あいわクリニック

あいわクリニック

横山 章光院長

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駒沢大学駅から徒歩4分、国道246号線沿いにある「あいわクリニック」は、2017年4月に開院したメンタルクリニックだ。院長の横山章光先生は、これまで25年にわたって精神科一筋で診療を行ってきたベテランドクター。経験豊富なだけに、「いろいろなケースがありますが、とにかくどんな方がいらしても診るというのが私の方針」と、どんな患者もまずは受け止めると言い切る。同院の特徴は、横山院長が1994年から取り組んできたアニマルセラピーをはじめとする人間動物関係学分野での治療。ただ、この特色を専売特許にはしたくないと、横山院長は訴える。その真意とは? そして人間動物関係学とは何か。開院のきっかけから診療スタンスまで、さまざまな話を聞いた。
(取材日2017年5月1日)

ペットロスにも対応してくれるメンタルクリニック

―こちらはどういうクリニックなのでしょう?

開院してまだ1ヵ月ですが、誰でも気軽に訪れていただける、至って普通の心療内科・精神科クリニックをめざしているところです。ベースは普通のクリニックですが、そこにプラスして、私が長年勉強してきた人間と動物との関係についての悩みなども解決していけたらと考えています。ペットは今や、人間にとって非常に大きな存在になりました。私は、動物も含めて1つの家族としてご家庭を捉えていきたいんです。例えば、ペットを亡くされて動揺されている方、多頭飼育で困っている方、動物恐怖症や動物虐待。あとは動物介在教育など、人間と動物との関係の良いところも悩みも含め、すべて診ていきたいですね。

―開院にあたって設備面でこだわった部分はありますか?

全体として、落ち着いた色合いでシンプルな内装にしました。患者さんのタイプによっては、いろいろ置いてあると落ち着かない、気になって話に集中できないという方もいますから、必要最小限のものしか置いていません。診療室は、プライバシー保護のため防音仕様になっています。扉も分厚いものに換えました。開院にあたって、特に私がこだわったのは診療室のデスクです。喫茶店のカウンターのようなデザインで、1対1の診察ではカウンターの角と角で患者さんと向かい合います。この、角と角が一番リラックスして話せると私自身が思えるスタイルなんです。また、カウンターの中にも座れる形にしていますが、これは、カウンターの周りに、例えば複数のペットロスの患者さんに座っていただき、カウンター内で私が対応する集団精神療法もできるようにと想定したためです。

―どういうきっかけで開院されたのですか?

いろいろありますが、ひとことで言えば偶然です。1つには、ちょうど大学を辞めようと思っていたタイミングだったということがあります。長年研究してきた、人間と動物との関係について一通り学び、全体像が見えたなという達成感があり、気持ちに区切りがついた頃だったんです。それで次にどうするか考えていたとき、学会でたまたまお会いした先輩に「そろそろ開業したらどうか」と言われました。当時の私の頭からは、開院という選択肢がまったく抜け落ちていて、その手もあるかと気づかされたことが大きなきっかけと言えばきっかけでしょう。さらに、その先輩のクリニックオープンを手伝っていた税理士の方が全面的にサポートしてくれるというので、事務仕事が全然できない私でもできそうだと思えたことで踏み切りました。



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