口の中もボロボロ、よく噛めないという訴えがありました。詳しく聞くと、それまで通っていた歯科医院では、不具合のある歯を都度治していく方針のようでした。そこで、虫歯も噛み合わせも一からきちんと治療をして、できるだけ保険診療内で白い歯をかぶせるなどして、トータルで治していきましょうと提案しご納得いただきました。そうしたら、治療が進むたびに患者さんの表情が明るくなっていって、すごくいい笑顔で笑ってくれるようになったんです。他にも、結婚式の1週間前に駆け込んできた20代の患者さんもいました。昼休み返上で治療にあたり、結婚式に間に合わせることができました。大変な患者さんほど、治療を終えた時の喜びは僕自身も大きいですね。

スタッフさんも仲が良く、すてきな雰囲気ですね。

ありがとうございます。スタッフには、患者さんが不安にならないよう、心遣いを大切にするよう伝えています。そして当院では歯科衛生士は担当制にしています。通院するたびに人が変わると、患者さんとの関係も毎回つくり直さないといけませんよね。これは歯科衛生士だけでなく歯科医師もそうなのですが「前の人はああ言っていたけれど、今度の人はこうだと言う」となると、患者さんが混乱してしまいます。歯磨きのやり方一つにしても、人が変わるたびに考え方、言い方、やり方が違うと、歯科医院に対しても不安になってしまいます。担当制にすると、スタッフのほうでも患者さんの変化に気づきやすくなるので、より良い治療を提供しやすくなりますよね。患者さんも担当スタッフと打ち解けて、おしゃべりを楽しみに通われる方もいらっしゃいますよ。

読者へメッセージをお願いします。

岡本匡史院長 おかもと歯科クリニック6

当院のコンセプトは患者さん主体の歯科医療です。できるだけ多くの選択肢の中から、患者さん自身のメリットデメリットで選んでもらって、治療を進めています。エイジングケアがブームになって久しいですが、若さを保とうとするのであれば、歯をきれいにして、気持ち良く笑えるようにすることも大切だと思います。歩いていて何かにつまずいた場合などに歯を食いしばれないと、バランスが取りづらく転倒しやすくなって、骨折に結びつきやすくなるということもいわれています。現役世代の忙しい男性や、若い世代はなかなか歯科医院に通う時間がないようですが、早いうちに治療に取り組むことで、治療時間も費用も抑えられると思います。進行してしまうとより多くのお金と時間がかかってしまいますから、具体的な症状がなくても、健康管理の一環として積極的にご利用いただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/35万円~、セラミック/インレー:4万円~、クラウン:8万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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