全国のドクター9,238人の想いを取材
クリニック・病院 160,685件の情報を掲載(2022年6月30日現在)

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市中京区
  4. 丸太町駅
  5. 医療法人 御所南はなこクリニック
  6. 山内 華子 院長

山内 華子 院長の独自取材記事

御所南はなこクリニック

(京都市中京区/丸太町駅)

最終更新日:2021/10/12

183846

地下鉄烏丸線の丸太町駅5番出口から竹屋町通を東へおよそ3分。こどもみらい館を正面に望むビルに「御所南はなこクリニック」がある。2016年に開院した皮膚科のクリニックで、美容皮膚科も診療科目に掲げている。院長の山内華子先生は大の子ども好きで、皮膚科を受診する患者の半数以上が子ども、親子での受診も多いという。また、美容皮膚科の領域では、速いスピードで進化する新しいノウハウを積極的に吸収。日本皮膚科学会の皮膚科専門医としての知識・技術に裏づけされた、安心して受診できる美容診療の提供をめざしている。山内院長に、皮膚科の医師としてのこだわりや美容皮膚科にかける思いを語ってもらった。

(取材日2019年1月18日)

多くの選択肢から適した治療法を提案

どのようなきっかけで医師をめざしたのですか?

20190225 1

私が大学に進む頃は、ちょうど就職氷河期で、特に文系の女性が希望する仕事に就くのが難しい時代でした。高校は文系のコースを選択しており、そのまま系列の大学に進む予定だったのですが、厳しい状況を目にして理系に進路を変更したのです。高校を卒業後、一から理系学部受験のための勉強を始め、どうせ挑戦するなら難関をめざそうと医学部を志望しました。

なぜ皮膚科を選ばれたのですか?

東京の医大に進み、卒業後は女性やお子さんを診たいと考えていました。最初は産婦人科を見学したのですが、当直が多くて、体がそれほど丈夫でない私には向いていないとわかりました。それで、女性やお子さんの受診が多い診療科の皮膚科を選びました。もっとも、医大を卒業して地元の京都に戻って大学病院に勤務すると、患者さんは大多数がご高齢の方でした。症状も皮膚がんなど生命に関わるようなケースや膠原病、化学療法や抗がん剤の副作用の患者さんもよく診ていましたね。

開業を決意された理由を教えてください。

20190225 2

病院で行ってきた保険診療の限界を感じたからです。例えば、病気が原因となる円形脱毛症に対して、保険診療の範囲内でできる治療は限られています。残念ながら効果はあまり期待できず、長期間にわたって脱毛状態が続くと、毛根が死んで毛が生えなくなってしまうことも。脱毛部分が気になると気分が落ち込み、生活にも支障が出るでしょう。また、男性の薄毛に多い「AGA(男性型脱毛症)」は、実は女性にも見られます。しかし、女性のAGAの治療法は男性よりずっと少なく、保険診療では何もすることができません。こうした場合でも、保険診療に枠にとらわれないことで治療法の選択肢がぐんと広がります。個々の症状に適した治療法を見つけて、症状の悪化を防ぐことも可能になります。症状が悪化して髪や肌の状態が悪くなると、女性の場合は結婚、就職などに影響することもあるので、多くの選択肢を示してあげることは開業医の私の役割と思っています。

女性医師の視点でアドバイスが可能なことが強み

どんな患者さんが多いのですか?

3

半分近くがお子さんで、成人の患者さんは圧倒的に女性が多いですね。親子で通われるケースも多く、2階に大きなキッズスペースも用意しています。子どもがとても好きなので、診察の際はできるだけ泣かせないように気を使っています。1〜2歳のお子さんはワクチン接種が多い時期で、お医者さん=注射というイメージがあって泣いてしまうこともありますが、おかげさまで最近はエリア外からのお子さんの受診も多くなってきました。一方、男性が少ないのは、美容皮膚科を掲げて、サロン的な造りにしているせいかもしれませんね。クリニック内は、1階が一般の皮膚科のフロア、2階が美容皮膚科のフロアになっています。

日本皮膚科学会の皮膚科専門医資格を取得されていますね。

専門的な知識や経験を持つ一人前の医師の証明のようなもので、取得するのも維持するのも大変なのですが、医師として必須だと私は考えています。当院では皮膚科、アレルギー科のほか、小児皮膚科、美容皮膚科を診療科目に掲げています。美容皮膚科については、美容クリニックで診療を受けることも可能です。しかし、私は美容だけでなく病気をきちんと診療できる医師でありたいと思います。安心して受診してもらいたいので、皮膚科専門医としてのノウハウを診療の土台としています。

皮膚科の医師としてのポリシーを聞かせてください。

20190225 4

患者さんが多い疾患でいうと、お子さんのアトピー性皮膚炎の場合は基本的には最新の診療ガイドラインに沿うように心がけています。悪化させたり、長引かせたりしないように、最初にしっかりと薬を使って症状を抑え、徐々に薬を減らしていきます。ステロイドを使うことに不安を持っておられる保護者には、薬を減らすことを目標にして、初期段階でしっかりと症状を抑えることをきちんと説明します。一方、これも患者さんが多いニキビの治療では、女性医師としての個性を発揮できます。若い患者さんは少し改善すると通院されなくなる傾向があり、悪化して再治療というケースがよくあります。このため生活習慣はもちろん、スキンケアやメイクについてのアドバイスが必要です。ニキビの塗り薬は種類によってテクスチャが異なり、使用感が違うだけでなくメイクの乗りに影響するので、その患者さんの生活パターンに合った使い方をきちんと説明します。

美容皮膚科にはいつ頃から興味を持つようになったのですか?

結婚を契機にいったん大学病院を辞して渡米しました。米国の医師免許を持っていないので診療はできませんでしたが、スタンフォード大学の皮膚科で、インターンの医師たちと一緒にさまざまなことを学びました。美容皮膚科については、現地で先端の現場を学び、その経験が今にも生きていると感じています。欧米人と日本人とでは体格などが異なるため、アメリカで学んだセオリーは通常はそのまま日本では使えませんが、カリフォルニアはアジア系の人が多いのでとても勉強になりました。

経験と知識に基づいた治療を提供する

美容皮膚科における診療ポリシーを教えてください。

5

医療用レーザーを使ったしみのケアで良い結果を得るためには、正確な見立てに基づいて、レーザーの種類や使う薬剤の種類を決めることが大切です。また、たるみについてご相談を受けることも多いです。当院では注入系の施術として、ヒアルロン酸を用いた肌のへこみのケア、ボツリヌス毒素製剤を用いた眉間の深いしわのケアも得意としています。当院は、扱っている薬剤の種類も症例数も多いので、豊富な経験と知識に基づいた診療を提供できるのが強みです。

新しいケアの方法はどのようにして習得されるのですか?

美容診療については、先ほどもお話ししたようにアメリカで学んだ経験が現在のベースになっています。薬剤の使い方などについては、美容外科のクリニックに勤めてきたので、日本でもさらに経験を積みました。現在も学会に行ったり、文献を読んだりして、自分の診療に取り入れていきます。また、東京の医大時代の友人などとのネットワークを生かして、新しい情報を入手するように努めています。

先生が注目されている美容診療を教えてください。

20190225 6

たくさんありますが、当院は厚生労働省が認可した医療痩身機器を設置しています。体脂肪のうち内臓脂肪はダイエットや運動で減らすことが可能ですが、指でつまめる皮膚に近い部分の皮下脂肪を減らすのはかなり困難です。この機械で脂肪細胞を凍結壊死させて自然に排出させることで、落ちにくい皮下脂肪の減少を図ることができます。これからこの機械は徐々に普及していくと思います。ただし、機械があればめざす状態になれるわけではありません。器具の装着の仕方によって脂肪の減り方が異なり、見た目も違ってくるからです。当院ではほぼ全員のスタッフが東京で開催される専門的な勉強会に参加しており、美しく仕上げるための技術を常にブラッシュアップしています。

今後の目標を教えてください。

美容皮膚科の世界は、どんどん新しい器具や薬剤が開発されます。正確なジャッジをして、患者さんに本当にお勧めできるものを提供するために、しっかりと勉強していきたいと思います。また、美しい見た目をつくるデザイン的なセンスも磨いていきたいですね。美容皮膚科は美容クリニックでも施術を受けられますが、疾患も診られる皮膚科ならトータルにケアすることも可能です。一回ごとの診療に真剣に取り組んで、患者さんから信頼され、安心して受診していただけるクリニックをめざします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/1ミリメートル1000円~、医療痩身/手のひらサイズのパッド1枚 35分 7万円、ヒアルロン酸を用いた肌のへこみのケア/2万円~、ボツリヌス毒素製剤を用いた眉間の深いしわのケア/4万円~

Access