山縣 聡介 院長の独自取材記事
さくら歯科医院
(大阪市生野区/桃谷駅)
最終更新日:2025/11/13
桃谷駅から徒歩7分の場所にある「さくら歯科医院」。同院は天王寺区にある「モリシタ歯科医院」の分院として開院し、理事長である森下先生に師事していた山縣聡介先生が現在、院長を務めている。「患者さんから『あそこの先生は優しいよ』と言われ続ける歯科医師でありたいです」と、はにかんだ笑顔で語ってくれた。山縣院長が優しさを大切にするのは、森下理事長の人柄はもとより、幼い頃に虫歯の治療で出会った歯科医師の影響も少なくないという。そうした幼少期の思い出から診療での取り組みまで、一つ一つの質問に対して一生懸命に言葉を探し、誠実に答える姿からは、真摯に患者と向き合う日頃の診療姿勢が十二分に伝わってきた。
(取材日2025年8月29日)
恩師から任された歯科医院で、患者の要望に耳を傾ける
こちらは「モリシタ歯科医院」の分院だそうですね。どのような経緯で院長になられたのですか?

僕が師事していた森下理事長から当院を任され、院長となりました。この辺りには森下理事長の実家もあり、幼少期から慣れ親しんだ地域だと聞いています。森下理事長とは出身大学が同じということもあり、僕の先輩に紹介していただきました。そして大学の卒業後は、本院で勤務医としてお世話になっていました。森下理事長はとても優しい方で、僕にとって理想の歯科医師です。治療技術の面でも、患者さんへの接し方においても、見習うべきところがたくさんあります。今も森下理事長は当院でも現場に立っていますので、勉強させてもらうことが多くありますね。
こちらには、どのような層の患者さんが、どういった症状で来院されるのですか?
ご高齢の方を中心に、幼いお子さんから90歳を超える方まで幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいます。近くに外国の方が集まる街があるので、韓国籍や中国籍の方も多いです。日本語が不得手な方へは、タブレット型端末の翻訳機能を使ってコミュニケーションを図っています。スタッフもあいさつくらいでしたら、韓国語や中国語で話せるようになりました。診療内容としては、一般的な虫歯や歯周病の治療のほか、審美歯科、ホワイトニング、矯正歯科、インプラント治療と幅広く対応し、予防歯科にも力を入れています。ご高齢の患者さんですと、入れ歯に関する相談が多いですね。当院は、歯科技工室を併設していて歯科技工士も在籍していますから、難しい入れ歯の修理や義歯の色味合わせなども比較的スピーディーに対応できることが利点です。先進のコンピューターも取り入れているんですよ。
診療において心がけていらっしゃることは?

患者さんの要望を伺い、できるだけ意向に沿った治療をすることです。例えば、抜歯が必要な場合でも、患者さんの希望によっては半年でも1年でも長くご自身の歯を使っていただけるような治療法を選択しています。その際「近い将来、抜くことになるかもしれませんよ」と事前に説明することも忘れません。その1本を抜くことによって、入れ歯を作らなければならない場合もあるので、ご本人にとっては切実な問題だと考えています。もう一つ心がけているのは、老若男女誰に対しても優しく接することです。特に幼いお子さんの診療では、最初に歯磨きの練習をしてもらったり、お母さんが治療するところを見てもらったりしながら、歯科医院は怖い所ではないと思ってもらえる工夫をしています。
工夫を凝らし、虫歯や歯周病の予防に取り組む
力を入れている取り組みや、患者さんへの働きかけについて教えていただけますか?

衛生面では、患者さんごとに器具の消毒と滅菌を徹底し、感染症対策に注力しています。治療面では治療の前後を見比べていただいていますね。口腔内カメラを使って患部を撮影すると、治療の過程が一目瞭然です。歯科治療の重要性を感じていただけるとうれしいですね。ほかにも歯科用CTが設置されていることも当院の強みだと思います。あとは、テレビモニターやタブレット型端末を使って歯科疾患についての動画を見てもらったり、定期検診の案内状をお送りしたりして、痛くなる前に予防したくなるような啓発を行っています。案内状の文面も工夫しているんですよ。美容院帰りに気軽に寄っていただくことを想定した文面にしています。
予防歯科に対する患者さんの意識は高まっていると感じられますか?
案内状送付のたまものか、最近は定期検診を希望される患者さんも増えています。それでも、痛くなってから来院される方が大多数です。実は、自分の歯を100%きれいに磨くのは、僕たちプロでも難しいことなんです。人によって汚れやすい場所も違ってきますから、一人ひとりに合った磨き方があります。当院では、歯科衛生士によるブラッシング指導のほかに、フロスや歯間ブラシの使い方もお教えしています。見た目はきれいな歯でも、歯肉の内側にべったりと歯石が付着して歯周病にかかっているケースもあるんですよ。病気の進行を食い止めるためにも、家庭での歯磨きと併せてクリーニングにも通ってみてください。
お子さんの歯の健康についてはどうでしょうか。親が気をつけたほうが良いことはありますか?

幼いうちから甘い物ばかり食べると、虫歯のリスクが高まるだけでなく、それによって歯並びにも影響するといわれています。特に下のお子さんは、お兄ちゃんやお姉ちゃんの影響で早い年齢から甘いお菓子を食べる機会が訪れるので注意が必要です。もし、ご家庭で毎食後の歯磨きが難しいようなら、夜寝る前にうがいをすることをお勧めしています。お子さんの歯並びが気になる場合は、噛み合わせを安定させるための小児矯正や、顎を広げるための床矯正も行っています。お子さんの意思を確認した上でスタートしますので、気軽にご相談ください。
歯科医師の人間性で選んでもらえるようなクリニックに
休日の過ごし方や趣味について教えていただけますか?

最近、家庭菜園を始めました。ナスやトウモロコシ、トマトなどを作っています。自分で作った野菜は格別な味がしますね。他に、釣りへ出かけることもあります。僕は魚釣りが中学時代から好きで、時間を見つけては一人でのんびり釣りざおを垂らすのがリフレッシュになります。家族の歯の健康も大切ですから、妻や子どもたち、妻の両親の歯の健康もサポートしています。そして、僕自身も甘い物が好物なので、率先してしっかりとした歯磨きを心がけています。今のところ自前の歯で生活しているのが自慢ですね。
ところで、どうして歯科医師になろうと思われたのですか?
祖父と父がそろって眼科の医師で、子どもの頃から人の役に立てる医療の道に進みたいと思っていました。診療科目の枠を超え、父から患者さんの歯について相談を受けるのはうれしいことです。歯科医師を選んだのは、僕自身甘い物が好きで、子どもの頃はよく歯医者さんにお世話になっていたという背景があります。当時は虫歯の治療に真っ黒な薬を塗っていたので、前歯がお歯黒みたいになっていたんですよ。それでも、歯科医院へ行くことが嫌だとはまったく思わなかったのは、僕を診てくれた先生が優しくて良い人だったからです。女性の先生で、治療を頑張ったらごほうびをくれたことをいまだに覚えています。子ども心に、このような優しい先生になりたいなあと考えていました。
今後は、どのような歯科医師をめざしていきますか?

人の役に立てればという思いから医療の道をめざしたので、患者さんに喜んでもらえる治療を続けていきたいです。例えば入れ歯の具合が悪く、うまく噛めず流動食を余儀なくされていた患者さんがいらしたら、しっかり噛んで食べられるようにと願いながら治療しています。僕は体が大きいせいで、患者さんからたまに怖がられることもあるんです。それでも、何度か通っていただいてお話をするうちに、少しずつ打ち解けてくださっているように思います。僕が子どもの頃に診てもらった歯医者さんや森下理事長のように、地域の皆さんから「あそこの先生は優しいよ」と言ってもらえる歯科医師が目標です。皆さんも、困ったことがあれば、気軽に相談にいらしてください。いつでも優しくお話を聞かせていただきます。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント/30万円~
オフィスホワイトニング/1万2000円~
ホームホワイトニング/2万2000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/77万円~
小児矯正/22万円~
歯列矯正用咬合誘導装置/3万3000円~
床矯正/22万円~
セラミックを用いた補綴治療(インレー)/5万5000円~、(クラウン)/6万6000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

