全国のドクター8,983人の想いを取材
クリニック・病院 161,453件の情報を掲載(2020年2月17日現在)

  1. TOP
  2. 岐阜県
  3. 多治見市
  4. 多治見駅
  5. まもる耳鼻咽喉科
  6. 冨田 守 院長

冨田 守 院長の独自取材記事

まもる耳鼻咽喉科

(多治見市/多治見駅)

最終更新日:2019/09/02

183271 %e3%81%be%e3%82%82%e3%82%8b%e8%80%b3%e9%bc%bb%e5%92%bd%e5%96%89%e7%a7%91

多治見駅からほど近いビルの1階に、「まもる耳鼻咽喉科」はある。ガラス張りの明るい雰囲気で、子どもから高齢者まで誰でも気軽に立ち寄れそうだ。院長の冨田守先生は、多治見市の基幹病院で長年多くの手術や治療を行ってきたドクター。専門的な知識や技術もさることながら、幅広い経験に基づいた丁寧な診察で、患者のちょっとした心配事にも相談に乗ってくれる。「耳鼻科のことだけでなく、体のことで気になっていることがあれば気軽に相談してほしい」と冨田院長。被ばく量の少ない耳鼻科用のCTや、挿入時の負担の少ない極細の電子内視鏡など各種設備をそろえ、アレルギー性鼻炎などの手術も行っている。患者が口に出さない思いまで配慮したいと考える院長に診療にかける思いを聞いた。
(再取材日2019年8月28日)

ハード・ソフト両面で、患者の負担軽減に配慮

開業の経緯や、開業後の印象など聞かせていただけますか?

1

私は愛知県の出身なんですが、岐阜県立多治見病院に14年間勤務していました。この地域は岐阜県ではありながら、名古屋市にも30分以内とアクセスが良いのです。岐阜県や愛知県の大きな病院と地域のクリニックに通う患者さんをつなぐ懸け橋として、地域に貢献したいと思いこの地に開業しました。基幹病院とクリニックでは役割や扱う疾患も違ってきます。クリニックには不調や心配事で来院される方が多いので、病院での勤務の時以上に患者さんへの細かいケアが重要だと感じています。せっかく来ていただいているので心配を減らすことができたらと思って日々診療にあたっています。多治見で患者さんに接して感じるのは、岐阜の方は優しくて親切な方が多いという印象ですね。

外から見るとクリニックというよりも、美容室かなとも思うような明るい雰囲気ですね。

ガラス張りで遠くからもクリニックの場所が見えやすく、明るい受付や待合室でどなたでも気軽に入りやすいようにしたいと思ったんです。お子さんも多い地域ですので、「何をされるんだろう?」と構えずに、気分のほぐれるような空間にしたいと思っています。開放的な外観とは逆に、診察室では落ち着いてご相談していただきたいので、プライバシーに配慮した個室にこだわりました。周囲の患者さんを気にせずに個室でゆっくりとお話を伺って、患者さんに合った治療方法をいろいろ提案するようにしています。お子さんとは診察のこと以外も話したりもするんですよ。お医者さんというより幼稚園の先生やお友達のように思ってもらえたら、少しは不安も減るかなと思っています。

設備面でも患者さんの負担の軽減を考慮されているそうですね。

2

検査設備ではエックス線検査のほかに、従来のものよりも被ばく量の少ない耳鼻科用のCTを導入しています。例えば副鼻腔炎で鼻の片側だけが悪くなる場合があるのですが、これはカビの菌や腫瘍が影響している可能性があります。そういったものはエックス線検査だけではわからないことも多いので、CTによって確認します。また、ポリープや腫瘍などの検査で用いる電子内視鏡は、非常に細く検査時の痛みを軽減できるものを使用しています。細いのでお子さんにも使用することが可能です。こういった設備により少しでも快適に検査を受けていただき、正確な診断で病気の全貌を明らかにしたり、早期発見をしたりすることが大切だと思っています。

苦い経験が、患者の思いを尊重する診療のきっかけに

診療にあたって心がけていることはありますか?

20181120 3

「こんなことを聞いてもいいかな?」と思うようなことを、気軽に聞いたり相談してもらえるクリニックをめざしています。例えば、風邪をひいたりちょっとした不調があるときに、内科に行くべきか耳鼻咽喉科に行くべきか迷うことってありますよね? そんなときにも、迷わず「とりあえず行ってみよう」と気軽に来ていただけたらうれしいですね。診察をして不安が解消されたら良いですし、違う科での診察が必要ならご紹介もします。患者さんが何に困っておられるか、どんな治療を望んでおられるか常に耳を傾けて丁寧に診察することが一番大切なことだと思っていますし、治療を進める際も、押しつけがましくなく、いろいろな方法をご提案するように心がけています。

丁寧なカウンセリングを重視するきっかけなどはあったのでしょうか。

かなり以前のことですが、医師として苦い経験をしたことがきっかけだったかもしれません。ある患者さんに対して、最善の方法だと考えて行った治療が、ずっと後になってその方のお望みに100%寄り添い切れていなかったのだと知ることがありました。当時、患者さんもその治療に対して何もおっしゃいませんでしたし、私自身は良かれと思ってしていた治療でした。今考えれば、治療の提案が押しつけがましかったのかもしれません。患者さんが本当に望んでいることを引き出せなかったことも悔やまれます。そういう苦い経験があって、今は口には出さなくてもいろいろな思いがあるということを理解し、病気に対してさまざまなアプローチを提案したほうが良いと思っています。

患者さんとの会話を大切にされているのですね。

20181120 4

そうですね。診察室を個室にしたこともそうですし、診療中も下を向いてカルテを書くことに専念しなくていい環境を整えたこともそのためです。違う方向を向いて患者さんのお話に返事をするより、目を見て伺うことで患者さんの本当に感じている心配事や治療の意向も引き出せると思うのです。

専門的かつ幅広い診療で患者のニーズに合った提案を

医師をめざしたきっかけや、専門に耳鼻咽喉科を選んだ理由は何だったのでしょうか。

5

父も医師なので、その姿を見ていた影響はあるかもしれません。内科の医師だった父はざっくばらんな性格で、患者さんと同じ目線で診療をしていた印象があります。私が耳鼻咽喉科を選んだのは研修医時代に出会った耳鼻科の先生に仲良くしていただいて、耳鼻科の奥深さに気づかされたのがきっかけでした。耳鼻科の扱う領域は世間のイメージよりずっと広範囲にわたります。感染症や腫瘍では全身の管理が必要ですし、アレルギーや喘息では肺や気管支などの臓器との関連も深いです。しかも内科であれば、手術になると外科が担当しますが、耳鼻科は診察から手術までしますので、最後まで自分が患者さんを診られるというやりがいがあります。耳・鼻・喉はそれぞれ異なる感覚器官であるという点も奥が深く、面白いですね。

ご専門の分野や、力を入れている治療はありますか?

これまで基幹病院で一般的な疾患から感染症、アレルギー、副鼻腔炎、良性・悪性腫瘍の治療や手術を多く手がけてきました。幅広く患者さんのお悩みに応えたいと思い診療にあたっています。当院では、中耳炎やアレルギー性鼻炎などの日帰り手術も行っています。花粉症では、治療薬を少しずつ服用することでアレルゲンに対する免疫をつけていくことをめざす舌下免疫療法や、手術によって改善を図る場合もあります。また、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査とCPAP療法での治療や、補聴器の専門家として相談・試用にも対応しております。特に補聴器については「高価なものがいい」というわけではありませんので、難聴の程度や種類によって患者さんに合ったものを提案できるようにしています。後鼻漏症候群、慢性上咽頭炎の治療も行っており、Bスポット療法等も扱っております。どの治療もさまざまな検査、診断によって、患者さんに合ったアプローチを提案します。

今後の目標や展望を聞かせてください。

20181120 6

先ほどもお話ししましたが、どんなことでも気軽に相談していただけるかかりつけ医でありたいですね。岐阜県立多治見病院での勤務も合わせると、この地域での診療も長くなりました。小さな頃から診ていた患者さんも、もう高校生になっていたりします。今もたくさんのお子さんが通ってくださっていますので、こうして一緒に成長を見ていけるとうれしいですね。何か困ったことがあるときには安心して来ていただき、質の高い医療で貢献していきたいと考えています。これからもずっと長く、地域の患者さんの健康に携わっていけたらと思っています。

Access