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戸田 憲一 院長、松島 佐都子 先生、中島 利栄子 先生の独自取材記事

扇町公園皮膚科クリニック

(大阪市北区/中崎町駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪市営地下鉄谷町線・中崎町駅から徒歩5分、堺筋線・扇町駅から徒歩7分。北野病院のすぐそばにある真新しいマンションの1階、メディカルモールの一角に「扇町公園皮膚科クリニック」が2017年に開業した。キッズコーナーを備えた待合室にはさまざまな掲示物が並び、受付カウンターには持ち帰り用のパンフレットや試供品が整然と並ぶ。患者の話を聞き、満足度を優先するという同院の姿勢が、院内の様子からも見て取れる。北野病院を定年退職し、この5月に開院した戸田憲一院長と、2人の女性ドクター松島佐都子先生、中島利栄子先生に話を聞いた。
(取材日2017年9月20日)

地域の願いを叶えるクリニックが開院

こちらに開院された理由をお聞かせくださいますか?

1

【戸田院長】北野病院を定年退職する少し前に、このメディカルモール開設の予定があることを聞きました。それで、患者さんたちに定年をお伝えすると同時に、この近くで開業しますと言えたらいいなと思ったのが一つですね。これからも続けて診ていきたい患者さんがたくさんいましたし、患者さんからのリクエストといいますか、開業してほしいというお声も頂戴しておりました。また、自分自身のこととしては、やはり定年退職の後もう少し働きたいという気持ちが強かったのですね。ですので、このモールのお話をいただいたときに、これはいいと思いました。

患者層はどのような感じですか?

【戸田院長】皮膚科は年齢層という部分では非常にバリエーションが多いので、赤ちゃんからお年寄りまで幅広いのですが、やはりお年寄りが多いですね。北野病院で診ていた患者さんも大勢来てくださっています。重症の患者さんは、提携病院にご紹介してますが、やはり近さという点と、私の後任で診療されている先生と懇意にしていることもあり、北野病院をご紹介することが多いですね。もちろん、患者さんのご希望や他科との連携などで、別の病院をご紹介することもあります。

クリニックの診療モットーについて教えてください。

2

【戸田院長】保険診療を主軸に、一般的な皮膚疾患はすべて受け入れる、全体を見る、というのが基本姿勢です。将来的には、美容的な側面を伸ばしていく必要があるのかなと思いますが、基本的には一般皮膚科学の疾患をきちんと診るというのをモットーにしています。実は皮膚疾患というのは、ほとんど原因がわかっていないんですよ。アトピー性皮膚炎もそうです。ですので、患者さんと話し合いながら、患者さんが満足できる状態をともに探り、維持するという治療をめざしています。

心の問題を含む皮膚科での診療について

なぜ皮膚科の医師をめざされたのですか?

3

【戸田院長】実は私はもともと、工学部にいたのです。でも就職を考えたときにちょっといろいろ思うところがあり、医学部に入り直しました。どちらかというと研究の分野に興味があったのですね。それで、患者さんを診ながら研究もできる科目とは何だろうと考えたときに、皮膚科が一番合っているのではないかと思ったのです。
【中島先生】皮膚疾患というのは、思っている以上に人の目に触れるストレスというのが大きいものです。ただ皮膚の症状を治すだけではなく、そういったストレスの緩和なども視野に入れた診療ができれば、患者さんの役に立てるのではないかと考え、皮膚科を専門に選びました。
【松島先生】私はちょっと直感的に、女性であることを生かせる科目に進みたいと思ったんです。皮膚科は女性ならではの部分が大きいなあ、と思ったものですから、そこから道に入りました。

ストレスを抱えている患者さんは多いですか?

【中島先生】そうですね、特に若い女性の方は、他人が気づかないような症状であっても、ご本人は大きなストレスを抱えているということもありますので、ただ診るだけではなく「よくお話を聞く」というのを念頭に置いています。たとえ時間がかかっても、「言い残したことはない!」というぐらいのレベルをめざしています。皮膚科の場合は、そういう心の面のダメージが大きいことが多いので、少しでも和らげていけたらと思います。
【松島先生】来られた患者さんは、必ず何かのお悩みがあって来られているのですから、そこを解決したいなというのはいつもありますね。その手段として、さまざまなアイテムをそろえていけたらいいなと思っています。私自身年令を重ねたことで、患者さんと共感できる部分が増えてきましたので、「私もそうです」というと安心してもらえることもありますね(笑)。

今最も力を入れている領域というのはありますか?

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【戸田院長】特に力を入れているということではないのですが、最近増えてきているのが、乾癬(かんせん)の患者さんですね。あるモデルさんがSNSで告白したことがメディアで取り上げられ、それを見て「自分もこの病気ではないか」と症状に気がついた、という患者さんが多いです。この病気は私が研究していたテーマとも関連がありまして、思い入れがあります。乾癬以外には、アトピー性皮膚炎の人も目立ちます。そういった免疫学的な疾患には、まだまだ多くの謎があり、興味が尽きません。
【中島先生】疾患以外のものとしては、しみのご相談が増えています。何らかの症状で来られて、「それとは別なんですけど、実は最近しみが増えて……」という感じで相談される方が多いですね。これは女性に限らず男性もです。また、脱毛に関しても、病的なものではないけれども薄くなってきて……というお悩みがよく寄せられるようになりました。

何よりも大事なのは、患者の声に耳を傾けること

「女医さんがいてくれてよかった」と患者さんに言われることはありますか?

5

【松島先生】「女医さんだから言える、診せられる」とおっしゃる患者さんは多いですね。ちょっと遠方から来られた20代の女性が、「かかりつけのお医者さんは男性なので見せにくく、言えないままだったのですが、ネットで探して来ました」とおっしゃっていて、ああよかったな、と思いました。
【中島先生】デリケートな場所は、「女医さんだから来ました」と言われることがありますね。また、「この症状とは違うところで、ずっと気になっているところがあって、今まで誰にも言えなかったけど女医さんだから言います」とか、「何年も悩んでいて、でも男の先生には言えなくて」とか。
【戸田院長】お子さんの対応などは、女医さんがいてよかったなあと思うことが多いですね。いろんな患者さんへの対応のバリエーションが、たいへん豊かになっていると思います。患者さんも2人には話をしやすいようです。

患者さんの話をゆっくり聞くということを大事にされているのですね。

【戸田院長】特に美容面のお悩みを話される患者さんがとても多いですね。それはもう、男女も年齢も関係なくあります。しかしそれは大きな病院では話しにくいのですね。時間がないというのもありますが、疾患以外の話をしにくいというのが大きいと思います。患者さんとゆっくり話をできるというのは、やはりクリニックの利点ですね。

子どもの患者さんも多いのですか?

【戸田院長】他の年齢層に比べれば少ないですが、来られます。アトピー性皮膚炎や、ウイルス感染による皮膚疾患である水イボなどもすべて対応しています。
【中島先生】私も松島も子どもがいますので、安心して来てください。診察室に入るやいなや泣き出すお子さんがほとんどですが、2回目からは泣かずに来られることが多いです。水イボの治療など痛みを伴う治療の場合は、麻酔テープがありますよ。
【松島先生】水イボについては、小児科などで「取らなくていい」と言われ、でも実際はプールに入れないなど問題が出てきて、一体どうしたらいいの?と思っているお母さんたちが結構いらっしゃいます。まずはお気軽に、ご相談に来てくださいね。

今後の展望を教えていただけますか?

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【戸田院長】先ほども言いましたように、当院では、年齢・性別問わず、すべての皮膚疾患に対応し、世界標準・日本標準の、ガイドラインに沿った治療を提供しています。それらを引き続き行いながら、今後は個人個人に合った適切な治療を考えていく、個別対応の部分を強化していきたいですね。また、現在お悩みの多い順というわけではないのですが、しみやしわ、脱毛、それとまつげに関しては、クリームやローション、育毛スプレーなど補助的なケアや製品の取り扱いも行っており、今後は患者さんのリクエストなどもお聞きしながら、さまざまなアプローチでお悩みの改善に努めていきたいと考えています。

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