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岸本 隼人 院長の独自取材記事

きしもと眼科

(神戸市東灘区/青木駅)

最終更新日:2019/07/02

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阪神本線魚崎駅と青木駅の間の住宅地にある「きしもと眼科」。神戸大学医学部附属病院眼科、三菱神戸病院などで経験を積んだ岸本隼人院長が2017年5月に開院。地域の人たちの目の健康を保つため、一般眼科診療のほか、日帰りの白内障手術、緑内障治療、小児の近視治療、先進医療となる多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術などの治療に力を入れている。気軽に相談できる地域のクリニックをめざすとともに、質の高い医療サービスを提供したいという、岸本院長に話を聞いた。
(取材日2019年5月16日)

住み慣れた地域で、専門性の高い眼科治療を提供

どのような経緯で開業されたのですか?

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医師になった時からいつかは自分のクリニックをもちたいと考えていました。神戸大学医学部附属病院の眼科に入局後、製鉄記念広畑病院、三菱神戸病院などに勤め、その間、白内障や緑内障、網膜硝子体疾患、角膜疾患、眼瞼疾患などさまざまな治療を行いましたね。三菱神戸病院では医長として白内障手術、硝子体手術、緑内障手術、硝子体内注射などを担当したりと、多くの経験を積みました。それまでの経験と技術を生かし、地域の皆さんの目の健康を保ちたいと2017年5月に開院することになったのです。

こちらで特に力を入れている治療などはございますか?

もちろん幅広い治療に対応していきたいので、これというものがあるわけではないのですが、白内障の日帰り手術に関してはニーズも多く、当院の特徴の1つだと思います。基本的には患者さんからのご要望に合わせて手術を行っているので、「見えるから手術はいらない」という患者さんに無理に勧めることはありません。ただ手術を行わないと症状の改善をめざすことはできませんし、見える世界も違うと思っています。これまでの病院の手術経験を生かし、術後に合併症が起こらないよう丁寧な手術を心がけていますし、検査から手術、その後のフォローなども当院で一貫して行えるので患者さんも手術に踏み出していただきやすいとは思います。また先進医療認定施設ですから、多焦点眼内レンズを用いた手術に関しても患者さんの経済的負担を少しは減らせると考えています。

開院するにあたり目標やこだわりなどはありましたか?

この辺りは東灘区の中では下町的な地域ですが、そういう地域で専門的な治療を受けられるよう、治療機器や検査機器をそろえ、白内障の日帰り手術もできるように設備を整えました。院内はゴージャスな感じより、親しみがあって落ち着いた雰囲気のほうがいいなと考えて、受付や待合室は目に優しい緑や木目のインテリアに。ほかにも診察室では患者さんがリラックスできるようにアロマも使っています。また、クリニックビル内で他科との連携がしやすいということもここを選んだ理由の一つです。例えば、1階の内科で糖尿病の診断を受けた患者さんが、糖尿病網膜症があるかどうか、当院に紹介され検査・治療を行う。逆に、眼底検査を行い、糖尿病の疑いがある場合もありますから、そういったときは当院から内科さんを紹介する場合もあります。そのように協力し合って地域の健康に貢献したいと考えています。

医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

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小さい頃は体が弱くてよく病院に行ってまして、お医者さんが身近な存在だったことがきっかけでしょうか。高校生の時に、将来は医師になりたいと医学部をめざしました。医師になるなら外科の医師になりたいと最初から考えていました。子どもの頃から、機械を分解したり組み立てたり、プラモデルを作ったりすることが好きで、手先が器用でしたね。大学で勉強していく中で、顕微鏡を使った精密な手術を行う眼科に興味を持ちました。眼科は、手術など治療結果がすぐに出て、患者さんに変化を実感してもらいやすいことも自分に合っていると思います。

未来ある子どもたちのため、近視治療にも注力

開院して2年、どのような患者さんが来院されますか?  

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近隣の幅広い世代の方がいらっしゃいます。高齢の方は、視力が弱って見えにくい、視野が狭い感じがするといった白内障、緑内障の方が多いです。大人の方は、コンタクトレンズが欲しい、老眼用の眼鏡が欲しい、コンタクトレンズのトラブル、ドライアイ、花粉症のアレルギーなどさまざまです。近くに小学校や中学校があるため、お子さんも多いですよ。特に今の時期は、学校の視力検査結果を持って来る小学生が増えますね。思っていた以上に子育て世代が多く、最初にお子さんが来院して当院のことを知ってもらい、では親御さんも、おじいちゃん、おばあちゃんも診てくださいと、ご家族皆さん診療する機会も多いです。患者さん同士のご紹介で来院される方も増えてきました。

最近はお子さんの近視も多くなっているそうですね。

そのような傾向は当院でもあります。お子さんの近視を心配しているお父さんやお母さんも多いので、特に小児の近視の予防、進行を抑制するための治療に力を入れています。視力が弱いと勉強でも部活でも不便ですよね。放っておくと進行してしまいますので、少しでも良くなるよう早めの診療をお勧めしています。治療法としては、まずは目のピント調整を改善するために点眼薬を用いたりしていきます。ほかにも機器を使用し、3D画像を見ることで目の緊張の緩和をめざす視力訓練などもありますね。

オルソケラトロジーという治療法もあると聞きました。

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オルソケラトロジーは、寝る前に専用のコンタクトレンズを装着して、就寝中に角膜の形状を平坦化させることで、視力の改善を図る方法です。目への負担も少なく、日中は眼鏡や裸眼で生活できるという特徴があります。近視の治療は程度によって限界はありますが、進行しやすい成長期の子どもの頃から治療に取り組むのが良いとする意見もあります。また、程度によっては眼鏡をかけずに裸眼で過ごせるので、お子さん自身もモチベーションが上がり、しっかり継続しているといううれしいお声も聞くことが多いです。

地域住民に信頼されるクリニックをめざして

印象に残っている出来事があれば教えてください。

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これまで白内障手術ができる眼科クリニックがこの周辺になかったため、この場所に開院して、手術を行い、地域の皆さまに喜んでいただけているのは、本当に良かったと思っています。勤務医の時との大きな違いは、一人の患者さんを最初から最後まで自分が診療し続けられること。そこが一番のやりがいとなっています。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

納得して治療を受けていただけるように、わかりやすく丁寧に説明するように心がけています。患者さんは、悩みやトラブルを抱えて当院へいらっしゃるため、安心していただきたいですね。手術や長期の通院が必要な治療については、パンフレットを用いて今後の見通しや治療の目標がわかるように説明しています。また、患者さんの通院の負担ができるだけ少なくなるよう、インターネットからいつでも予約できるようにし、待ち時間を減らすような工夫もしています。

今後の展望を教えてください。

まだ保険診療とはなっていないような新しい治療方法、先進医療とされて期待されている治療にはさらに力を入れていきたいです。一つの眼科疾患に対して、さまざまな治療法が開発されるように、医療はどんどん進歩しています。学会や勉強会などに参加し、勉強も続けていきたいですね。オルソケラトロジーや、白内障の多焦点眼内レンズについても、問い合わせも多いと感じます。地域の皆さんに、当院のことをもっと知っていただいて「目のことなら、きしもと眼科」と言ってもらえるように、スタッフみんなで頑張っています。

読者の方にメッセージをお願いします。

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目に違和感がある、いつもと見え方が少し違うなど、ちょっとしたことでも気軽に来院していただきたいですね。網膜剥離、飛蚊症など意外と気がついていない方も多く、症状によって病気が隠れているケースもあります。お子さんの斜視や弱視も早めの治療が重要。当院には視能訓練士もおりますので、斜視・弱視訓練も実施しております。また、緑内障なども、症状が出てからでは手遅れということも多く、さらに片目だけ症状がある場合などは余計に気づきにくいです。40代になったら定期的な検査がお勧めですし、クリニックだからこそ、そういったご相談も気軽にしていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術/40万円~、オルソケラトロジー(片眼)/7万5000円

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