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匠原 龍太郎 院長の独自取材記事

しょうはら歯科

(大阪市天王寺区/玉造駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の玉造駅6号出口を出てすぐにある「しょうはら歯科」。白とブルーを基調にした外観は、一見すると「ケーキ屋さんかな?」と思うような明るく開放感のある歯科医院だ。外光が注ぎ込む待合室、通りに面した技工室、カフェのようなカウンセリングスペースと、従来の歯科医院が持つイメージを覆すような内装は、憂鬱な気持ちで来院する患者もくつろいでしまう雰囲気。「歯医者に行きたい思ってと来てくれる人は少ないと思うんです。そこを変えていきたいんですね。」と話してくれたのは匠原龍太郎院長。日本のみならず、海外での勉強や勤務の経験を持つ歯科医師である。海外を経験したからこその想い、治療に対するこだわりなど、じっくりを聞いた。
(取材日2017年9月21日)

歯を維持するための通院習慣を根付かせたい

まずは開業に至った理由を聞かせてください。

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開業を決意したのは、日本に「歯をきれいに維持するためにクリニックに行く」という習慣を少しでも根付かせたいと思ったからです。私はニューヨーク大学で勉強したり、海外の歯科医院で働いてきたんですけど、そこでさまざまな国の人の歯を見てきました。そこでたくさんの経験をして、日本人ももっと歯を大切にしてほしいと思ったのが大きなきっかけですね。玉造を選んだのは、大学を出てから天王寺区で働いていたので雰囲気がわかっていたたということに加え、大阪市内で開業したいと思っていました。そうやって探している時に、たまたまこの場所に出会ったんです。そしたら、この近くで私の曽祖父が大工をしていたということがわかって、縁を感じたこともあり、この場所に決めました。

開業する前はどんなところで働いていたんですか?

大学を出て最初に働いていたのは大きなクリニックです。そこで基礎から始まって、歯科治療に対する技術や心構えの基礎を教えてもらいました。それから、再生医療の研究をしたくて、名古屋大学で研究をして、その後、ニューヨーク大学へ留学しました。そこでアメリカの歯学生の考えに触れられたのはいい経験でしたね。それから縁があってカンボジアへ行ったんです。カンボジアっていうとNPOみたいなものをイメージされる方が多いんですけど、私がいたのは都心部のインターナショナルクリニック。ですから、いろいろな国の方や富裕層の患者さんを診ていました。ヘリコプターに乗って治療に来るような人もいて、いろいろな経験をさせてもらいました。

日本と海外の両方を経験して、一番大きく感じたことは何ですか?

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「歯に対する意識が全然違う」と言うことが一番感じたことですね。欧米は歯科に対する治療費が高いんですよ。ですから「虫歯にならない!」という意識、審美に対する意識がものすごく高いです。アメリカは特にそうで、子どもの歯並びが悪い場合、それを直すのは親の責任なんです。口腔の管理をきちんとできないと、出世もできない。肥満と一緒で、自己管理ができないと思われるんですね。ですから、みんな歯がきれいです。日常のレベルのケアではそう差がないと思うんですけど、とにかく3ヵ月に一度クリニックへ行く。虫歯のチェックをして、クリーニングしてというのが当たり前。美容院に行くとかそんな感覚ですね。そこがとにかく日本とは全然違うなと感じたところです。

虫歯を再発させないための治療が大切

欧米では、日本よりも予防歯科の意識が根付いているんですね。

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日本と何が違うかというと、結局は意識・習慣の違いにたどり着くと思うんですよね。日本の人も、みんな歯をきれいにしたいけど、やり方がわからないって言うんですよ。日本では長年、虫歯になってから治療に行く、詰め物が取れたから行くという通院の仕方がほとんどで、予防のために行くという意識がありませんでした。なので、大人になっても歯科に通う習慣があまりありませんよね。欧米では子どもの時から習慣として行きますから、何もないけど歯科に行くのは当たり前なんです。予防のために通っているから痛い治療もないし、クリーニングしてもらってスッキリする。歯科医院に対するイメージも全然違いますよね。日本だと怖いとか痛いと思ってる人が多いですもんね。なので、そういう意識を変えたいと思って日々の診療に取り組んでいます。

導入されている、セレックシステムについて教えてください。

あまり聞きなじみのない方が多いかもしれませんが、スイスでは普及率も70%くらいある歴史のあるセラミックのかぶせ物を作る機器です。虫歯になった時に金属の詰め物をする人が多いと思うんですが、金属だとどうしても歯とくっつきにくく、隙間ができる可能性が高いんですよね。ですから取れやすいですし、ばい菌が入って虫歯が再発し、再治療が必要になるという悪いサイクルが発生するんです。一方セラミックは歯と接着します。隙間ができないので取れにくいですし、ばい菌も入らないので虫歯が再発する可能性は低くなります。審美的にもきれいなんですね。そのセラミックでできた歯の修復物を最短ですと1時間くらいで作ることができるんです。金属ではないので、金属アレルギーの方にも安心です。

セラミックを使用するメリットはどんなことですか?

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メリットは、とにかく虫歯の再発がしないということです。それから治療にかかる時間が短時間ですみます。昔なら型をとって1週間後くらいにセットといった具合でしたが、そうするとその1週間の間にばい菌が入ってしまう場合もあるんです。でも、セレックシステムの場合、セットまでの時間が短いので、何度も通院しなくていいですし、ばい菌の感染リスクも減ります。型取りもしなくていいので、型取りの気持ち悪さもありません。虫歯になってしまったのは仕方がありませんが、そこから丁寧にメンテナンスして再治療を繰り返さないことが大切になると考えていますので、そういう意味でも非常に有効な治療だと考えています。

ネガティブなイメージを払拭し、開かれた歯科医院に

先生が診療するにあたって、大切にしていることはなんですか?

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私たちの仕事は虫歯を治すのはもちろんですけど、患者さんの歯に対する意識を変えていくというのもあると思います。なので、自分が一方的に話すのではなく、コミュニケーションを大切にします。患者さんの様子を見ながら、丁寧に説明して、自分の歯のことを理解してもらうんです。今まで自分の口の中の状態を説明されたことがない人も多いので、当院ではとにかく説明をします。口の中の写真を撮ってお見せすることから始めて、なぜ歯が悪くなったのか、それを治す場合はどうするか、どうしたら繰り返さないかも説明します。きちんと説明したら皆さんわかってくれますし、努力してくださる方も多いんですよ。

先生がめざしている歯科医院のイメージはありますか?

日本の歯科医院に対するイメージって、ネガティブなものが多いなと思うんです。子どもの時に痛い思いをして、トラウマになって行きたくない、歯科医院は行きたくない場所という人がすごく多いと思うんです。それをとにかく払拭したいですね。ここを作る時にも、とにかく全部見えるようにしたかったんです。隠さなくてはいけないような所は何もありません。もちろん、患者さんのプライバシーもありますから、診療台まで丸見えというわけにはいかないですけど。技工も含めて、閉鎖的ではなく「うちはこんなことをしているんだよ」というのをむしろ見てほしいです。そして、美容院に行くように、自分の歯に興味を持って楽しみにしながら来てくれる場所にしたいと思いますね。

最後にメッセージをお願いします。

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当院のモットーは「喜ばれることに喜びを」。この言葉どおり、患者さんに喜んでもらうためにはどうしたらいいかな?とスタッフみんなでいつも考えながら仕事をしています。歯科医院が苦手な人、きれいな歯にしたいけど方法がわからない人、近くに住んでいる人……どんな人でも、気楽に来ていただいて、なんでも相談してもらえたらと思います。皆さんにとって歯科医院が緊張して来なくても大丈夫な場所であるように、また、通院するのが楽しくなるようなクリニックにしていきたいと思いますし、患者さんにとって最高の治療を提供できるように努力していきます。自分の歯を大切にして、健康な歯で美味しい食事と素敵な笑顔の喜びを私たちと共有しましょう。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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