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細貝 睦 院長の独自取材記事

秋津ほそがい整形外科

(東村山市/秋津駅)

最終更新日:2019/10/03

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西武池袋線秋津駅から徒歩2分。クリニックモールの3階に位置する「秋津ほそがい整形外科」。院内は、アロマや音楽によって落ち着いた雰囲気が漂う。院長の細貝睦先生は、多年にわたり大きな病院でさまざまな症状の治療にあたってきた経験豊かな医師。勤務医時代は毎日手術で忙しかったという。そんな細貝先生が開業することに決めたのは、患者に寄り添う医療を実現させるため。膝や腰、肩の痛みといった、高齢者に起こりやすい関節痛にはさまざまな原因がある。細貝先生は、こまかな検査や患者とのコミュニケーションによって原因を突き止め、適切な治療を行うことで患者の生活をより良くしたいと願っている。今回、細貝先生に医師をめざした経緯や診療の方針などについて話を聞いた。
(取材日2017年4月15日)

患者に寄り添う医療を行いたいと思い開業医を決意

先生が医師をめざした経緯を教えてください。

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人と接する仕事に就きたいという思いが医師をめざすきっかけでした。私が生まれ育ったのは地方の小さな街で、両親、兄弟、祖父母や曽祖父も同じ家で生活していました。4世代が共に暮らしていたので、あらゆる年齢層の人と触れ合う機会が多かったです。それで、将来は人と触れ合うことのできる医師になりたいと思うようになりました。整形外科という分野は、基本的には生命に関わるものではありません。治療することで患者さんが元気に帰っていく姿を見られるのは整形外科の医師としてうれしいことです。大学病院や研修病院に勤務していた頃は、多くの手術を経験してきました。多かったケースとしては、高齢の方の転倒による大腿骨頸部の骨折でしたね。

開業することに決意された理由を教えてください。

病院での勤務もやりがいはありましたが、やはり患者さん一人ひとりをもっとサポートできればと思いが募っていき、開業することにしました。病院ですと、毎日多くの患者さんを診ることができますが、退院後はリハビリ病院に転院することが多いため、その後の経過をみることができにくくなります。一人ひとりの患者さんを長く診てあげたい、そんな思いが強くなっていきましたね。現在、人の生活はどんどん便利になっていっています。ですが、人と人とのつながりは希薄になる一方です。ニュースでも孤独死など取り上げられることも多くなったように感じます。そのたびに胸が痛みますね。ですから、このクリニックが皆さんにとって、コミュニケーションのための場、すなわち、「憩いの場」として足を運んでもらえるクリニックにしていきたいと思っています。

来院される患者さんの年齢層はどれくらいですか?

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下は4、5歳のお子さん、上は90代の年配の方と幅広いです。このエリアは、新しい家やマンションが増えていて、若い人が多く引っ越してきています。電車の乗り換えもしやすく、都心まで30分圏内なのでベッドタウンとして便利ですね。しかし、道路を1本入ると昔ながらの住宅地があります。ですので、長く住んでいる人と新しい人が生活しているといった感じで二極化している地域だと感じています。開院してまだ間もないですが、来院される患者さんも少しずつ増えてきました。症状として多いのは、膝や腰、肩の痛みですね。小学生や中学生の患者さんだと、サッカーなどのスポーツや遊んでいて転倒でのけがで来院されることが多いですね。どの世代にも、どんな些細な相談でも気軽に来院していただければと思います。

痛みを和らげ、患者が楽に生活できる手助けをしたい

勤務医から開業医になり、考え方に変化はありましたか?

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患者さんとの距離感が縮まったように感じます。以前私が勤務していた病院は手術が多い病院で、毎日のように手術を行っていました。でも、患者さんと触れ合う機会は少なかったように感じます。開業すると、手術が必要な症状というよりも、原因が判明していない状態で来院される患者さんが多いです。痛みの程度も、生活に支障をきたすレベルから、何だか違和感があるというレベルまで幅広いです。腰や膝、または肩の痛みにはさまざまな原因があります。なので、この症状だとこの治療というわけにはいきません。患者さんの話をよく聞いて、細かい検査をして、原因を特定していく必要があります。治療期間が長くなる場合もあるので、患者さんとの付き合いも長くなります。患者さんの痛みを少しでも和らげて、生活しやすいようにする手伝いができればと思っています。

関節の痛みにはどんな治療を行うのでしょうか。

まずはデジタルレントゲンで関節の状態を確認することから始めます。デジタルレントゲンは感度がとても良く、骨の状態を詳しくチェックできるんです。それから、原因に合わせた治療を行います。例えば、高齢者に多い変形性膝関節痛や肩関節周囲炎などの場合、関節の痛みや炎症を内服や湿布で抑え、さらに温熱療法をします。軟骨がすり減ってしまうのを抑えるためにヒアルロン酸注射を打ったり、また、骨粗しょう症による痛みや違和感のに悩む患者さんには、カルシトニン製剤を注射することもあります。また、ストレスや疲れによって痛みが出ている患者さんの場合、全身の疲れにウォーターベッドを使用することもありますね。

診療時に心がけていることを教えてください。

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患者さんの話にしっかりと耳を傾けるようにしています。開業して特に感じているのは、痛みには必ず原因があるということです。中には、精神的なストレスによって痛みが強くなっているというケースもあります。例えば高齢の方だと、「話し相手がいない」「自分の痛みを誰もわかってくれない」と訴える患者さんが少なくありません。そうしたストレスが、もともとあった痛みを助長してしまうことも考えられるんです。なので、患者さんの話をしっかりと聞いてあげるだけで痛みが和らぐ場合もあります。また、私から症状や治療法の説明をする時は、専門用語をなるべく使わず、わかりやすい言葉で説明するようにしています。

日常生活のアドバイスや整形外科疾患の診断も

骨密度を調べることもできるのですね。

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骨密度測定器を使えば、15秒程度で簡単に調べられます。また、血液検査によって骨の状態や今後の変化を予測することも可能です。私が骨密度のチェックを勧めているのは、日常生活でどれだけ骨折するリスクがあるのかを自覚することで予防につながるからです。骨密度が低いと、家で転んだだけで骨折する危険があります。もし大腿骨頸部を骨折すると大きな病院での手術が必要になります。日常生活にも支障をきたしますね。それで、もし骨密度が低い場合は、日常生活で気を付けるべきことをアドバイスしたり、注射や薬で骨密度の改善を図ったりします。

今後の展望を教えてください。

開業したことで、患者さんとの距離も近くなったように感じます。当院のようなクリニックは、ちょっとした症状でも気軽に通いやすいというメリットがあります。それで、患者さんがいつでも相談しやすいように間口を広げ、より一層、患者さんに寄り添う医療をめざしていきたいと考えています。当院は、現在受付事務3名、リハビリの補助2名、看護師1名と、私を含めて7名で患者さんの治療をサポートしています。まだ開院したばかりでリハビリの患者さんは少ないのですが、今後は資格を持った人を迎え、筋力トレーニングや歩行訓練など、本格的なリハビリの体制を整えていきたいです。

読者の皆さまへのメッセージをお願いします。

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「こんなことで整形外科に受診していいの?」と受診することにためらう方もいるかと思います。気になることがあれば一度相談にいらしてください。整形外科では、レントゲンで骨の状態を調べ、原因を突き止めることができます。根本的な原因を見つけてから処置やリハビリができるのが整形外科の良さです。膝や腰、肩の痛みにはさまざまな原因があります。原因を特定せずにいると、なかなか症状が良くならないどころか、悪化してしまうこともあるので注意してください。少しでも痛みが出たり、日常生活で違和感があったりする場合は、お気軽に相談していただければ幸いです。適切な医療機関を紹介することができます。前でも述べましたが、私はこのクリニックを皆さんにとっての「憩いの場」として愛される存在にしていきたいと思っています。私を含め、スタッフ一同、お待ちしております。

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