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安藤 靖恭 院長の独自取材記事

安藤眼科クリニック

(練馬区/井荻駅)

最終更新日:2020/07/22

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西武新宿線の井荻駅北口から徒歩13分、下石神井の静かな住宅街にある「安藤眼科クリニック」は2017年2月に開院したクリニック。2階建てのクリニックは木の質感を生かした落ち着いた雰囲気で、ゆったりしたバリアフリー設計により、待合室や検査室、診察室などのスペースも快適に過ごせる空間だ。「遠くの総合病院に行かなくても、地域の皆さんがお悩みを相談できる目のかかりつけ医になりたい」と話すのは安藤靖恭(やすたか)院長。日本眼科学会眼科専門医として長年のキャリアを持つ安藤院長は、白内障の手術を多数手がけ、緑内障の早期発見やぶどう膜炎の診断・治療も得意領域。専門性の高い診療を地域で展開する安藤院長に、クリニックの強みやめざす医療について聞いた。
(取材日2020年5月27日)

近くにあって気軽に相談できるクリニックをめざして

開業から4年目に入り、どのような患者を迎えていらっしゃいますか?

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近隣にお住まいの方を中心に、お子さまからご高齢の方まで幅広い層の患者さんに来ていただいています。大体7割程度が地域の方で、そのほか大学病院時代から継続してお付き合いのある方や、ご紹介により遠方から来院いただいている方もいらっしゃいます。当院は駅から少し離れた住宅街にありますが、4台分の駐車場を確保しています。地域の方が利用しやすく、遠くに行かずとも相応の診断・治療ができるクリニックをめざして開院し、実際そのようなクリニックになれていると感じています。白内障などの手術を当院で受けていただく地域の方も多くいらっしゃいます。自身が大学病院に勤務していた際にも多くの患者さんに長い待ち時間を耐えていただく状況を目にしてきましたから、「近くにあって幅広く診療できる眼科」でありたいと思っています。

この場所は、以前には外科のクリニックだったと伺いました。

もともとここで、義父が「蓑島外科医院」を開業していました。10年と少し前に義父が亡くなり閉院後、しばらくは建物が残っていました。私自身、いずれは開業と思いながらも大学病院での仕事に追われていましたが、2017年に妻と相談の上、こちらを引き継いで眼科クリニックとして開業することにしたのです。老朽化していた建物は建て直し、1階に診療スペース、2階には手術室や術後の休憩室などを設けた2階建てのクリニックとしました。妻も眼科の医師でして、副院長として私が白内障の手術をしている木曜日に診療してくれています。長年地域で診療を続けてきた蓑島外科医院は近所の人には知られた存在。「お世話になっていたんです」と話される患者さんもいらっしゃいますね。

院内について、自宅にいるようなくつろげる雰囲気だと感じました。

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ありがとうございます。落ち着いた雰囲気にしたいと、床や壁など、全体的に木目調を多く取り入れました。当院は2階の戸建てで広いので、待合室や検査室、診察室などのスペースは、それぞれ十分に確保できました。バリアフリー設計により車いすなどでの受診も可能ですし、院内で時間を過ごしていただく患者さんにとっても窮屈さや圧迫感などを感じることはないかと思います。診察室には診察をする際に座っていただく椅子のほかに、可動式のソファーも置いていて、簡単な処置であればこちらで行うことができます。手術室は2階にあり、足の不自由なお年寄りの方などのために、階段には昇降機を備えてあります。

白内障などに対し、大学病院レベルの診療を身近に

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか?

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病気の内容や治療の方法を、なるべくわかりやすくお伝えすることを心がけています。専門用語の使用を極力避けて、平易な言葉でお伝えするほか、模型や画像データなどを使ってわかりやすい形で情報をご提供することも意識していますね。診療室にはパソコンのモニターが2台あり、患者さん側にあるモニターに検査結果などの画像データを映して、それを見ながらご説明しています。目の病気の中には、緑内障など自覚症状がないまま進行し、放置されてしまう可能性が高いものもあるので、患者さんにも病気のことを知ってもらい、少しでも早期発見につなげたいのです。

白内障の日帰り手術に力を入れているそうですね。

はい。私は医師になってから一貫して白内障の手術に力を注いできました。白内障は加齢に伴って目の中の水晶体という部位が白く濁ってしまう病気で、視力が低下したり、視界が全体的にかすんだりする症状などが現れます。大体60代から徐々に増え、80歳を超える方ではそのほとんどで発症するといわれています。日常生活に支障が出る場合は手術によって濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを入れることで改善を図ることができます。通院に負担を感じる高齢の患者さんが多いので、少し遠くの大学病院から、近くで手術が受けられるクリニックとしてご紹介を受けるケースも多くなっています。当院でも大学病院とほぼ同等の設備を備え、高い水準を保つようにしています。手術を受けた患者さんに喜ばれるとやはりうれしいですね。

白内障と並び、緑内障も眼科では気になります。

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初期にはほとんど自覚症状がない緑内障は、見えづらさや視野の狭まりなどの症状に気づいた時にはすでに進行しているケースが多い病気で、日本人の失明原因の第1位です。40代から徐々にリスクが高くなり、40歳以上の20人に1人、70歳以上では10人に1人が緑内障だともいわれています。眼圧が高まることで神経が障害される緑内障ですが、傷ついた神経を治すことは難しいので、できるだけ早く見つけて進行を遅らせる治療を行うことが重要です。無自覚に進行を許してしまい、気づいたら失明という最悪の事態を避けるためにも、定期的に眼科検診を受けることをお勧めします。当院では視野検査のほか、OCTという機器を使って網膜の状態を詳しく調べることで緑内障の早期発見に努めています。

無自覚に進行することも多い目の病気は早めに相談を

お子さんの受診も多いようですね。

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住宅街の中にあり、お子さんも多いエリアなので、比較的多くお受けしています。自治体の3歳児健診で視力不良を指摘されて来るお子さんや、近視で眼鏡やコンタクトを必要とする小中学生などです。3〜4歳の低年齢で斜視や弱視が見つかった場合、早めに治療を始めることで改善を図ることができます。当院では常勤の視能訓練士が専門的な検査や訓練を行っています。10年20年前に比べると、近視の子は確実に増加していますが、スマホやパソコンなどの普及により目を酷使することが増えたことに加え、屋外活動が減ったことも要因になっているとか。外に出ることで遠くを見る時間が増え、太陽光に含まれるバイオレットライトが近視の進行抑制に関わっているといわれているのです。小さい時期から積極的に外遊びの機会を持つことは、近視予防の観点からもお勧めといえるでしょう。

先生はなぜ医師を志され、またなぜ眼科を選ばれたのでしょうか?

どうしても医師になりたいという強い気持ちがあったわけではないのですが、子どもの頃に天才外科医を描いた漫画を読んで格好良いなと医師の仕事に憧れを抱いたこと、また慶應義塾高校に通っていて、進学先の慶應義塾大学に医学部があったこと、この2つが大きかったですね。漫画に影響を受けましたし、子どもの頃から細かな作業が好きだったので手術ができる外科系に進もうと考えていました。私が医師になったちょうどその頃、白内障の手術において眼内レンズが使用されるようになったのです。それまでは水晶体を取るだけでその後は眼鏡やコンタクトレンズで対応していたので、これは画期的でした。それで、技術が発達している眼科に進んだ次第です。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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目の病気には症状がないまま進行するものもあるので、小さなことでも気がかりがあれば気軽にご相談いただきたいですね。また、40歳を過ぎたら眼科で検診を受けることをお勧めします。特に緑内障は抜本的な治療方法が今のところなく、いかに進行を緩やかにしていくかが目的になるので早期発見が重要です。企業健診などでの簡易な検査では発見が難しい場合も多いので、眼科で専門的な検診を受けると良いでしょう。目の痛みや見えづらさ、かすみ目、疲れ目などの身近な症状に、大きな病気のサインが隠れていることもあります。信頼できる専門病院へのご紹介も可能ですから、放っておかずまずは気軽にご来院ください。

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