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永井 伸頼 院長の独自取材記事

ナガイ歯科

(尾張旭市/尾張旭駅)

最終更新日:2019/08/28

184013

名鉄瀬戸線・尾張旭駅から車で約10分。瀬戸街道の脇道に構える「ナガイ歯科」。アクセス至便とは言えない場所ではあるが、永井伸頼院長は2004年の開業時から「やっていける自信があった」とゆったりとした口調で話してくれた。その自信の裏にあるのは、徹底した患者優先主義。痛みの少ない治療へのこだわりや感染予防への高い意識。永井院長の患者を大切にする姿に、多くの人が信頼を寄せるのも頷ける。歯周病を専門としながら、街のクリニックとしてジェネラル(総合的)な診療をめざす永井院長に、診療のモットーやクリニックの特徴などを聞いた。
(取材日2017年8月23日)

安心感を生む、歯科医師と患者のフェアな関係

歯科医師になろうと思ったのはなぜですか?

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特別なきっかけがあるわけではないのですが、父が歯科医師、祖父も医師で、そんな環境ですから小さな頃から無意識に自分も医師になると思っていたのかもしれませんね。大学への進学する際、自分の将来を真剣に考えたときに父の姿がありました。父の姿を見て育ち、歯科の世界が身近にあったからこそ、歯科医師の道を選んだのだと思います。実は、この仕事にやりがいを見出せたのは、実際に臨床の現場に立つようになってからなんです。ある歯科医院で現場を任され、責任を持って患者さんの抱える問題を解決できたときに、本当の意味で歯科医師の喜びを感じることができました。自分の仕事が他者の救いともなり、喜んでもらえるのは本当にうれしいこと。こんなにやりがいのある仕事はないと思っています。

開業にあたり、この土地を選んだ理由を教えてください。

当院は私で3代目となる歯科医院です。しかし2代目院長が尾張旭市長に就任後、公務のためにしばらく閉院していました。そんな時にあるお方からご縁をいただきまして、私がこの地に開院することになり、新たに「ナガイ歯科」としてスタートを切りました。やはり偉大な先生方の跡を引き継ぐことは一筋縄ではなく、先代の名の元に来院してくださる患者さんも少なくありません。そうした背景を背にやらせていただいて今年で13年目になりましたが、私も町の大家として皆さまに受け入れていただけるようにまい進中です。

総合的に患者さんの負担が少ないクリニックとは?

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痛みの少ない治療といった身体的な負担の軽減はもちろんのこと、リベラル、つまり「情報の平等性が保たれるクリニック」をめざしています。患者さんのお口の中の情報から治療内容、設備器具の信頼性までを患者さんと共有することで、安心して治療を受けていただくことができます。専門知識を持つ歯科医師から、たとえ歯科医師と患者さんの立場が入れ替わったとしても受け入れることができる、平等な情報を提供することは、診療の最も重要な骨子の一つです。こうした環境の中でコミニュケーションが進められると結果として患者さんにとって総合的な負担の軽減につながると信じております。

めざしているのは家にいるかのような安心感

診療で心がけていることは何ですか?

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常に意識しているのはリラックスすることです。高いパフォーマンスを発揮するには緊張していては難しいですからね。また患者さんの緊張も、僕自身がリラックスして接することで和らぐと思っています。入れ歯を作るにしても、ここで赤い紙をカチカチ噛んだときの下顎の動きと家に帰ってごはんを食べているときの下顎の動きは違うことが多いです。だから患者さんがここでなるべく普段通りでいられるような空気感をめざしています。僕自身が自宅にいるときと同じくらいリラックスするよう心がけていますから、かなり自然体な空気感になっていると思いますよ(笑)。あとは、重要なことですが観察することですね。歯を含めたお口の中だけでなく顔色や全体の雰囲気、廊下の歩き姿もチェックします。

観察は治療する上で最も重要だと?

はい。観察力は何においても欠かせないものだと思います。同じ患者さんでも日によって上顎に対する下顎の咬む位置が違うことが多々あります。それはなぜか? 生活習慣がお口の環境にも影響を与えているからなんですね。その違いを見逃さず問診して情報を得ることは、診療を進める上で非常に重要です。観察によって誤診を防ぐことはもちろんのこと、治療方針から材料の選択、治療の必要性までもが根本から変わる可能性があります。例えば歯の磨耗が気になる患者さんの場合でも、全歯がバランスよく磨耗し平衡が保たれていれば治療自体必要がないこともあるんですよ。丁寧な観察を繰り返し、起きている現象を事実として認めることは診療する上で最も重要なことだと思っています。多くの基礎研究も、そうした事実の裏付けを取るために行われているんですね。

設備などで特に気を使っていることはありますか?

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開業した当初からですけど、衛生面に細心の注意を払っていて、そのための設備投資をしています。最近問題視されている器具の汚染は、実は勤務医の頃から気になっていたこと。だから器具は毎回必ず滅菌処理し、ハンドピースも毎回滅菌するための専用の設備も整えています。他にも医療専用のウイルスや細菌除去に優れた空調も設置しています。また、なるべく使い捨てできるものを使っています。当院には若い女性の方から外国人の方までさまざまな患者さんがいらっしゃいますが一様に感染に関しては気にされているのが現状だと思います。患者さまから紙パックのパッケージなどを確認したり、消毒のことを尋ねられたりすることは日常的です。だからこそ、なおのこと衛生面に関しては強く意識していますね。

専門分野があるからこそジェネラリストをめざしたい

先生のご専門である歯周病。どのような点に注意すべきですか?

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歯周病は自覚症状が少ないため、危険性の認知度も低いようです。また本当の意味で完治の技術も確立してないという厄介な病気です。生活習慣や老化といった要因も関係してくるので、罹患した際は歯周病といかにうまく付き合うかがポイントになってくると思います。歯周病に限らずですが、全身の免疫を上げる、もしくは適切な状態に維持することは非常に大切です。免疫は身体的にはもちろんのこと、精神的にも影響を与えます。お口の中の問題は、ある程度までは歯科医師にに任せることができますが、全身に関する生活習慣は、やはり患者さん自身が関心を持って質の向上に努める必要があると思います。当院では進行を抑える治療をしつつ、加齢や歯周病と上手に付き合っていく手伝いができればと考えています。歯周病で歯を失った際にインプラント治療も行いますが、これはあくまでも選択肢のひとつ。基本的には自前の歯を残せるように努めたいですね。

先生が理想とする歯科医師像とは?

僕は歯周病が専門ですが、それだけではないジェネラリスト(総合診療医)になりたいです。もちろん専門性を高めた上での話ですが、総合的な治療と診断ができなければいけないと思っています。師匠とも言える先生が「技術は論理にかなわない、論理は事実にかなわない」とよく言っていました。高度なテクニックを有し、数多くの症例を経験していても一つの事を追求するがあまり盲点が生まれ重要な現象を事実として見逃すことがあります。あらゆる視点から見ることで盲点を無くし診断の質を向上できるように日々切磋琢磨しておりますがそのためには一つ一つをしっかり極めていかなければならない。それぞれ並行して勉強しているんですけど、あらゆる分野の専門性を高めていっている途中です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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口の中というのは生活習慣が如実に表れます。何が正しいかを吟味すると新たな発見があると思います。あと審美歯科で来院する女性の方によく言うのですが、審美と機能は相反することが多いんです。例えば美容整形で理想の容姿を手に入れて精神的な安らぎや満足感を得たとしても、体には大きな負担を負い大切な機能を落としてしまうこともある。これは歯科も同じなんです。見た目が悪くても機能は十分に有していることは少なくありません。最終的には本人の判断に委ねられますが、吟味する必要があると思います。自然な状態で出来上がった物の形や位置には、必ずそうなった理由があります。美しさを求めて形を整えるために歯を削ったり動かしたりするよりも、現在あるものの美しさを引き出す意識をしてみてはいかがでしょうか。もちろん審美だけでなく、街の歯科医師としてどんな小さなことでも相談してもらえればいいと思っていますので、気軽にお越しください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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