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小野 秀二 院長の独自取材記事

おかのうえクリニック

(横浜市港南区/港南台駅)

最終更新日:2019/08/28

184000

JR京浜東北線・根岸線の港南台駅から徒歩圏内。2017年7月にオープンした港南台医療モールの2階にある「おかのうえクリニック」は、風邪の諸症状から生活習慣病、アレルギーなど幅広く診療している総合内科クリニックだ。院長を務める小野秀二先生は、横浜市立大学大学院で医学博士号を取得後、横浜市立大学附属病院、横浜市南部病院などの総合病院などで経験を積んできた。勤務医として働くなかで患者が高齢化していくのを目の当たりにし、体力的な面で通院ができなくなる患者の受け皿が必要だと感じていたという。その思いが土台となり、開業から1ヵ月後には訪問診療をスタートさせた。物静かな雰囲気のなかにも一本通ったぶれない芯を感じさせる小野院長に、日々の診療への思いをじっくりと語ってもらった。
(取材日2017年7月28日)

通いやすい便利なクリニックをめざし開業

オープンしたばかりの新しい医療モールですが、ここでの開業を決められた理由はなんですか?

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開業するまでの10年間横浜市南部病院に勤めており、この地域には思い入れがありました。その港南台で病院という形にとらわれず医療貢献できたらと思ったのが一番の理由です。南部病院ではありがたいことに多くの患者さんに信頼を寄せていただきました。しかし急性期総合病院のため入院対応に割く時間が圧倒的に多く、せっかく外来にいらしてくださった方に時間をかけて対応するのが難しいこともありました。また体力的に通院できなくなってしまった方が増えてきました。総合病院では通院していただくことが前提ですので、通院できなくなってしまうとどうしても別の医療機関を紹介せざるを得なくなります。転院となることで患者さんを不安にさせてしまうこともありました。クリニックで通院診療と訪問診療という両方行えれば病院通院が困難になってしまった方にも私が継続して医療を提供でき、患者さんに安心していただけるのではないかと考えたのです。

どのような症状の患者さんが多いですか?

総合内科ですので、風邪症状の方から高血圧や糖尿病など生活習慣病の方まで症状はさまざまです。一般的な風邪などの症状では年齢を問わず幅広い年代の患者さんがいらっしゃいます。同モール内に保育所の併設があるためか、お子さま連れのお母さんやご主人、そのご両親など家族皆さんで通院していただき光栄に思っております。生活習慣病は高齢の方が多いという印象がありますが、お若い方でも健診の普及に伴い異常値を指摘されることがあります。早期であれば生活習慣改善をメインに行っていただくことで投薬を最小限にし、合併症を防げます。以前体重が急激に減ったという患者さんが来院されたんですが、その場で採血などの検査をしたら、がんの疑いがあることがわかったんです。検査結果を早く出すことで、その日のうちに患者さんにお伝えすることができました。

検査機器など設備面でのこだわりはありますか?

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重症ではないのにいくつもの医療機関に通院することは患者さんにとって負担になります。当院では複数の内科疾患をお持ちの方も可能な限り対応したいという思いから、レントゲン・心電図・超音波・採血採尿・骨密度検査・動脈硬化測定など一通りの内科検査機器を揃え、安心して点滴を受けていただけるスペースも設けています。採血採尿検査は高精度血液分析装置を使用し総合病院同様に1時間後には結果がでます。これとは別に、腎臓・貧血・電解質・血糖値について数分で結果がでる機器も導入しています。2通りの検査機器を使い分けて必要な検査のみを行い、患者さんの負担を減らしたいと考えています。迅速な検査により様子をみていいのか、追加精査が必要なのかすぐ決定できます。治療方針がはっきり決まれば患者さんも安心ですよね。医療モール全体で言えば港南台駅から無料巡回バスが利用できますし、広々とした無料駐車場もあるので通院し易いと思います。

訪問診療を行い、通院が困難な患者の診療も可能に

診療の際に大切にしていることはありますか?

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患者さんと時間をかけて話をするということですね。これは研修医時代からずっと大切にしていることで、南部病院で勤務医として働いていた頃にも同じように続けていました。皆さん病院というだけで緊張されてしまう方も多いと思いますので世間話をするようにしていますね。自分で言うのもおかしいですが、私は特に高齢の患者さんに人気があったんですよ(笑)。病気の話というよりも日常会話の方が圧倒的に多いんですが、例えば足のむくみが気になるという患者さんには心臓の検査をするなど、何気ない会話のなかから気になる部分を拾っていくようにしています。

訪問診療を始めたきっかけはなんですか?

勤務医として働いていた頃から、患者さんが高齢化しているというのを感じていましたし、統計的にもだんだん通院できなくなるお年寄りが増えていくことは明らかです。総合病院の勤務医には心臓なら心臓、消化器なら消化器というようにひとつの得意分野を磨いている方が多くて、専門外を診る機会がなかなかありません。ですから、総合病院では在宅の患者さんを見るというのはなかなか難しい部分もあるんです。開業してようやく総合内科として外来で患者さんの診療と、通院できない患者さんの訪問診療の両方が可能になりうれしく思っています。

訪問診療ではどのあたりまでの治療が可能なのでしょうか。

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今は一人で訪問診療をしているので、極力なんでも診るようにとは思っています。訪問診療の良い点は、病気を抱えていても今まで通りご自宅で大切な人たちと共に過ごせること。現在通ってくださっている患者さんの中には、いずれ足腰が弱くなったら訪問診療してほしいとおっしゃる方がいます。一緒にやりましょうと言ってくれている先生が数名いるので、来年には幅広いところまでカバーして訪問診療を行っていく予定です。診療時間や診療内容の拡大をしていき、さらに質の高い訪問診療を提供できるよう精進していきたいです。

現役世代から高齢者まで幅広い層に寄り添う医療を提供

プライベートな時間はどのようにお過ごしですか?

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野球観戦が好きですね。横須賀出身なんですが、なぜか幼稚園の頃からHとTのロゴが気に入ってずっと応援している関西エリアのプロ野球球団があります。今は開業したばかりで、なかなか行けませんが、以前は予定があえば、各地に応援に行っていましたね(笑)。それからワインやウィスキーなどお酒を飲んだりおいしいものを食べたりすることも好きです。その代わりと言ってはなんですが、通勤時には駅からクリニックまで極力歩くように心がけています。

今後の展望を教えてください。

まずは、地域のかかりつけクリニックとして地域の皆さんに貢献していきたいと思っています。繰り返しになりますが、当院は設備面を整えたり点滴室を設けたりと、患者さんの通院の負担を極力減らせるような取り組みを行っています。なかには女性ドクターなら話しやすいことや、気軽に相談できるような方もいらっしゃると思い、信頼のおける女性医師に来てもらっています。私には相談しにくいことなどがあれば女性医師にご相談ください。患者さんにとってかかりやすい外来を高いレベルで提供していきたいと思っています。一方で、訪問診療にも力を入れていますので、必要としている方に良質な医療を提供できるようにしていきます。通いやすい便利な外来と通院困難時の訪問診療、この両輪で地域に貢献していきたいと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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設備面は総合病院さながらの質の高い医療を提供できるような機器をそろえております。検査結果が数分から1時間で出ますのでその日の診察時間内に治療方針が決まりお忙しい方の負担を減らせるのではないかと思います。医師・スタッフで仲がよくアットホームな雰囲気なことも特徴です。体調面で気になることがありましたら医師・スタッフどちらにも遠慮なくご相談ください。生活習慣病等で食事療法や栄養療法が必要な場合はクリニックモール内の薬局で受けることが可能です。内科全般に対応していますので、ちょっとした体の不調や、何科に通えば良いのか分からないという場合でも、まずは気軽にご相談いただければと思います。

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