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児島 康行 院長の独自取材記事

四ツ橋 腎泌尿器科こじまクリニック

(大阪市西区/四ツ橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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四ツ橋駅からすぐ。四ツ橋筋を一つ西へ入ったビルの2階にある「四ツ橋腎泌尿器科こじまクリニック」がオープンしたのは、2017年春のこと。真新しいクリニックは、リビングのような落ち着きと清潔感にあふれている。「待合室をちょっと広く取りすぎてしまい、診察室が少し狭くなったかもしれません」と笑うのは、院長を勤める児島康行先生。児島院長は兵庫医科大学を卒業後、大阪大学医学部附属病院や、その関連病院で臨床に携わってきたベテランの医師。泌尿器科や腎臓病治療に限らず、がん治療やエイジングケアなど幅広い技術と知識を伴い、満を持してのクリニック開業となった。そんな児島院長に、開業から4ヵ月の様子や泌尿器科で行うさまざまな症例や治療について、その足跡とともにじっくり語ってもらった。
(取材日2017年7月3日)

大学病院で培った技術と経験を地域の患者に

院長が泌尿器科の医師になった理由は何ですか?

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父が神戸で開業しており、医師をめざしたのはその影響が大きかったと思います。大学卒業後は腎移植に興味があったことから、大阪大学医学部泌尿器科の医局に入局しました。その他泌尿器科は腎臓、内分泌、がんなどいろんな分野が学べるのも魅力でした。そのうち私は主にがん治療を専門に行い、移植なども経験しながら大学病院や関連病院で仕事を続けました。やはり治療の難しい症例の患者さんにも遭遇しましたし、当時専門の医師は少なく、また泌尿器科の認知度が低いため苦労もいっぱいありました。泌尿器科が外科系であるということを知らない方も多く、手術前に、「手術は外科の先生がするのですか?」と聞かれることもありました。

この地で開業されて、ちょうど4ヵ月ですね。

10年ほど前から開業を考えていたのですが、ようやく決心するのに5年、物件探しに5年かかってしまい、年齢的にはすごく遅いデビューになってしまいました。付近に泌尿器科が少ないこと、地下鉄の3つの路線が交わりアクセス至便なことが決め手で、やっといい場所に巡り会えたという感じですね。患者さんは周囲にお住まいの方はもちろん、心斎橋や本町、淀屋橋など、付近にお勤めの方が多く来られます。あと、泌尿器科だと普通は高齢の患者さんが多いのですが、20〜50代ぐらいのオフィスワーカーが多いのが特徴で、女性の患者さんもいらっしゃいますね。このあたり、病院自体はけっこう多いので他の科目との連携がしやすく、新しい泌尿器科ができたということで、近所の内科の先生から早速、紹介をいただいたりしています。

どのような症例の患者さんが多いですか?

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男性なら前立腺炎、尿路結石、それと都心で繁華街に近いこともあり性感染症の相談で来られる方がいます。もう一つの流れとしてはメンズヘルスの相談が注目されています。男性更年期障害やED(勃起不全)、下部尿路症状・前立腺肥大症などの排尿障害ですね。加齢と共にこれらの症状が出てきますので治療を希望され来院されます。女性なら膀胱炎、腎盂(じんう)腎炎、過活動膀胱、尿路結石、その他更年期障害の相談で来院される患者さんもいらっしゃいます。

病気で苦しむ患者を救うため、珍しい手術技術も習得

珍しい手術も数多く経験されているとお聞きしましたが。

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泌尿器科医があまりやらない副甲状腺の手術を多数行いました。甲状腺の近くにある組織ですから「なぜ泌尿器科で?」と思われるかもしれませんが、原発性副甲状腺機能亢進(こうしん)症という疾患が尿路結石の原因になり、当時の阪大泌尿器科教授がこの手術の第一人者といわれた有名な方でしたので、手術に関わる機会に恵まれました。その後の勤務医時代、透析患者さんや腎移植の患者さんに発生する、いわゆる続発性副甲状腺機能亢進症の治療を行わざるを得ない環境に置かれたことで、国内はもとより世界でもトップクラスとされる先生をお招きして手術を勉強させていただきました。これを契機に、自分でも積極的にこの手術を手がけるようになり、今でも大学病院や関連施設で手術があればお手伝いに行くことがあります。

腎がんの早期発見をテーマに、論文を書かれたそうですね。

慢性腎不全の患者さんは長期の透析により、腎がんを多く合併するため、透析患者さんの腎がん手術を多数経験しました。透析患者さんの腎がんは、腎嚢胞(じんのうほう)という腎臓にできる球状の袋に発生することが多く、エコーで早期発見して、病気を食い止めることが大切だと痛感しました。この内容をまとめた論文が、2010年のヨーロッパ泌尿器科学会の腎がん治療ガイドラインに参考文献として引用されました。日常臨床として行っていることが世界に認められた瞬間を味わうことができたのは、医師として大変光栄に思っています。

大規模病院と開業クリニックの違いはありますか?

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大学病院ではがんや前立腺肥大症など、どちらかといえば手術をメインとした患者さんが中心です。その点街のクリニックでは膀胱炎や前立腺炎などの患者さんが多いですね。患者さんの層がぜんぜん違うことは、開業してからつくづく実感しました。普段皆さんが気にされている中に泌尿器科で診療できることは意外に多いんです。ちょっと恥ずかしい部分の病気もあるので、やはりプライバシーの保護は最重要ですし、皆さん、なかなか症状を言いづらいと思いますので、訴えをちゃんと聞いてあげられるように配慮しています。例えば男性のEDなども、ここでは当たり前の相談です。少々のことでは驚きませんよというスタンスで、カウンセリングになるべく時間を割くようにしています。

愛犬のロゴマークが人を繋ぐ

外の看板や院内の壁に、かわいい犬のキャラクターがありますね。

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泌尿器科というのは入りづらいイメージがあるので、誰でも入りやすいように、ある作家さんにお願いして当院のトレードマークにしました。「オスカル君」っていうんですが、実際に私が飼っていたスタンダードプードルがモデルなんです。すごく賢い子で、長年、近所の人気者だったのですが、残念なことに昨年亡くなってしまいました。このキャラクター、パッと見には小児科みたいですが、優しい雰囲気のおかげか女性や犬好きの方が来てくれているように思います。私は、もともと獣医師になりたかったぐらい動物好きなんです。だから本物のオスカルがいなくなって、しばらくペットロス状態になりました。でも、ここを通る人が、ふと見上げて来てくれるわけですし、今も貢献してくれてるんですね、きっと。ちなみに今のところ、動物病院と間違えられたことはありません(笑)。

泌尿器科へ行くのは、どのような症状が出たときですか?

ご自身で確認できるものは血尿です。熱や痛みなどの症状がないのに血尿が出る、いわゆる無症候性血尿の場合、膀胱がんなどの悪性腫瘍の可能性があるので、放置せずに必ず泌尿器科を受診してください。あと、喫煙者で肉眼でわかる血尿が出た場合も膀胱がんの可能性があります。開業4ヵ月で、すでに2人の患者さんに膀胱がんを見つけましたが、いずれも早期だったので大事に至らずに済みました。検診で血尿、蛋白尿、腎機能に異常が指摘された場合も、必ず受診してください。

気になることがあれば、素直に受診することが大切ですね。

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軽い尿漏れでお悩みの方も、恥ずかしがらずに来ていただければ薬や生活指導などで改善できます。中高年になってメタボリックシンドロームになると動脈硬化などが進行してきて、前立腺に問題がなくても頻尿になることが多いんです。糖尿病、高血圧から頻尿になる方もいらっしゃいます。やはり生活習慣に起因していることが多いのですが、内科の先生には言いづらくても、ここではごく当たり前の症状です。尿漏れなどでお困りなら、とりあえず泌尿器科に来ていただければと思います。長く泌尿器科をやっていますから経験はあります。クリニックで治せる病気は治せますし、入院が必要であれば近くに連携する病院もたくさんありますから、まずは気軽に相談していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

AGA治療 薬剤費用/5940円(税込)~、ED治療 薬剤費用/1300円(税込)~

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