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柿原 瑞穂 院長の独自取材記事

かきはらみずほクリニック

(高槻市/高槻駅)

最終更新日:2019/08/28

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院内は明るく清潔。静かにオルゴールの曲が流れる落ち着いた雰囲気の「かきはらみずほクリニック」。開院当時から「患者さんが来院しやすい雰囲気」を目標とし、何よりも患者に居心地よく感じてもらうことが大切という柿原瑞穂院長の思いのとおり、院内はゆったり気持ちの良い空間だ。優しい印象の柿原院長。柔らかく話しやすい雰囲気で、親身になって相談に乗ってくれることからも女性患者だけでなく、幅広い年齢層が来院するというのも納得できる。自覚症状のない病気もあるため「手遅れになる前に内視鏡検査だけでなく、市の特定検診など受けられる検査はすべて受けてほしい」と強く訴えている柿原院長。とにかく気軽に相談できる存在、信頼してもらえるホームドクターをめざしていきたいという柿原院長を訪ねた。
(取材日2018年3月27日)

女性医師による内視鏡検査を望む声に応えて開院

先生が医師を志されたきっかけから教えていただけますでしょうか?

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両親ともに医療関係者ではありませんでしたが、小さい頃から動物が好きで獣医師に憧れていました。私は京都の出身ですが、進学の際に、女の子なのだからあまり遠方ではなく、関西圏にしてほしいとの両親の要望もあり、近隣の医科大学を選びました。専門を決めるときは、麻酔科とも悩んだのですが、やはり妊娠・出産があることも考えて長く続けられる科にしたいと思いました。消化器科を選んだのは、研修の際に内視鏡に興味をもったからです。消化器では、膵臓や肝臓などの分野もありますが、手術や麻酔にも興味があったこともあり内視鏡を専門にしようと決めました。内視鏡は、組織を採取する技術やカメラの操作の技術、止血の技術などあらゆる技術が必要で、さまざまな経験を積むことが大切なんです。

先生のこれまでのご経歴についてお伺いできますか?

私は滋賀医科大学を卒業後、京都府立医科大学の第三内科(現・消化器内科学教室)に入り、大津市民病院、京都府立医科大学附属病院、京都市立病院の消化器内科で8年ほど勤務しました。ちょうど妊娠した時ですが、茨木に住んでいたため京都まで通うことは難しく、出産しても保育園の送迎に間に合わないこともあり、子育てとも両立できる医院を探してみどりヶ丘病院に入りました。妊娠中に移ったのですが、10年前にしては珍しく女性医師の勤務体制に非常に理解のある理事長で、時短勤務にも対応してくれました。当時は子どもを持つと退職することが一般的でしたが、同院では私の後にも同じように出産してからも働き続ける女性医師が増えました。みどりヶ丘病院の消化器内には2004年から2016年まで勤務しました。

開院されたきっかけは何だったのでしょうか?

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総合病院には外来や検査、救急などさまざまな分野の仕事があり、外来を担当するのは週2、3日ということも多く、その曜日以外に担当の患者さんが来られても違う先生が診察することになります。女性医師の内視鏡検査を希望されていても、担当ではない曜日に来られると男性医師が担当になってしまうこともあり、患者さんのご希望の曜日と、自分の出勤日がなかなか合わないなと感じることも多かったです。自分で開院すれば、患者さんにいつでも来てもらえるなと考えたのがきっかけですね。また、大腸の内視鏡検査をしないといけないとわかっていても特に女性にはハードルが高いため、女性医師による検査が求められているとも感じていました。女性医師が担当することで、今まで抵抗があった方にも検査を受けてもらえたらという思いも大きいです。この場所を選んだのは患者さんに来てもらいやすく、近隣に連携できる病院もあるためです。

大腸内視鏡検査の苦痛を少しでも和らげたい

内装など設備面でのこだわりについて教えてください。

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一番こだわったのはお手洗いですね。やはりお手洗いは最も大事な部分だと思います。自分が患者さんの立場だったら、清潔感があって、きれいなところが良いですね。いろんな方が使う設備だからこそきれいにしていたいです。強い香りはNGですが、持合室にはほんのり香りを漂わせています。私自身やスタッフも過ごしやすい空間であることを大切にしています。

どのような患者さんが多いのでしょうか?

当院は胃・大腸の内視鏡検査を行っていますが、標榜は、内科・消化器内科です。高血圧や生活習慣病、風邪、インフルエンザ、子どものワクチン接種などの方もおられます。小児科ではないので、お子さんの病気は診察しませんが、ワクチン接種のみ受け付けています。子どものワクチン接種は大半が昼間の予約制で、仕事を休まないと行けないお母さん方も多いです。実際にそれで私も困った経験がありますので、夜の時間帯でも来ていただけるようにしています。患者さんは近隣の方で、ご高齢の方と若い方が中心です。特に夜の時間帯はお仕事帰りの若い方が多いです。遠方から来られる方も特に若い患者さんが多く、内科の診察でも女性医師を求めてインターネットで探しておられる方が多いようですね。勤務医時代の患者さんにもお越しいただいています。

ご専門の内視鏡検査についてお聞かせいただけますか?

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内視鏡検査は一度受けたけどつらかったという方、受けたことはないけれど大変そうと感じておられる方も多いですよね。特に大腸の検査では、検査前に通常2リットル程の下剤(前処置剤)を飲みますが、その飲用がとてもつらく感じられるケースが多いです。おなかの状態にもよりますが、当院では300mlの飲用で対応可能な前処置剤もご用意しています。これはすべての方に使えるわけではなく、特に便秘の方などはお通じがなければ検査ができませんので、診察をしてからどちらの処置剤にするかを決めています。腸の長さや筋肉量の関係もあり、男性の方が比較的検査は楽だという傾向もありますので、なるべく女性の方は鎮静剤を使用することをお勧めしています。胃の内視鏡検査は朝ごはんを食べていなければ対応可能です。当院では経口に比べて不快感が少ないとされる経鼻内視鏡による検査を行っていますので、気になる方はぜひご相談ください。

手遅れになる前に、内視鏡に限らず検診は必ず受けて

プライベートについても少し伺いたいのですが、お休みの日はどのように過ごされるのでしょうか?

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たまっている家事ですよね(笑)。あとは、子どもも大きくなりましたので、趣味のヨガやテニスをすることもあります。医師会でテニス部があるのですが、その集まりに参加させていただいたりして、体を動かしてリフレッシュしていますね。

今後の目標についてお聞かせください。

私にできることはなるべくやっていきたいという思いがあるので、内視鏡検査だけではなく、睡眠時無呼吸症候群の治療や、禁煙治療も始めました。また、消化器疾患の専門として、胃痛や不快感などがある方で、ごはんを食べていない患者さんに対しては、その場でエコーや内視鏡検査の対応ができるようにもしていきたいですね。また、一度内視鏡検査をして、異常がなければ大腸の場合は2~3年はあけても良いとされていますが、自覚症状がない病気も多く、特に大腸では何らかの自覚症状があったときには手遅れというケースも少なくありません。内視鏡検査に限らず、市の特定検診など、受けられるものは受けておいたほうが良いと、患者さんにも口うるさくお伝えしています。特に市が行うものは無料で受けられる検査がいくつもありますので、何か症状が出てから受けるのではなく、症状が出ないうちに受けていただければと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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私は消化器疾患の専門として大腸内視鏡検査を、少しでも患者さんの負担や苦痛を減らして受けてもらえるようにしたいと考えています。処置の際の負担や苦痛が大きければ、2度目、3度目の検査もためらわれてしまいます。それによってがんのリスクを高めてしまっては、医師として失格だと思います。まずは来院いただくことへのハードルを下げたいので、入りやすく、居心地の良い空間づくりにも尽力しています。コーヒーサービスもありますし、ぜひお気軽にお越しいただければと思います。

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