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渡邉 優 院長の独自取材記事

ひさいインター歯科

(津市/久居駅)

最終更新日:2024/02/08

渡邉優院長 ひさいインター歯科 main

伊勢自動車道久居インターチェンジから車で1分ほど。ショッピングモール内にあるのが「ひさいインター歯科」だ。院長の渡邉優先生は鹿児島大学歯学部を卒業後、三重県内のいくつかの歯科医院で研鑽を積んだ歯科医師。勤務医として勤めていた歯科医院を引き継ぐ形で2013年に同院を開業した。来院する幅広い年齢層の患者のニーズに対応するため、入れ歯治療や小児矯正、予防歯科に力を入れている。さまざまな勉強会にも積極的に参加するなど、より質の高い歯科治療をめざし尽力する渡邉院長に、この地に開業した経緯や力を入れている診療、歯科医師をめざしたきっかけなど幅広く聞いた。

(取材日2019年5月28日/情報更新日2023年12月26日)

子どもから高齢者まで幅広い年齢層のニーズに対応する

開業にあたりこの場所を選ばれたのはなぜですか?

渡邉優院長 ひさいインター歯科1

私は生まれが九州なのですが、幼い頃から三重県で育ちました。それで、鹿児島大学歯学部を卒業した後、三重県内のいくつかの歯科医院で研鑽を積ませていただきました。実はこの場所には、もともと医療法人が経営する歯科医院が入っていまして。開業前まで、その歯科医院に勤務医として勤めていたんです。その後、事業縮小のため、医療法人がその歯科医院を手放すことになった際、理事長から「機材も全部残すから、ここを引き継いで開業してみないか?」というお話をいただきまして。ゼロから開業するとしたら、土地を見つけ、機材一式を購入し、患者さんも新たに集めなければなりません。ここでなら機材も患者さんもそのまま引き継げるため、始めやすいと感じ、この場所での開業を決意したのです。

では、ずっと通っている患者さんが多いのでしょうか?

開業当初はご高齢の患者さんが多く、そのニーズに応えるため、より違和感が少なく目立たない入れ歯を取り入れるなど、入れ歯治療に力を入れてきました。すると次第に、患者さんの息子さんや娘さんも来られるようになりまして、さらにそのお子さんたちも来てくださるようになったんです。今では、お子さんからご年配の方まで幅広い年齢層の患者さんに来ていただいていますね。ショッピングモール内にあるため、駐車場も広く、通院しやすいのが当院の特徴です。すぐ近くに国道も通っているからか、かなり広いエリアから患者さんが来てくださるので、ありがたいです。また当院では、通院が難しい方への往診も行っています。

子どもの患者さんはどんなご相談でいらっしゃいますか?

渡邉優院長 ひさいインター歯科2

お子さんの歯並びについて相談を受けることが多いですね。そのため、当院では数年前から小児矯正にも力を入れるようになりました。また近くに小学校があるため、健診で引っかかった虫歯や噛み合わせなどの治療のために来る患者さんも多いです。子どもは治療を怖がる子が多いです。そのため、せっかく来たからといって無理にその日に治療をするのではなく、まずは口の中にものを入れることに慣れてもらうことを心がけています。無理に治療をしトラウマになってしまい歯医者に通うのが嫌になってしまっては意味がありません。精神の成長に合わせて治療を変えていくことが大切だと考えています。

歯を長く保つため、小児矯正や予防歯科に力を入れる

小児矯正にも取り組まれているのですね。

渡邉優院長 ひさいインター歯科3

お子さんの歯が乳歯から永久歯に生え替わる時期に、何の処置もせず歯並びがきれいに整っていくケースはまれです。そこで当院では、上下の前歯4本が生え替わったタイミングで矯正を始めることをお勧めしています。ただ、受け口と呼ばれる反対咬合の場合など、もっと早い時期から始めたほうがいいケースもありますね。また、顎の骨格などの遺伝的要素に加え、噛み方の癖や姿勢も歯並びに影響を及ぼします。歯並びが悪いままだと、虫歯や歯周病になりやすくなりますし、上下の前歯が噛み合わない開咬という状態を放置すると、将来的に歯を失うリスクが高まるともいわれています。生涯にわたって歯の健康を保つためにも、幼い頃から歯並びを整えることは重要です。

幼い頃から矯正するメリットは何でしょうか?

顎の成長が止まった成人が重なり合った歯を矯正する際、多くの場合、何本かの歯を抜く必要があるからです。実は、私自身大人になってから矯正をしたのですが、歯を抜くとともに、ワイヤー装置で歯を動かす際に強い痛みも感じました。小児矯正は、そのような成人矯正とは異なるものです。歯を抜いたり動かしたりすることより、歯が正しい位置に生えるよう顎の成長を誘導することに主眼を置いています。また、大人になってから矯正を始めると、健康な歯を抜かなければならないケースが多いとお話ししましたが、幼い頃から矯正を始めれば抜歯が必要となる可能性は低くなります。さらに矯正と並行して、歯並びに悪影響を及ぼす癖を直すためのトレーニングを行えるというメリットもありますね。

健康な歯を残すことに重きを置いていらっしゃるということですね。

渡邉優院長 ひさいインター歯科4

はい。ですので、予防歯科にもかなり力を入れています。具体的には、患者さんに定期的に来ていただいて、歯のお掃除やブラッシング指導を行います。お子さんの場合、親御さんに虫歯の予防方法をお伝えするようにもしていますね。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中に虫歯菌は存在していませんが、1歳半ぐらいから親御さんなど身近な大人との交流を通して虫歯菌に感染しやすくなります。ですから、その時期はもちろん、妊娠中からお母さん自身が虫歯の治療や予防をしっかりと行い、お口の環境を整えておくことは大切です。そうした点も含めてサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

かかりつけ医として普段から定期的に通ってもらいたい

どんなきっかけで歯科医師をめざされたのですか?

渡邉優院長 ひさいインター歯科5

高校時代に家族ぐるみで仲良くしていた同級生の影響が大きいですね。彼のお父さんが歯科医師だったんです。彼の家に遊びに行くと、お父さんから「手が小さいね。君の手なら患者さんの口の中にすっと入りそうだね」と言われたり、お母さんから「器用そうな手ね」と言われたりしまして(笑)。ちょうど私自身、「将来に向けて何かの資格を身につけたい」と思っていた時期でしたので、そうした出来事をきっかけに「歯科医師をめざそう」と思うようになったんです。

歯科医師として心がけていることを教えてください。

臨床の現場では、授業で学んだとおり治療してもうまくいかないケースもあります。そのため、問題の原因を探り、解決できるよう、補綴や根管治療をはじめとしたさまざまな勉強会に参加するようになりました。勉強会で学んだ道具や方法を導入することで治療の精度が高まったと感じています。もちろん何でもうのみにするのではなく、さまざまな症例や治療法を十分に吟味し、取捨選択するよう心がけてきました。また、患者さんの状況は一人ひとり異なりますし、こちらが良いと思う治療と患者さんが望む治療が必ずしも一致するわけではありません。しっかりとコミュニケーションをとり、一人ひとりの状況を理解した上で、患者さんとご相談しながら治療を進めていきたいですね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

渡邉優院長 ひさいインター歯科6

お子さんの乳歯が隙間なく生えそろっていると、「歯並びがきれい」と喜ばれる親御さんもいるようです。しかし、そのような場合、永久歯に生え替わると歯並びが悪くなる可能性もあります。もちろん、歯科医師ではない一般の方がそうした症例を見極めるのは難しいことでしょう。だからこそ、お子さんの場合、「虫歯がある」「痛みがある」などの症状がなくても、定期的に歯科医院に通っていただきたいのです。また中には、歯の治療を途中でやめてしまう患者さんもいます。きちんと治さなければ、病態が再発し、ゆくゆくは歯を失うことにもつながりかねません。「痛みがある」などのきっかけで来院されたら、治療をしっかりと受けていただき、その後もメンテナンスのために定期的に通っていただければ幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ジルコニアクラウン/12万円~、小児矯正/16万円~、目立たない入れ歯/13万円~ 
※詳しくは医療機関にお問い合わせください。

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