保井 雄樹 院長の独自取材記事
相武台駅前歯科クリニック
(座間市/相武台前駅)
最終更新日:2026/08/27
虫歯や歯周病と一口に言っても、人によって症状はさまざまだ。患者自身も自覚していない生活の癖や、歯並びの状態などを踏まえ、一人ひとりに合った予防や治療を提案・実行するには、臨床経験を通して問題解決能力と手技を磨く必要がある。「相武台駅前歯科クリニック」の保井雄樹院長は、「机上の学びだけでは、複雑な症状に対応する臨床力は養えない」と考え、卒業後の進路として一般開業医の臨床研修施設を選択。早くから現場に出てひたすら手を動かし、現場で役立つ生きた技術と知見を身に着け、同院を開業した。「患者さんの悩みを根本的に解決できるのが強み」と話す保井院長に、診療方針や特徴、患者への思いなどを聞いた。
(取材日2026年8月18日)
兄弟二人三脚で、訪問診療を含む多様なニーズに対応
まずは、こちらで開業した経緯からお聞かせください。

大学を出て入職した「ワタナベ歯科医院」は「臨床経験を通じた実力ある歯科医師の育成」を掲げる単独型臨床研修施設で、多くの医師が開業を視野に入れて学んでいます。私も同院で4年間勤務する中で、それまで漠然と考えていた開業をはっきりと志すようになりました。そんなとき、「相武台駅前にある歯科医院が継承者を探している」と聞いたのです。実際に見てみると、駅からのアクセスも良く院内も広々としていて、ゼロから立ち上げるよりスピーディーに理想のクリニックを作れそうだと感じました。地元の神奈川県だったことにもご縁を感じ、2026年6月に開業しています。
どんな患者さんが多いですか。
勤務していたクリニックに通ってくださっていた方を中心に、ホームページなどで当院を知ってくださった初診の方も増えてきました。お子さんの受診をきっかけにご両親も通院されるようになるなど、ご家族で通ってくださるケースも少なくありません。小さいお子さんから若年層、中高年層、ご高齢の方まで幅広い年齢層の方がいらっしゃるので、「子どもにフッ素を塗ってほしい」「詰め物が取れた」「入れ歯の調子が悪い」など訴えも多岐にわたります。年末年始と祝日を除き毎日診療していることもあり、急な体調不良などで駆け込んで来られる患者さんもいらっしゃいます。予約の患者さんの診療中は、お待たせしてしまうこともございますが、急患の方は強い歯の痛みなどでお困りの場合が多いため、できる限り早く対応できるよう心がけています。
さまざまな症状に対応できるのですね。

保険診療の虫歯治療をはじめ、根管治療、歯周病治療、詰め物・かぶせ物、入れ歯・義歯、さらにはインプラント治療、ホワイトニング、矯正歯科と、幅広いニーズに応えられる体制です。小児歯科や小児矯正にも対応しているので、ご家族皆さんの歯のお困り事を気軽にご相談いただきたいですね。ご年齢を重ねて通院が難しくなった方や、介護施設に入所中の方のために、当院のもう1人の歯科医師である私の兄が訪問歯科も行っています。近年よく知られるようになりましたが、お口の健康は全身の健康と密接に関係していて、不十分なケアは誤嚥性肺炎や認知症などのリスクを高めるといわれています。寝たきりのご家族がいる方、体が不自由で通院がままならない方など、まずはご相談ください。
矯正と補綴治療を組み合わせた根本治療も得意分野
幅広い領域の知識と技術は、どのように身につけたのですか。

前職の「ワタナベ歯科医院」で、1年目から圧倒的な数の臨床経験を積めたことが現在の私の大きな土台となっています。充実した教育体制のもとで、1年目の終わり頃には抜歯や自由診療の補綴物などの処置も任せてもらえるようになり、実践を通じて着実にスキルを磨くことができました。単なる技術や知識の習得にとどまらず、目の前の患者さんが抱える問題を素早く抽出して治療の優先順位をつけたり、その方の生活習慣を踏まえた適切な治療を提案したりする力も、この時期に徹底して鍛えられたと思います。「たくさん手を動かして、患者さんのためになる治療がしたい」と志した道でしたが、その選択は間違っていなかったと確信しています。
研修医の段階から、難しい処置にも携わってこられたのですね。
単に「早い段階から任される」というだけではなく、初期は指導医が必ず背後に控え、手技の一つ一つを丁寧にフィードバックしてくれました。この「見守られている安心感」があったからこそ、研修医であっても萎縮せず、主体的に治療に向き合えたのだと思います。また、口腔外科や歯周病といった各分野のスペシャリストが同じフロアで診察している環境も、計り知れないプラスになりました。難しい症例に直面した際、それぞれの分野を専門とする歯科医師がどのような視点で診断を下し、どのように治療計画を組み立てるのか。そのプロセスをすぐ隣で見学できる環境は、最高の学びの場でした。こうした連携のあり方は、チーム医療を重視する現在の診療スタイルにも色濃く反映されています。
特に強みとしている点を教えてください。

矯正と補綴を組み合わせて、根本的な治療ができることです。次から次へと虫歯ができたり、一度治療したはずの歯が何度も虫歯になったりする方は、噛み合わせに問題があることがほとんどです。噛み合わせが悪いと磨き残しが増える他、一部の歯に力が集中して傷つきやすくなるからです。問題が繰り返されるのを防ぎ、良い口腔状態を維持するためには矯正で噛み合わせの改善をめざさなければなりません。ただし、矯正だけで歯の形や大きさの改善を図るのには限界があります。当院の場合、歯並びを整えるために矯正を行った後で、問題がある歯や欠損した歯にかぶせ物やインプラントを入れることができるため、噛み合わせの精度を追求することができます。
患者の意思を最優先し、常に全力で希望に応えたい
お子さんの矯正にも対応しているそうですね。

小児の顎の骨はやわらかく、成長を利用しながら歯並びにアプローチできるため、成人に比べて患者さんの負担が少ないのが特徴です。歯並びが完成した大人よりも自由度が高いため、無理なく上あごと下あごの成長のコントロールを図り、適切なバランスに導くことができます。時間や費用はある程度かかりますが、虫歯や歯周病になりにくい口腔状態をめざすことができ、将来的な健康維持にも役立つと思えば、費用対効果はかなり良いといえるでしょう。
新たな設備を導入されたと伺いました。
基本的なつくりと物理的な配置は変えていませんが、それ以外は全面的に刷新しました。設備面では、歯科用CTやマイクロスコープ、口腔内スキャナーの他、オペ用のグレードの高いユニットを導入しています。詰め物やかぶせ物、入れ歯などをオーダーメイドで製作してくれる歯科技工所も、前職からお付き合いのあるところにお願いしました。私の指示の意図やこだわりを理解して品質にこだわった歯科技工物を作ってくれるので、安心してお任せしています。また、患者さんの利便性向上とスタッフの負担軽減のため、24時間予約可能なウェブ予約システムを取り入れました。夜間や休日でも気軽に予約状況を確認でき、ご自身の都合に合わせて予約できるため、初めて来院される方にも利用しやすいと感じていただいています。
最後に、地域の方に向けて、先生の診療方針やメッセージをお聞かせください。

専門的なことをかみ砕いて説明し、納得していただいてから治療することを大切にしています。医療的に適切と思われる治療がある場合はお伝えしますが、私の価値観を無理に押しつけることはありませんし、自由診療に偏った提案もしていません。保険診療から自由診療まで、治療の選択肢を幅広くご用意しているのは、あくまでも患者さんの希望に応えるためです。「保険の範囲でできる限りのことをしたい」「お金をかけるべきところにはしっかりかけたい」など、患者さんがどうしたいか、何を優先したいかを大切にしていますので、まずはいろいろとお話ししましょう。歯科治療が苦手な方には、緊張や不安、恐怖心を和らげるための笑気麻酔もご用意しています。お気軽にお声がけください。
自由診療費用の目安
自由診療とはホワイトニング/ホームホワイトニング:2万9800円〜、オフィスホワイトニング:3万3000〜、小児矯正/33万円~、成人矯正/68万円~、インプラント/48万円~ ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

