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細貝 睦 院長の独自取材記事

秋津ほそがい整形外科

(東村山市/秋津駅)

最終更新日:2020/08/21

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秋津駅から徒歩2分、クリニックモールの3階にある「秋津ほそがい整形外科」。大規模病院で多くの手術に携わってきた細貝睦院長が、患者一人ひとりにしっかり寄り添いたいとの思いを募らせ開業した医院だ。薬や治療器で症状を緩和するだけでなく、より積極的に治療をしていきたいと、運動器リハビリテーションも始めた。しっかり治療することで患者の生活をより良くしたいと願う院長に、医院の特徴や今後の展望などを聞いた。
(取材日2020年3月13日)

痛みの原因を突き止め適切な治療を提供

開業された経緯と勤務医時代との違いは?

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勤務医時代は毎日のように手術を行っていました。当時、患者さんはとても多く、お一人お一人としっかり向き合う時間を持つことが難しかったんです。もっと密にサポートしていきたいと思うようになり、開業することにしました。勤務医時代と異なり、症状の原因が判明していない状態で来院される方がほとんどで、同じ「痛み」でも、少し違和感があるレベルから生活に支障を来すレベルまでさまざま。患者さんの話をよく聞いて細かい検査をして、原因を特定していく必要があります。また、患者さんとの付き合いが長くなるケースが多いことも感じます。現代は医療に限らず、人と人とのつながりが希薄になりつつあります。そんな中、当院が皆さんのコミュニケーションの場になればいいなと思い日々診療に臨んでいます。

患者さんの年齢層は?

下は4、5歳から上は90代の方まで幅広いですが、全体ではやはりご高齢の方が多いでしょうか。ただこのエリアは新しい家やマンションが増えていて、若いファミリーも引っ越してきています。長く住んでいるご高齢者と新しい若い世代、二極化している地域だと感じています。整形外科ですので、主訴は年齢問わず膝や腰、肩などの「痛み」です。小中学生だとサッカーや野球などのスポーツや遊んでいる最中に転んでけがをしたとかも多いですね。痛みは他人にわかってもらえないつらさもある。どの世代も、どんな些細なことでも気軽に来院していただければと思います。

ご高齢の方は関節の痛みも多いと思いますがどのような治療を?

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まずはデジタルレントゲンで関節の状態を確認することから始めます。デジタルレントゲンは感度がとても良く、骨の状態を詳しくチェックできるんです。それから、原因に合わせた治療を行います。例えば、高齢者に多い変形性膝関節痛や肩関節周囲炎などの場合、関節の痛みや炎症を内服や湿布で抑え、さらに温熱療法をします。軟骨がすり減ってしまうのを抑えるためにヒアルロン酸注射を打ったり、また、骨粗しょう症による痛みや違和感に悩む患者さんには、カルシトニン製剤を注射することもあります。ストレスや疲れで痛みが出ている患者さんの場合、ウォーターベッドを使用することもあります。最近では運動器リハビリテーションも始めました。

運動器リハビリで機能を回復させQOL向上をめざす

運動器リハビリテーションとは?

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筋力アップを図ったり歩行訓練をしたり関節の可動域訓練を行ったりして、体の機能改善を目標に行うリハビリです。筋力を上げることにより痛みの軽減につなげたり、関節の痛みへのアプローチで動かしやすくしていくなど、さまざまに取り組んでいます。薬が効きにくいとか、まだ筋力はあるけど薬だけでは限界があるといった方に適しているかと思います。患者さんに大々的にはお知らせはしていないのですが、自らやりたいとおっしゃる方もおられます。スポーツ障害や関節症など、30代、40代の方もおられます。

リハビリは理学療法士さんの力も大きいのでは?

現在理学療法士は1人だけなのですが頑張ってくれています。彼はベテランで私が何か指示するというのではなく、むしろ私が教わることのほうが多いですね。毎日打ち合わせをし、月に1度はカンファレンスをやって情報交換をするなど、治療面でもしっかり連携しています。まだ運動器リハビリを取り入れたばかりですが、今後は理学療法士さんをもう少し増やしていくのと、受ける患者さんを増やしていくというのが目標です。リハビリをうまく利用して、患者さんの生活をより充実させたものにして差し上げたい。そう思っているんです。

こちらでは骨密度検査も積極的に行われているのだそうですね。

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骨密度測定器を使えば、15秒程度で簡単に調べることができますし、血液検査によって骨の状態や今後の変化を予測することも可能です。私が患者さんに骨密度のチェックを勧めるのは、日常生活でどれだけ骨折するリスクがあるのかを自覚することで予防につなげていきたいからです。骨密度が低いと、家で転んだだけで骨折する危険が高くなります。また大腿骨頸部を骨折すると大きな病院での手術が必要になり、日常生活にも支障を来します。それで、検査の結果に応じて、日常生活で気をつけるべきことをアドバイスしたり、注射や薬で対応したりしています。

人と人とのつながりを大切に心に寄り添う診療を

そもそも先生が医師をめざれたのは?

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人と接する仕事に就きたいという思いからです。現代は人と人とのつながりが薄いと申しましたが、私が生まれ育ったのは地方の小さな街。両親、兄弟、祖父母や曽祖父も同じ家で生活していました。4世代がともに暮らしていたのであらゆる年齢層の人とふれあう機会が多かったんです。それで将来は人とふれあうことのできる仕事、その中でも医師になりたいと思うようになりました。整形外科は基本的に生命に関わるものではなく、治療することで患者さんが元気に帰っていく姿を見られる科です。それで医師の中でも整形外科医師を選んだ経緯があります。

日々の診療時に心がけていることを教えてください。

患者さんの話にしっかりと耳を傾けるようにしています。開業して特に感じているのは、痛みには必ず原因があるということです。中には、精神的なストレスによって痛みが強くなっているというケースもあります。例えば高齢の方だと、「話し相手がいない」「自分の痛みを誰もわかってくれない」と訴える患者さんが少なくありません。そうしたストレスが、もともとあった痛みを助長してしまうことも考えられるんです。ほかには、私から症状や治療法の説明をするときは、専門用語をなるべく使わずわかりやすい言葉で説明するようにしています。

今後の展望を教えてください。

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先ほども申しましたが、始めたばかりの運動器リハビリを、理学療法士を増やして、さらに多くの患者さんにご提案できればと思っています。働いている方もご利用いただけるよう、リハビリは土曜日も行っています。薬や機械ばかりに頼るのではなく、リハビリで体の機能の改善を積極的にめざし、皆さんにより良い生活を送っていただくことを何よりも重要に考えています。開業医になり、患者さんとの距離も近くなりました。当院のような個人のクリニックは、ちょっとした症状でも気軽に通いやすいというメリットがあります。今後一層、患者さんがいつでも相談しやすいように間口を広げ、患者さんに寄り添う医療をめざしていきたいと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

とにかく、皆さんの「痛み」を取ってより良い生活を取り戻すお手伝いができればと思っています。繰り返しになるかもしれませんが、整形外科に来られる患者さんの多くが膝や腰、肩などの「痛み」でご来院されます。一口で「痛み」と言っても、その原因はさまざま。原因を特定せずに、とりあえず痛みを取り除くことだけに注力しても、場合によっては症状が良くならないどころか、悪化してしまうこともあるんです。レントゲンなどを駆使してしっかり原因を突き止め、適切な処置やリハビリをしていくのが整形外科です。「この程度で受診をするのは……」なんて思う必要はありません。必要に応じて大規模病院にも紹介しています。このクリニックを皆さんにとっての「憩いの場」として愛される存在にしていきたいと思っていますので、日常生活で少しでも違和感を覚えることがあれば、いつでも気軽にご相談にいらしてください。

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