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梅田 貴之 理事長の独自取材記事

桃花台スマイルクリニック

(小牧市/小牧原駅)

最終更新日:2021/10/12

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小牧原駅から車で約10分、小牧市の桃花台ニュータウンにある「桃花台スマイルクリニック」。まるで美術館のような外観が特徴で、ガラス越しに中庭が広がる待合室は広々として居心地が良い。1階がクリニック、2階が透析部門。地域住民の健康を守るため、幅広い診療科目に対応するほか、在宅医療にも注力している。梅田貴之理事長は、2000年に小牧スマイルクリニック開院以来、20年以上小牧市を中心に医療と介護に尽力するドクターだ。それだけでなく、患者の人生にも配慮する、心と心のつながりを重視する人情派でもある。その「人間力」に地域住民から信頼を寄せられている梅田理事長に、かかりつけ医の役割や理想の医師像などについて聞いた。

(取材日2021年4月30日)

医療の提供だけでなく、患者の人生を豊かに

理事長のご経歴やこちらで開院された経緯を教えてください。

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高校時代に困っている人々を助けたいという想いが強くなり、名古屋大学医学部へ進みました。卒業後は名古屋大学医学部附属病院や愛知県がんセンター病院に勤務し、先進医療を学ぶためニューヨークに渡りました。刺激を受けた一方で、特に手術に関して日本の医療レベルは非常に高く繊細だと感じたことを覚えています。私は性分的に「肉体派」「現場派」でしたので、その後は中津川市民病院などで経験を積ませていただき、2000年に小牧スマイルクリニックを開院。当時から専門的医療にこだわるよりも、地域密着の包括的な医療を提供したいと思っていました。桃花台ニュータウンの高齢化が進んでいることもあり、同法人グループで老人ホームを開設しましたが、幅広い診療科目が診れる、透析部門を備えたクリニックが必要と考え、2017年にこちらで開院するに至りました。

すてきな建物ですね。待合スペースも広いです。

1階がクリニック、2階は透析部門で、敷地内には法人グループが運営する老人ホームがあります。医療に限らず、地域の皆さんが集まるサロンとしても使っていきたいと思っていましたので、待合は広々とした設計にしました。中庭には桜を植え、毎年桜鑑賞会を開いております。今年はバイオリンコンサートも組み合わせて開催しました。おかげさまでたくさんの患者さんに参加いただき、喜んでもらえたのではないかと思っています。健康維持、長寿、そして健康寿命の延伸のためには体の健康はもちろん、気持ちの健康、心の健康がとても大切です。こうしたイベントを通じて、地域の方々の人生が少しでも豊かになるお手伝いができればうれしいですね。

医療提供だけでなく、憩いの場にもなっているのですね。

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例年は小牧山で花見をしているのですが、スタッフが出店を出しておいしいものを食べ、みんなで楽しい時間を過ごします。しかし、今年は新型コロナウイルス感染症流行の影響でクリニックでの桜鑑賞会となりました。ほかにもバス旅行やゴルフコンペも開催しています。バス旅行はある患者さんとの「先生、昔はよく旅行に行っていたんだけど、主人が亡くなってからは全然行っていないのよ」「なら、行こうか!」という普段の何げない会話がきっかけとなりました。以来毎年の恒例となり、ゴルフコンペは年2回開催しています。どのイベントも参加者の多くは患者さんで約100人、多い時には200人の方に参加いただいています。私は良いと思うものは、なんでも「やっちゃえ」というスタンスなので、無茶ぶりされるスタッフは大変ですけどね(笑)。

話をよく聞いて、相手の立場を想像する

医師としてのモットーや、診療の際に心がけていることなどありますか?

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私個人のモットーは、周りの人たちと楽しい人生を共有することですが、楽しい人生を送るためには体の健康と、心の健康がともに必要です。そこで、「患者さんの悩みを正面から受け止め、一緒に解決すること」を理念に掲げ診療にあたっています。そのために心がけているのは、とにかく患者さんの話を「聞く」こと。どんな症状に悩んでいるのか、どんな気持ちで来院されているのかを想像し、理解したいと思っています。少しでも相手の立場に近づくことで、患者さんの健康をケアしていくための適切な診療をお届けたいと思っています。

めざしてきた医師像と、意識していることは?

医学をテーマにしたとある小説で、「先生の顔を見るだけで、健康になった気がする」という一節がありますが、これが理想の医師像。身近にいて、困ったことがあれば、いつでも気軽に相談できるような信頼関係を積み重ねて、初めてこのような医師になれるのではないかと思います。患者さんの人となりを理解し、時には医療の及ばないような相談にも乗るのが、地域での包括ケアを担う医師の役割。単に医療を提供するだけでは十分ではありません。ですから、暇さえあればいろいろなことを考えていますが、医療業界の視点だけでは新しい発想というのは100%生まれません。なので、常にあらゆる分野にアンテナを張り、多角的な視点を持って人生を歩むよう意識しています。

印象に残る患者さんとのエピソードはありますか?

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末期の大腸がんで、最期に「先生に会えて幸せだったよ」という言葉を残し亡くなられた、70代の女性患者さんのことが印象に残っています。この患者さんは、大きな工場に勤めていたのですが、「先生、工場で一番偉いのはネクタイしてる人じゃないんだよ。作業着を着て、現場で働いている人が偉いのよ」なんてことを言う方でした。スポーツジムで知り合った80代の男性患者さんは、来院するといつも「よう! 先生元気か?」って声をかけてくれるのですが、それは医師であるこっちのセリフです。一緒に食事をした際には、お会計を奪い合いするような、そんな愉快な方もおみえになりました。土地柄もあると思いますが、多くの患者さんが私のことを受け入れてくださるので、密な付き合いも多いですし、このような患者さんとの思い出はたくさんありすぎて、どれか一つというのはありませんね。人の数だけドラマがありますから。

患者中心主義。だから100%の医療サービスをめざす

在宅医療にも注力されていますね。難しい問題に直面されることも多いのでは?

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来院される患者さんは、身なりを整えて来られますが、在宅での診療は生活そのものすべてがリアルに見えます。医師としてでき得る限りのことはしますが、立ち入ってはいけない領域には線を引くようにしています。ただこれが本当に難しい。回答は教科書には載っていませんので、自身の問題解決能力が試されています。どの業界でも同じだと思いますが、日々勉強です。

こちらのクリニックの強みは何でしょう?

当院の診療は「患者さんが中心」です。常に、お客さまという感覚で患者さんにいかに尽くしていけるかが重要です。そして医療とはチームの総合力が問われます。ホテルでもレストランでも同じですが、99%が良くても1%がダメなら台なしです。100%で初めて満足していただけると考えているので、それを支えてくれるスタッフたちには感謝しかありません。多くの患者さんのニーズに応えるために、日曜午前と、土曜・祝日の午前・午後も休まず診察を行っています。また、1人での来院が難しい患者さんには、桃花台エリア内にはなりますが、無料送迎も行っております。桃花台の名が示すように、当院は丘の上に位置しているため、ご高齢の患者さんにとって通院も一苦労です。そんな中、少しでもその負担を減らせるよう、1年前から無料の送迎バスを始めました。おかげさまで、利用されている患者さんからは好評いただいております。

では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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どの診療科を訪ねたらいいのかわからないという漠然とした初期症状も含めて、当院は幅広い患者さんを受け入れています。小さいお子さんから、介護の必要な患者さんも来ていただけますし、生活に関わるさまざまなことのサポートをしたいと思っています。病気に関する相談のみならず食事の相談でも構いません。総合的な診療から介護まですべてをサポートし、地域の皆さまの「かかりつけ医」として親身な医療をめざしております。近隣の春日井市民病院、小牧市民病院、さらには名古屋大学医学部附属病院との病診連携の実績も豊富ですので、どのような病気であってもそのつど適切な医療を提供いたします。また、ホテルやレストランが客のわがままを聞いてくれるように、当院においても患者さんのわがままは大抵お聞きしますので、どうぞ安心して来院ください。医療はもとより、皆さまの人生のお役に立つことができれば本望です。

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