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吉田 圭吾 院長の独自取材記事

かけまちコミュニティー歯科

(岡崎市/東岡崎駅)

最終更新日:2019/08/28

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車通りが多く、人々が行き交う道に面した「かけまちコミュニティー歯科」は、ブルーの壁、大きな写真パネル、さまざまなかわいらしい形にくり抜かれた2重壁など、通りすがりで思わず目を引く建物だ。吉田圭吾院長は、茨城県で生まれ大学から愛知県に移り住んだ。大学卒業後、豊田市の歯科医院で勤務し、三河の人たちの雰囲気が自分と合うと感じたことが、ここで開業するきっかけになったという。子どもから高齢者まで、誰もが気軽に来院できる歯科医院でありたいと考え、虫歯や歯周病はもちろん、保険外の診療まで幅広い治療にあたっている。卒後研修では口腔外科を専門に勉強し、外科的治療も積極的に行う。院内の工夫や治療計画へのこだわりについてじっくりと話を聞いた。
(取材日2018年5月24日)

みんなが気軽に来院できる公民館のような歯科医院に

開業までの経緯を教えてください。

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私の父は茨城県で歯科医院を開業しており、私もいずれは地元へ帰って父の歯科医院で働くことを考えていました。ところが大学卒業後、いくつかの歯科医院に勤務しましたが、豊田市で勤務させていただいたとき、三河の雰囲気や人柄が自分に合っているなと感じたんです。時期的なことや、その他いろいろな条件も踏まえて、お世話になった愛知県で地域の患者さんに貢献できたらと、この地で開業を決意しました。実際、ここで開業して良かったと思うことが多いです。愛知県内の大学に通い、勤務先も県内だったので、頼りになる先輩方が近くにいてくださることはとても心強いですね。自分のやりたいことを自分の判断で実現できることも、とても楽しく感じます。

とてもおしゃれですてきな建物ですね。

せっかく自分のクリニックをつくるのだから、いい意味で歯科医院らしくないクリニックにしたいと構想を描いていました。ご縁があって歯科医師の先輩からご紹介していただいたデザイナーさんと、歯科医院のコンセプトや院内のイメージ、建物の外観やロゴなどトータルで一緒に考えてつくりあげました。医院名に「コミュニティー」とつけたように、当院が町の公民館的な役割を担えるといいなと思ったんです。子どもから高齢者まで気軽に来てもらい、待合室で談笑してもらえるような。地域の拠り所として集まってもらえるのが理想ですね。そんなイメージからロゴも単体の動物ではなく、動物や家や木々が集合して輪になっているものにしました。

診療室にも先生の意見が多く反映されているとか。

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当院の診療室は半個室になっています。患者さんのプライバシーには配慮しつつ、私から死角になる場所がないように考えました。その結果、それぞれの診療室は壁で仕切ってありますが、後方は通路でつながっています。コンサルティングルームも完全個室ではありますが、小窓をつくることで密室にならないようにしました。私がいつでも全体の状況を把握できるように考えてつくられています。また、4つの診療室のうちの1つは、お子さん連れの方でも気兼ねなく入っていただけるような内装にしています。壁にシールを貼って無機質な雰囲気をなくしたり、チェアに座るのを怖がるお子さんが寝転んだまま診察が受けられるように小さいベッドが置いていたりもしています。もちろんお母さんの治療中にお子さんが同じ空間で過ごしていても構いません。

患者と歯科医師は相棒の関係。一緒に治療に取り組む

独立したコンサルティングルームもこだわりの一つでしょうか。

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最近の歯科医院はコンサルティングルームをつくるのが標準になりつつあると思うのですが、実際につくってみると、予想以上にこの部屋が活躍しています。患者さんは診療用の椅子に座ると、どうしても緊張から心拍数が上がってしまう方が多いんですよ。例えば、ジェットコースターに乗っているような状態で、医師に説明や質問をされても、話が頭に入ってこないんですよね。なので、治療スペースを離れ、コンサルティングルームでゆっくりとお話をすることで、患者さんも楽な気持ちで聞いていただけているように感じます。患者さんには常に疑問点のない状態で納得してお帰りいただくことができますし、スタッフ側も心の余裕をもって患者さんとお話しすることができるので、コンサルティングルームをつくってよかったと思います。

治療面では、歯科診療においては治療計画を立てることが大切とお考えなんですね。

治療計画を立てるというのは、家を建てる時の設計図と同じようなものだと思うんです。設計図がしっかりしていないと家が建たないのと同じように、治療計画があいまいなものだと最終的にきちんとした治療ができません。ですから、初診の方はカウンセリングをしっかり行います。少なくても30分はお話を伺うことが多いですね。現在の歯の様子やその方が望まれる治療、治療に使える時間、ご家族のことなど、お聞きできることはなるべく細かく聞かせていただきます。その後、口の中の写真を撮りますが、これもかなりたくさん撮るので患者さんから驚かれます。これらすべてがその後の治療に生かせる大切な資料となります。初診でのお話やデータを踏まえて、患者さんには数種類の治療方法を提案し、ご相談しながら、一緒に治療計画を立てていくようにしています。

先生の診療方針を教えてください。

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患者さんと私たち歯科医師やスタッフは、相棒の関係だと思うんですね。歯の治療は歯科医師だけが頑張るのではなく、あくまでも患者さんが自分の歯の現状を理解し、治したいと思って自ら前に進んでいってくれることがとても大切です。その場で一度は治療ができたとしても、その後の定期検診やセルフケアを怠ると、また悪くなってしまうことが多いんです。患者さんがそんな思いをしないよう、私は患者さんに必要だと思う情報はどんどん発信するようにしています。患者さんに自分の口について興味をもってもらえるように、また、治療して終わりとならないように、いろいろな情報を提供するようにしています。

子どもの頃から自分の口に興味をもってもらいたい

お子さんの診療に際して心がけていらっしゃることは?

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とにかく嫌な思いのまま帰さないということですね。マスクをしてドリルを持った大人にいきなり口の中を診られるのは、大人でも少し怖いですよね。子どもたちには「歯科医院は怖い場所だ」というトラウマを植えつけないようにより気をつけています。初めに嫌な思いをすると、歯科医院からどんどん遠ざかってしまい、その結果、口の中が崩壊してから来院することになってしまい、もっと大変な治療をすることになります。そうならないように、子どもにとって少しでも楽しいと感じてもらえるような工夫をしています。その一つとして、当院は「キッズスタンプカード」を作っていて、診察やメンテナンスに来る度にスタンプを押しています。スタンプが貯まると、ちょっとしたプレゼントを渡したり、その時の写真を院内に掲示するなどして、子どもにとって「また行きたい」と思えるような歯科医院をめざしています。

お子さん向けのイベントも開催されていらっしゃるとか。

夏と冬、年に2回お子さん向けにイベントを行っています。昨年夏のイベントでは、子どもたちに「歯科医師体験」をしてもらいました。お母さんに患者さんになってもらい、お子さんは白衣を着て、実際の器具を使ってお母さんの口の中を診る疑似体験をする。これは、お子さんにもお母さんにもとても喜んでもらえましたね。このような普段は経験することのないようなイベントを通じて、「歯医者さんは格好いいな」と思ってもらい、歯科医師を志すお子さんが増えたらうれしいですね。あとはなによりも、歯科医院に気軽に来てもらえるきっかけになればいいな、と思いますし、今後もできる限り続けていきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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地域の方の力になりたいと開業してから早くも1年、まだまだ手探りなところもありますが、今後も岡崎の皆さんのお力になりたいです。とりわけ小さいお子さんのいるお母さんは、自分のための時間がとりにくいかも知れません。ですが、ご自身の歯をしっかり保ち続けるためには早いうちからメンテナンスをしておくことが重要です。待合室のキッズルームやお子さん連れの方でも利用しやすい診療室など、ぜひ上手に活用していただきたいと思います。また、当院には保育士資格をもったスタッフがいるので、将来的には予約制の託児システムをつくって、より利用していただきやすいようにしたいと考えています。お子さんと一緒に、あるいはご家族皆さんでお気軽にご相談いただきたいですね。

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