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森泉 隆 院長の独自取材記事

もりいずみ歯科医院

(高槻市/富田駅)

最終更新日:2021/10/12

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阪急京都本線総持寺駅、富田駅、京都線摂津富田駅から徒歩約15分、高槻市栄町にある「もりいずみ歯科医院」は2016年に開業した歯科医院。MTM(メディカルトリートメントモデル)を実践し、「生涯自分の歯を28本すべて残す」をテーマに予防歯科を軸にした診療を行っている。森泉隆(もりいずみ・たかし)院長は、高校卒業後に量子力学の道へ進むも退学。レストランでのウエイターを経験したのち歯学部へ進学した異色の経歴を持つ先生。デイサービス所長も兼任する森泉院長は高齢者の治療経験も豊富な一方、子どもの来院も多く、小児歯科治療も得意としている。治療の永続性を重視し「長持ちする治療」に尽力する森泉院長に、現在の診療スタイルや今後の方針について、じっくりと話を聞いた。

(取材日2018年4月23日)

25歳で歯学部へ、当時の経験を診療に生かす

歯科医師の道へ進んだきっかけは?

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高校卒業後に進んだ大学では量子力学を専攻していました。物理が好きで選んだ道でしたが、実際に学ぶと考えていた世界と違っていて、悩んだ末に大学を中退。その後はフレンチレストランのウエイターとして働いていました。25歳の時、自分が小さい頃から医療に興味があったことを思い出し、人を診る仕事に就きたいと徳島大学歯学部に入学しました。遠回りしましたが、最初の大学で物理学や化学を学んだことは、歯学部で材料や構造を理解するのに重要でしたし、ウエイターとして接客業を経験したことは、今、歯科医院で患者さんやスタッフと接する際に生かされています。

大学時代はどのように過ごされましたか?

歯学部での勉強は大変でしたが、非常にやりがいがあり、充実した日々を過ごしました。僕は大阪市内の都心部で育ったこともあり、徳島県での生活は新鮮で、ゆっくりと物事を考えることができました。海が近いこともあり、サーフィンに没頭。大学卒業後は徳島県で勤務していましたが、休日は1日サーフィンを楽しみ、診療のある平日も夜明け前に家を出て、日の出とともにサーフィンをして、9時から診療を行っていました(笑)。サーフィンのために始めた水泳は今も続けていまして、今後はトライアスロンに挑戦したいです。

開業後1年が過ぎました。どういう患者さんが多く来られていますか。

地域住民の方が中心で、皆さん歯の健康への関心は高いように思います。年齢層は20代〜40代の女性と、そのお子さんが多いです。僕は勤務医時代から訪問診療を経験しており、高齢者の方の歯科治療も多く経験してきました。介護関係の知識を生かし、現在はデイサービスの所長も兼任しています。

こちらの医院では、人材教育にも尽力されているそうですね。

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現在、歯科医師は僕だけですが、歯科衛生士は8人、歯科助手らスタッフが5人います。みんな開業時から勤め続けてくれているのも、今の業務にやりがいを持って働いてくれているからこそです。スタッフ一人ひとりが「財産」だと考え、人材教育の内容も深く広く行い、当院の診療方針を理解したスタッフ全員が同じ気持ちで患者さんと向き合い、お口の健康の大切さを伝えてくれています。

MTMを導入「生涯自分の歯を28本残す」ための予防

予防歯科を軸とした診療について教えてください。

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患者さんの10年後、30年後、50年後と一生を踏まえた上での治療を行いたい。そのための予防を徹底したいと考えました。山形県の日吉歯科診療所のMTM(メディカルトリートメントモデル)を実践し、「生涯自分の歯を28本すべて残す」をテーマに、開業時から予防歯科を軸にした診療を行っています。まず、口腔内の検査結果をもとに、虫歯や歯周病の原因を分析。患者さんにはご自身の口腔内の状態、お口の健康の重要性と、疾患について理解していただき、セルフケアと生活習慣の改善に取り組んでいただきます。一人ひとりのリスク評価に基づき、定期的なメンテナンスとホームケアのチェックを実施。正確な診断、予防、治療を行うために、患者さんの診療データの蓄積も重要視しています。

「長持ちする治療」へはどのように取り組んでいますか?

例えば虫歯ですと、一般的にはまず痛い部分を治療しますが、当院では最初は応急的な処置のみを行います。長期的な予後を視野に、治療後の「longevity(永続性)」を考え、まずは歯周病や唾液などの検査をし、歯磨きなどの正しいホームケアが身につき歯周病が治ってから、虫歯の治療(詰める治療やかぶせる治療)を行います。長持ちする治療をするためには、この順序は絶対に守らないといけません。

小児歯科治療にはどういう工夫をしていますか?

まず歯科に慣れてもらうことに努めます。小さいお子さんですと、来院初日の治療は難しいので、歯科衛生士や歯科助手らが付き添い、歯磨きの練習をしたり、治療機器や道具をお口に入れたりなど練習から始め、唾液の検査へ進みます。虫歯であれば原因を探り、生活習慣や歯磨きのやり方、食事やおやつ、間食の時間やとり方など親御さんとともに改善していきます。原因を直さないと、虫歯を繰り返す子がとても多いんですよね。そのため、お子さん向けに「健康ノート」を導入いたしました。検査結果を記したノートをお持ちいただくことによって、お子さんのお口の中ががどのように変化をしているのか、お母さんと一緒に振り返れるようになります。ノートを持つことによって、幼い頃から高い健康観を養い、ホームケアの習慣が自然と身につきます。クリニックに予防のために楽しく定期的に通院できるようになります。

歯周病や入れ歯など、高齢者の治療も得意とされています。

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緊急の場合を除いて、入れ歯の治療も歯周病の治療が終わってから開始します。歯茎の状態がしっかりしていないと、痛くないよく噛める入れ歯は作れません。入れ歯を作る専門の歯科技工士とよく話し合った上で作成するので、保険適用内の入れ歯でも、当院では入れ歯を装着した後の調整が格段に少ないです。インプラントやホワイトニングも行っていますので、悩まれている方はご相談いただければと思います。

「健康寿命」を延ばすために歯の大切さを知ってほしい

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

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患者さんの理解度を把握しながら、わかりやすく丁寧に説明することです。診療スペースには大きなモニターを設置していますので、口腔内カメラの画像を映しながら話すと、患者さんも自分の歯がどういう状態になっているのか理解してくださいます。当院は診療時間も説明時間も長めです。歯科医師の理想を無理に推奨することはせず、歯科衛生士らとともに、患者さんの理解と、納得いただいた上での治療を大事にしています。

土日診療を行っている地域に優しいクリニックだと思いますが、今後の診療方針を聞かせてください。

予防歯科として、メンテナンスを行う歯科衛生士が中心となる診療スペースを拡大していきたいです。予防にはまず知っていただくことが大事ですので、啓発活動を強化し、患者さんや地域住民の方対象にセミナーなどの開催も考えています。歯科医院としては、将来的には年中無休にしたいんです。スタッフの労働環境は大切ですので、志を同じくする歯科医師やスタッフの増員も検討しています。僕自身としては、もっと勉強したいですね。勤務医時代から勉強会などにはよく参加するようにしておりますし、今も診療の合間を見つけては、セミナーに足を運んでおります。特に矯正やインプラントなどは、より知識や技術を高めたいですね。歯科は一生勉強の世界だと思っています。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

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歯は本当に大切です。お口だけでなく、その人の体全体の健康を左右するものです。今後、平均寿命は90歳、100歳になるともいわれていますが、単に長生きするだけではなく、「健康寿命」を延ばし豊かに生活することが何よりも大切なのです。60代で歯を失うと、残りの30〜40年、食事の楽しみが大きく減ってしまいます。健康に、心豊かな生活を送るためにも、歯は大切にしていてもらいたいです。当院では、長持ちする治療をめざしています。悪くなった歯は元には戻せません。できるだけ削らない、抜かない治療を行い、また、痛みや怖さを抑える治療にも努めています。今は治療の選択肢がたくさんありますので、歯の不安や悩みを抱えている方はぜひ一度、気軽に来院してください。

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