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鈴木 教之 院長の独自取材記事

すずりん皮膚科クリニック

(蒲郡市/蒲郡駅)

最終更新日:2019/08/28

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海辺の自然豊かな住宅地にある「すずりん皮膚科クリニック」は、2017年5月に開業したばかり。院長の鈴木教之先生は蒲郡出身。クリニック名の「すずりん」は、この地で「鈴林(すずりん)」という屋号で織物工場をしていたという鈴木先生の実家の屋号からとったとか。まだできたばかりのクリニックは、白と木目を基調とした洗練された内装が魅力。勤務医時代に培った皮膚外科手術の経験を生かすために手術室も備えている。「生まれ育った蒲郡で、これから地域の方々と長く時を重ねていきたいと思っています」と話す鈴木先生。今回、開業に至るまでの経緯やクリニックのこだわり、今後の展望などについてたっぷり語ってもらった。
(取材日2017年6月29日)

ずっと現役でいるために、開業を決意

皮膚科医師を志した理由と開業に至るまでの経緯を教えてください。

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親戚に医師が多く、小さい頃から医療は身近な存在でした。自然と医師を志すようになっていましたが、中でも皮膚に興味を持ったのは、私自身もアトピー性皮膚炎にとても悩んだ経験があるからです。また、皮膚科で取り扱う疾患は、内科的なものもあれば外科的なものもあり、皮膚疾患であれば診断から治療まで行えるのにも魅力を感じました。大学卒業後は、大学院で遺伝性の皮膚疾患について研究。その後、豊橋市民病院などで臨床の現場を経験し、開業しました。実は開業するかどうかは10年以上も悩んでいたんです。ですが、皮膚科の医師として「死ぬまで現役でいたい」という想いが私の中に強くあって。勤務医の場合は65歳で定年を迎えますよね。私の祖父は、93歳で亡くなる3ヵ月前まで現役で診療を続けていました。私はそれを目標に、ずっと働き続けるために開業を決意しました。

開業の地に蒲郡市を選んだきっかけは?

それは私の出身地だからです。蒲郡南部小学校・蒲郡中学校出身で、開業するなら地元しか考えられませんでした。この地は名古屋と比較すると田舎ですが、海と山に囲まれ、地域の方々も居心地良く暮らしていると思います。まだ開業して1ヵ月ほどですが、小さい子どもから高齢の方まで幅広い世代の方々に通っていただいていますよ。これから皮膚に関するホームドクターとして、患者さんのお悩みに応えていきたいと思っています。

どのような症状で来院する患者が多いですか?

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今のところ、アトピー性皮膚炎の子どもが予想以上に多くて驚いています。そのため、スキンケアの指導には力を入れていきたいと思っています。アトピー性皮膚炎の場合、薬の塗り方が適切でない場合が多いと感じています。少し塗って、よくなると止めてしまい、また悪くなって……の繰り返しで。なので、保護者の方には薬の塗り方の目安をしっかりとお伝えしています。根気強く一緒に治療を行っていきたいですからね。また一時期、毛虫の毛で皮膚炎を起こして来院される患者さんが急増した時期がありました。なぜこんなに毛虫に刺される人が多いのだろうと思っていたところ、学校でも毛虫が大量発生していると子どもから教えてもらい、地域の状況を如実に反映していると実感したことがありました。患者さんの中には「こんなことで病院に行っていいのかな?」と悩む方もいらっしゃるようですが、少しでも気になることがあったらご相談いただけるとうれしいです。

患者とともに成長していきたい

クリニックのこだわりは何ですか?

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まず、皮膚外科手術にも対応していることです。皮膚科というと、薬を使用した内科的なイメージが強いかもしれませんが、メスやレーザーを使った治療を行うことも意外とあるんです。皮膚は身体の表面にある臓器だからこそ、術後の傷が目立ちにくいように専門的な治療を行います。勤務医時代に皮膚外科手術を数多く行いましたので、この経験を生かしていきたいと思っています。また、ほくろやしみなどのレーザー治療にも取り組んでいます。

その他、力を入れたい分野はありますか?

訪問治療を始めています。寝たきりの患者さんの中には、褥瘡(床ずれ)に悩む方も少なくありません。勤務医時代から思っていたのですが、褥瘡は、ひどくなる前の在宅の段階での対策が必要と考えています。また、患者さんだけでなく介護者も根気と労力を必要とします。今後、この地域の患者さんのニーズを把握した上で、在宅の方の褥瘡治療にも取り組んでいくつもりです。とはいえ、まだ開業したばかりですので、訪問治療にせよ、手術やレーザー治療にせよ、患者さんが求めることに一つずつ応えながら、患者さんとともに成長していきたいと思います。

子どもの治療についても教えてください。

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私には2人の子どもがいます。以前、子どもの患者さんに対して、「パパがね……」と言ってしまったことがあって(笑)。やはり、自分の子どもと同じくらいの子を診察すると親近感が湧きますね。保護者の方にも、同じ子育て経験者として、その感覚を共有しながら診療にあたっていきたいと思っています。また、私自身もアトピー性皮膚炎で我慢できないようなかゆみに苦しんだ経験があるので、子どもの気持ちもよくわかり、「かいたらダメ!」と言っても伝わらないのも、理解できます。なので、子どもと保護者、両方の立場から治療をしていきたいですね。また、当クリニックにいる看護師3人、受付2人のスタッフは、みんな感じのいい方ばかりですので、何でも気軽に相談していただけたらと思います。

生活の質を改善するために、皮膚科治療を

ところで、これから暑い夏を迎えます。紫外線対策について教えてください。

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やはり直射日光による紫外線は防いだほうが良いと思います。年齢を問わず、肌トラブルがなくても、日焼け止めを塗ることをお勧めします。日焼け止めを塗る際に気をつけるポイントは、数時間ごとに塗り直すのが良いでしょう。「朝に一回塗ったから大丈夫」では、日焼け止めが取れてしまう可能性があります。化粧直しと同じ感覚でしていただければと思います。もちろん、子どもに対しても同じです。日焼け止めの数値の高さを気にするよりも、数時間ごとにきちんと塗ることのほうが大事だと考えていただければと思います。また、紫外線が強いのは夏ですが、基本的には年中、直射日光には気をつけていただきたいと思っています。

今後の展望について教えてください。

やはり患者さんと一緒に成長していきたいと思っています。地域の方々のニーズを把握しながら、当クリニックの在り方も考えていくつもりです。また、先ほども述べたように、私の目標は「死ぬまで皮膚科の医師を続けること」です。できるだけ長く、皮膚科の医師として患者さんとともに時を重ねていきたいと思っています。皮膚について、小さな悩みでも何でも構いません。市販薬の効果が見られなかった場合などにも、ご相談いただけるとうれしいです。今まで勤務医時代に培ってきた経験を生かして診療にあたりたいと思っています。また、他病院とも連携をしていますので、必要な場合は紹介も可能です。これからの、地域の方々との出会いを楽しみにしています。

最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

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皮膚は身体で一番大きな臓器といわれています。生物が進化の過程で、海の中に住んでいた生き物が陸に上がったときに、体内の水分が蒸発して乾燥しないように、肌は進化してきました。肌は外からのバリアのように思えますが、実は身体の内側も守ってくれています。皮膚がなければ、身体から水分が蒸発してしまいます。また、皮膚とは、いわゆる「肌」だけでなく、「毛」や「爪」も皮膚に含まれますので診療いたします。皮膚は命に関わる病気は少ないですが、生活の質には大きく関わります。赤ちゃんから高齢の方まで、たとえ些細なことでも、何か気になれば皮膚科を受診していただければと思います。

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