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入谷 哲司 院長の独自取材記事

北千住静脈瘤クリニック

(足立区/北千住駅)

最終更新日:2019/08/28

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北千住駅西口から徒歩3分。赤い屋根が目印の建物の2階にある「北千住静脈瘤クリニック」は、大学病院や総合病院で形成外科の医師としてキャリアを積んだ入谷哲司院長が2017年に開業した医院だ。日本形成外科学会形成外科専門医の資格を持つ入谷院長が下肢静脈瘤の診断・治療を行っており、エコーをはじめとする先端医療機器を駆使して正確な診断・治療を追求している。同院には近隣住民はもちろん、埼玉や千葉など遠方から多くの患者が訪れる。明るく広い待合室には血管年齢測定器が置いてあり、簡単に血管の健康状態を確認することが可能だ。今回、入谷院長に診療方針や患者への想い、プライベートのことなどたっぷりと語ってもらった。
(取材日2017年6月28日)

正確な診断・治療に努める下肢静脈瘤専門クリニック

医院の特徴について教えてください。

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当院は、私と看護師2人、臨床検査技師2人の体制で診療している下肢静脈瘤専門クリニックです。クリニックに臨床検査技師がいるのは珍しいかと思いますが、臨床検査技師はエコー検査に慣れていますし高精度の画像を取得する技術を持っています。また、高精度のエコー画像の取得は正確な診断・治療につながりますので、当院では臨床検査技師が検査を担当しています。診療はまず診察室で問診を行い、その後エコー機器で検査をして診断を行います。下肢静脈瘤の診断はほぼエコー画像でできます。私の専門は形成外科です。これまで皮膚表面の腫瘍や顔の骨折など体表面の治療を主に行ってきました。下肢静脈瘤の治療も基本的にはコブをきれいにする、見た目を改善するための治療ですから形成外科の領域なんです。

どのような患者が来院しますか?

チラシを配布しているので、それをご覧になった方が来院されることが多いですね。やっぱり近隣住民の方が多いですが、埼玉や千葉にお住まいの方もお越しいただいています。北千住は主要ターミナル駅ですので、患者さんが集まりやすい地域だと思います。下肢静脈瘤は一般的に50代60代以降の女性がなりやすいといわれていますので、比較的ご高齢の女性の患者さんが多いですが、この地域は男性の患者さんも結構いらっしゃいますね。

医院名でもある「静脈瘤」とは、そもそもどんな病気なのでしょう?

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心臓から拍出された血液は、動脈を通り各臓器へ供給され、静脈を通じて再び心臓へ戻ります。血液の逆流を防ぐために静脈には弁が付いていますが、この弁の動きが悪くなり、本来心臓に帰っていくはずの血液が静脈に留まり、血管が膨らんでコブができてしまうのが「静脈瘤」です。よく現れる症状は、膝下の血管が皮膚表面にボコボコと目立つ、夕方になると足が重だるくなる、就寝中や朝方に足がよくつるといったところでしょうか。命に関わる病気ではありませんが、悪化してしまうと潰瘍や皮膚炎に発展して、やけどのようなただれた状態になり、強い痛みやかゆみが伴いますし、やけどの痕のような見た目になってしまいます。

正確な検査・診断・治療を可能にするための設備と技術

下肢静脈瘤はどんな人がなりやすいのでしょうか?

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70代80代を過ぎた方の半数は、下肢静脈瘤など何らかの血管のトラブルを抱えているといわれていて、ご高齢になるにつれて発症しやすくなります。また、遺伝的な要因があるといわれているので、ご両親やご兄弟が下肢静脈瘤の方はリスクが高いと思います。その他、体重の多い方や妊娠・出産を経験された方、調理師など立ち仕事をされている方はかかりやすいので注意が必要です。足の血管が目立つようになってきた、血管のコブが見えているといった場合や、足がむくむ、つる、重だるいといった症状がある場合には下肢静脈瘤ができている可能性がありますので、受診していただきたいですね。

どのような治療を行うのでしょうか?

下肢静脈瘤の原因となっている静脈の血液の流れを遮断する治療を行います。治療方法としては、細いカテーテルを静脈に挿入して焼却する「高周波カテーテル治療」、レーザー光を当てて静脈を閉塞させる「レーザー治療」、薬剤を静脈瘤に注入してつぶす「硬化療法」があります。当院では、静脈瘤が太い血管にある場合に行う「高周波カテーテル治療」と、表面の細い血管にある場合に行う「硬化療法」を導入しております。下肢静脈瘤は治療効果が現れやすい病気です。適切な治療を受ければ1ヵ月ほどでむくみや重だるさなどの症状はなくなるのが見込めますし、見た目も徐々に改善に向かいます。治療は基本的に保険適用です。通院で治療でき、治療の翌日にはシャワーを浴びることもできますので、比較的簡単に治療を受けられるかと思います。治療後は、弾性ストッキングを着用していただき、翌日、1ヵ月・3ヵ月とフォローし経過を見ていきます。

診療方針を教えてください。

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正確な検査・診断、正確な治療を行うことです。検査・診断については、大学病院レベルの性能のエコー機器を用いて、臨床検査技師が検査を実施することで高精度の画像を取得でき、より正確な診断につなげます。診断結果により治療の必要があればそのまま当院で治療となりますし、もし他の病気が疑われる場合は、適切な医療機関をご紹介することになります。まれに重症な症例の場合は大学病院をご紹介しますし、9割の患者さんは当院で治療ができます。

患者の感謝の言葉が治療のやりがいに

患者と接する上で気をつけていることを教えてください。

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よく患者さんのお話を聞くことを大切にしています。患者さんから症状やお困りのことをしっかり伺うことが、正確な診断につながりますから。例えば、下肢静脈瘤だと思って来院された患者さんで、よくお話を聞いたら足のしびれがあるとおっしゃることがあります。下肢静脈瘤で足のしびれの症状が出ることはないので、他の病気が疑われるのです。患者さんのお話は、下肢静脈瘤の診断はもちろん下肢静脈瘤以外の診断にも役立つので、診察時には時間をしっかり取ってお話を聞くようにしています。

医師をめざしたきっかけを教えてください。

小学生の時に、母方の祖父母が2人ともがんで亡くなり、子どもながらに身内の病気を治せるようになりたいと思ったのです。高校生の時に医師になろうと決意し、昭和大学医学部に入学しました。学生生活は、勉強はもちろん大変でしたが、水泳部に入っていたので部活も結構しっかりやっていましたね。大学卒業後はそのまま医局に入り数年経験を積んだ後、日本形成外科学会形成外科専門医の資格を取得しました。医師になって良かったと思っています。「先生のおかげで元気になりました」と言って明るい顔で帰っていかれる姿を見たときにやりがいを感じますね。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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今後も北千住にお住まいの方をはじめ、当院を頼って来院してくださる方に対して真摯に向き合い、最善の治療を提供していきたいと考えています。「この病院に来て良かった」と思ってもらいクチコミでどんどん患者さんが増えていったらうれしいですね。特に女性の方だとスカートを履いて足を出すこともありますので見た目が気になることもあるかと思いますし、足の症状で悩まれている方もいらっしゃるでしょう。下肢静脈瘤はエコー検査をすれば診断がつきますし、治療は日帰りでできます。通常は保険が適用される治療ですので、何かお困りの症状があれば当院まで気軽にご相談ください。

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