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堤 明裕 院長の独自取材記事

堤レディースクリニック

(高槻市/高槻市駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪急京都線・高槻市駅から徒歩1分。高槻駅から乗り換えに利用する人も多い便利な立地に、2017年4月に開業した「堤レディースクリニック」。産科、婦人科は受診にためらいを感じる女性も少なくないが、たくさんの観葉植物やオブジェなど居心地の良いカフェのような空間が、緊張感を和らげてくれる。院長の堤明裕先生がクリニックの理念として掲げるのは「帰りは笑顔で」という言葉。「最適な医療を」「快適な空間で」「気軽に」をモットーに、どんな悩みにも真摯に向き合い、じっくり相談できる環境を整えている。夜診の受付時間を午後8時までにしていることもあり、周辺地域の多くの女性に頼りにされている堤明裕先生に、理想とする医療サービスの在り方などについて聞いた。
(取材日2017年10月23日)

リラックスできる空間で、婦人科を受診しやすく

緑が多くおしゃれで、カフェのような素敵なクリニックですね。

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婦人科というと緊張して来られる女性が多いので、極力、病院を感じさせないクリニックをつくりたいと思い、こういう雰囲気にしました。「自然との一体感」をテーマに、プロの方に観葉植物を配置してもらっています。僕自身、日頃から観葉植物やオブジェ、小さいポートレートなどを見て回るのが好きなんです。いつも行く雑貨屋さんが家の近くにあり、そこで買ったりもしています。シンボルマークの「223」は、「つつみ」なんですよ。小さい頃から、この数字を自分のサインとして使っています。最初の2を反転させると、ハートマークになるので、温かみや優しさを感じてもらえるのではないかと思っています。

患者さんにとって快適な空間であることを第一に考えていらっしゃるのですね。

病院の待合室といえば、おしりが痛くなってしまうような椅子で、待ち時間は長くてスペースも狭い、というイメージですが、僕はそれがすごく嫌でした。まず患者さんの待合スペースから先に図面をひいて、設計してもらったんです。患者さんが直接触れるような所には極力費用をかけてこだわりましたね。患者さんが待つ時に苦痛を感じないように、むしろ逆に待っている時にリラックスできるくらいの空間にできたらと思ってクリニックを造りました。無農薬無施肥でカフェインの少ないこだわりの日本茶を何種類かご用意して、待合で飲んでいただけるようにもしています。

開業するにあたって、この場所を選ばれたのはなぜですか?

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出身は島根県の隠岐の島で、もともと高槻にゆかりはないのですが、京阪沿線の病院で診察していたこともあって、開業する前から多少は知っているエリアでした。たまたま縁があって、この物件があることを聞いたんです。偶然の出会いですね。近くには大阪医科大学附属病院と高槻病院があり、産婦人科の救急が充実していて、安心して開業できる場所であること、駅からすぐという便利な場所であることも決め手になりました。

夜8時までの診療で、働く女性も丁寧にサポート

どのような患者さんが多いですか?

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年齢層でいえば30代から40代が一番多く、その次が20代から30代。働いている女性が圧倒的に多いです。近所の方だけでなく、途中下車して受診される方や車で来られる方もいらっしゃいますね。京阪沿線からもバス1本で来られるので、勤務医時代の患者さんも何人か来てくださっています。症状では、月経困難症や月経前症候群(PMS)で受診される方が多いです。あとは更年期障害の方もいます。当院は結構、親子連れの患者さんが多いんですよ。「生理痛がきついので」と、お母さんが20歳前後や高校生の娘さんを連れて来られ、2人とも患者さんなので一緒に座って受診されるんです。お友達同士で来て、お友達のほうが患者さんのことをよく知っていて説明してくれることもあります。

夜8時まで診察していらっしゃるので、働く女性も通いやすいのでしょうね。

勤務医時代、夜の診察がすごく好きだったのですが、その中で女性の先生や看護師さんたち、朝から子どものご飯を作って、病院に来て働いて、家に帰って家事をして、という生活をしている女性をたくさん見てきました。「病院に行くのも大変」というのも聞いていましたので、開業にあたっては、仕事と家事を両立している女性をサポートしたいという思いがあり、夜も遅めまで診察させていただいています。クリニック内を快適な空間にしたいというのは、そういった働いている患者さんが少しでも疲れを癒やせるように、という思いもあるんです。

母乳専門の外来もされていますね。

当院に2人いる助産師が診てくれています。里帰り出産をした方が、出産後に住んでいる場所に帰ってきた後に、胸の張りや子育てのことを聞く機会がないことに気づきました。そのような困っているお母さんを助けたいと思い、母乳専門の外来を始めたんです。診療の前の30分で助産師がいるときに行っています。時間帯が早いためお母さんは安心ですし、外来の患者さんを待たせることがないのですが、助産師がいるときにしかやっていないので、あまり多くの方を診れないのが心苦しいですね。

診察の際に心がけていることはありますか?

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患者さんの話をよく聞き、患者さんが何を聞いてほしいのか、どういう治療を望んでおられるのかを考えるようにしています。問診票も詳しくとりますし、カルテもたくさん書いています。雑談で話した内容や気にかけなければならないこと、エピソードなども書くようにしていますので、それが蓄積されて患者さんの人となりがわかるようにしています。普通は「受付が終了する何時までに来てください」と言いますが、僕はそれも嫌なので、8時を過ぎてもできる限り診るようにしています。また、婦人科は内診台があり、どうしても身構えてしまう方が多いため、内診台に乗る際に患者さんが極力緊張しないように声かけなどで工夫はしています。あとは患者さんの支払う金額にも気を遣っていますね。無駄な検査はしないよう、できるだけ高くならないように常に心がけています。

じっくり話を聞き、女性のあらゆる悩みに真摯に対応

先生が産婦人科の医師をめざしたきっかけは?

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祖父が医師で、働いている姿も見ていましたので、自然と医師をめざしていました。小学3、4年生の頃、祖父のお葬式の時に、ちょうど祖父が飼っていた牛の出産があり、喪服を着ながらみんなで赤ちゃんを出したことがありました。たぶんそれが産婦人科を選んだきっかけだったと思います。産婦人科は生まれてから死ぬまでを診ることのできる唯一の科ですし、「おめでとう」を言える科もなかなかないですから。僕は勤務医時代から手術もしますし、胎児の超音波検査も、不妊症治療も、オールラウンドに治療できます。当院では分娩や対外受精は行っていませんが、いろんな分野を診察できる状態にしています。

大阪での学生生活はいかがでしたか?

高校まで島の学校でしたので、大学入学で初めて大阪で生活することになったんでが、不安な気持ちはありました。まず電車の乗り方がわからなくて……(笑)。特急に乗るには特急券が必要だと思って、ずっと各駅停車に乗っていました。発音とかもいろいろ勉強しましたんです。クラブは中学からやっていたので、体育会のバレーボール部に入っていました。海が好きなので、海にもよく行っていましたね。友人にも恵まれ、楽しく充実した学生生活でした。

休日はどのように過ごされていますか?

僕は結構心配性で、休日家にいても常に患者さんのことを考えてしまうんです。薬の飲み合わせがあっているかなと。でも、ちゃんとリフレッシュはしていますよ。料理が好きなので、よくしています。料理している間は何も考えずに集中できますし、おいしいものを食べると人は喜んでくれますし。

最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

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外陰部の原因不明の痛み、めまい、多汗症、ニキビ、どこの科に行っても治らないという疾患にも、時間をかけて話を聞いて対応しています。漢方薬を考えたり、「こういう可能性があるからこの科に行ったほうがいいんじゃないか」とアドバイスしたり。「専門外だから」と拒絶することなく、患者さんの悩みは全部拾ってあげたいと考えています。外陰部のできもの等の、簡単な婦人科の手術ならすぐに対応できます。最近はインターネットで調べて自己診断して済ませてしまう方が多いですが、個人差もありますので、悩んでいることがあれば、気軽に相談してほしいなと思います。お茶だけ飲んで帰ったり、コンセントもあり充電するだけでも構いませんので、まずはお気軽にお越しください。

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