本気で向き合う入れ歯治療
メリットや注意点を徹底解説
さくら歯科医院
(大阪市生野区/桃谷駅)
最終更新日:2022/09/13
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中高年から高齢にかけて、歯の欠損は重大な問題。いよいよ入れ歯が必要という時になってもなかなか踏み切れない、近年はインプラントが評価されているなど、どちらに進めばいいのかわからないと悩んでいる人も多いのではないだろうか。そんな人に向けて入れ歯の有用性を語ってくれるのは「さくら歯科医院」の森下雅三理事長。「入れ歯は体の一部」というコンセプトのもと、分院内に歯科技工所を併設し、精度の高い入れ歯治療に積極的に向き合っている。入れ歯治療のメリットは何なのか、治療時に知っておくべきことは何なのか、森下理事長にじっくり聞いてみた。
(取材日2017年7月15日)
目次
まだまだ需要の多い入れ歯治療。まずはインプラントとの比較や材料による違いを知る
- Q入れ歯をすることによるメリットを教えてください。
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A
▲理事長は入れ歯の経験も豊富で安心できる
入れ歯治療のメリットは、歯を削る量が最小限で済み、外科処置がないことです。入れ歯に代わる代表的な治療法にインプラントがありますが、インプラントは外科処置を伴うため、さまざまな制約やリスクが生じる場合があります。インプラントを入れた患者さんがひどい炎症を起こし、歯が痛いというので、入れ歯に戻した症例もあります。入れ歯には入れ歯の良さ、インプラントにはインプラントの良さがあるわけで、当院ではそれぞれ踏まえて検討するのが基本です。その歯の場所や欠損状態によって変わってくるので、例えば左はインプラントで右は入れ歯、上は入れ歯で下はインプラントというのでも特に問題はありません。
- Q入れ歯の材質による違いはありますか?
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A
▲その人に合った入れ歯を提供している
全身疾患などの影響で入退院が多い、顎の変化が大きいという方には、修理が容易なレジンという樹脂をお勧めしています。歯や顎の変化が少ないようなら、強度のある熱可塑(かそ)性樹脂が適しています。まだ残りの歯があって噛む力が強く、歯と歯の間のちょっとした欠損という場合にも、弾力があって粘膜を傷つけにくい熱可塑性樹脂やシリコンが向いています。セラミックは見た目がきれいですし、硬くて摩耗しにくいのですが、これで作ってしまうと調整が難しいので当院ではあまり使いません。これらの素材はすべて保険でまかなえます。金属アレルギーなどの理由でチタンや金を用いる場合や、もっと薄くしたいという場合は自費診療になります。
- Qさくら歯科医院には歯科技工所が併設されていますね。
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A
▲高い技術を提供できる
当院の歯科技工士さんは3人で、1人がこの道30年以上のベテラン、1人がセラミックやコンピュータ技工、もう1人は見た目の補修や詰め物など、それぞれに得意分野や専門があります。歯科技工の技術に関して、技工士の右に出るものはいません。例えば入れ歯が壊れたとき、一刻も早く治してほしいと願うのは当然ですが、院内に技工所があれば、即日に修理することも可能です。また、場合によっては技工士を診察室に呼んで、患者さんの口の状態を実際にその目で確認してもらえますし、歯科医師とのやりとりが密にできることもメリットです。時には患者さんから微妙なニュアンスが求められるので、細かい微調整をその場でできるのは大きいですね。
- Q入れ歯をすることによって普段の生活に支障は出ますか?
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A
▲定期的なメンテナンスが大切
歯がないことに慣れてしまっているので、入れ歯をしてすぐは口の内側や舌を噛むことがよくあります。また最初のうちは、まるで口の中で常にあめを舐めているかのような違和感があり、これらは少しずつ慣れていただくしかありません。まずは使うというよりも、口に入れ歯があることに慣れることからスタートし、徐々に装着時間を長くして食事をしたり、夜は外したりという生活が自然に行えるようにします。新しい入れ歯に慣れるまでは、1ヵ月程度の間に何度か調整に来ていただく必要があります。万一、入れ歯自体に不都合があると、これは慣れで解決できる問題ではありませんから、すぐに補修や調整をするようにしています。
- Q入れ歯治療で先生や技工士さんが大切にしている点は何ですか?
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A
▲歯科技工士との連携もバッチリだ
その方にとっては人生第二の大切な歯ですから、パッと作って入れたらおしまいというものではありません。まずは歯の根っこの調整からスタートし、調整などを繰り返して半年から1年ぐらいかかります。おいしく食べて、楽しくしゃべって、すてきな笑顔で過ごしていただく、そのためには少し時間がかかりますが、一緒に頑張りましょうというスタンスで患者さんにお願いしています。入れ歯というのは単に元あった歯の復元ではなく、正しく噛むための理想的な形に仕上げなければなりません。そのためには論理的な分析に加えてイマジネーションも必要です。どういう動き方をするか想像して作る、それも技工士の腕の見せどころですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは入れ歯/19万8000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。