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吉田 拓人 院長の独自取材記事

よしだ耳鼻咽喉科クリニック

(足立区/五反野駅)

最終更新日:2019/08/28

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東武伊勢崎線・五反野駅周辺は、足立区の中でもさまざまな年齢層が暮らす活気ある街だ。その駅の改札を出てすぐ目の前にあるのが、2017年3月に開院した「よしだ耳鼻咽喉科クリニック」。吉田拓人院長は、長きにわたり鼻副鼻腔疾患を専門に大学病院で耳鼻咽喉科領域の疾患全般の経験を積んできたベテラン医師。院内はパステルカラーの椅子が印象的で、ゆったりと明るく「患者さんに気軽に来てほしい」という思いが感じられる。「これまでの経験を地域医療に生かしたい」と語る吉田院長に、開院までの道のりや、患者への思い、今後の展望など、じっくりと話を聞いた。(取材日2017年4月19日)

耳鼻咽喉科領域で豊富な知識と経験を持つドクター

この場所で開院された理由や、クリニックのこだわりについて教えてください。

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実はこの地域は知っているものの、あまり縁がある地域というわけではありませんでした。ですが、開院に向けて場所を探しているときに、この周辺に耳鼻咽喉科の医師が少なく、近隣の方が困っているという話を聞き、開院を決めました。お子さまから年配の方まで、さまざまな年齢層の方がお住まいの地域なので、どの世代の方にも利用しやすいようにと意識しています。当院は2階にありますが、来院には専用のエレベーターをご利用いただけるので、車いすやベビーカーの方もスムーズに来院していただくことができます。また、待合室やトイレもゆったりと広めの設計にし、どなたでも利用しやすいようこだわりました。加えて、トイレにはおむつ替えシートを設置し、お子さまが待ち時間に退屈しないようキッズスペースもご用意しました。病院のロゴは「優しい緑色を使ったデザインに」と妻が考案してくれました。お花の中に吉田の「Y」が入っているのがポイントです。

医師をめざしたきっかけと、耳鼻咽喉科を選択した理由を教えてください。

父が医師だったこともあり、小さい頃から医師という存在が身近で「人に感謝されるやりがいのある仕事だな」と魅力を感じていました。宇宙をはじめ自然科学に興味があり、将来は宇宙飛行士になりたいという夢もありましたが、進学するにつれて、仕事自体が人を助けることになる医師になりたいと本格的に思うようになりました。耳鼻咽喉科を専門に選んだのは、この科が首から上の頭頸部の領域の専門家であり、診断から内科的な投薬治療、外科的な手術治療の両方を行い、最初から最後まで他の科の医師に任せてしまうことなく自分で責任をもって治療を完結できるところに魅力を感じたからです。その中でも呼吸、嗅覚と関係する鼻副鼻腔疾患の領域に興味を持ち、アレルギー性鼻炎や嗅覚障害、副鼻腔炎など鼻に関する症状の手術や治療について研鑽を積んできました。

大学卒業から開院までの経緯を教えてください。

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東京慈恵会医科大学を卒業してすぐ、同大学病院に入局しました。途中で、静岡県の富士市民病院や岩手県の県立遠野病院といった地方の病院にも勤務していましたが、18年間鼻副鼻腔疾患を専門に研究や治療に従事してきました。長い期間大学に残って仕事をしていたことで、いろいろな専門分野を持つ先生と出会いがあり、広範囲の疾患に関しての病態と治療を学ぶ機会に恵まれました。最後は「自分の耳鼻科医師としての経験と手術技量を後輩に伝え、大学に恩返ししたい」という思いで取り組んでいました。開院までに時間はかかりましたが、これまでの経験を生かした専門性の高い医療を柱に、この地域で役立てたいと思っています。

わかりやすく丁寧な説明と、患者目線を大切に診療

患者さんの年齢層や、最近増えている病気について教えてください。

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幅広い年齢層の患者さまが来院され、その症状もさまざまです。最近増えているのは、アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎、ストレス性のめまいですね。耳が痛い、鼻が詰まる、喉が痛い・違和感があるという場合は、耳鼻咽喉科に来ていただけることが多いのですが、めまいはどの科にかかっていいのかわからないという方がいらっしゃいます。めまいの場合、ストレスや不眠を原因として耳の奥にある三半規管の異常を起こしていることが原因であることも多いので、まずは耳鼻咽喉科に来院することをお勧めします。めまいはさまざまな原因で生じますが、激しい頭痛や言葉のもつれ、知覚障害といった明らかな神経症状がなければ、耳鼻咽喉科を受診して耳からくるめまいなのかをチェックすることが大切です。

患者さんと向き合う上で心がけていることはありますか?

一番重要だと思っているのは、患者さまへ症状をわかりやすく丁寧に説明することです。「今あなたの体はこういった原因で、このような状態になり、こんな症状がでているんですよ」ということをかみ砕いた言葉で説明することで、「ああ、そうなのか」と納得していただけます。治療方針を説明する時も病態を理解していただけると「するり」と提案を聞いていただけます。言葉だけではなく、模型や図を使用したり、電子モニターを見ながら説明することもあります。また、リラックスして受診してもらえるよう、できるだけ威圧感を与えないように気を配っています。スタッフにもあいさつや声かけをして、明るい雰囲気のクリニックをつくってほしいと伝えています。お子さまに対しては、耳鼻咽喉科にトラウマを持たれないように極力痛くないように、優しい言葉をかけながら診療を行うようにしています。

クリニックの強みや、工夫していることはありますか?

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耳や喉に関する診療はもちろんですが、これまで鼻副鼻腔疾患を専門に治療を行ってきたので、大学病院と同じクオリティーの診療を行えると思っています。また、医療機器も新しく十分な性能と思うものをそろえています。特に鼻や喉の奥など、見えない場所を観察するための電子スコープは、痛みや違和感が少ないように細径のものを用意しており、所見も鮮明に記録することができ、画像を患者さまと一緒に見ながら状態を説明することができます。工夫していることは、当クリニックではオンライン予約と直接来院での受付を導入しているのですが、急患の方や、ネットを使いなれないご高齢の方に対応できるよう、オンラインの受付時間に制限をかけています。また、保育園や幼稚園から帰ってきたお子さまの体調が悪い場合にも、その日のうちに対応できるよう平日の最終受付を19時までに設定したり、土曜の診療も行っています。

新しい一歩をこの地域の人々と一緒に歩んでいきたい

症状によっては耳鼻咽喉科か他の科かどちらに行けばいいか迷うケースもありそうですが。

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風邪をひいた場合でも、鼻や耳、喉に異常を感じた場合は内科を受診するのではなく、耳鼻咽喉科を受診していただきたいですね。喉の痛み一つにしても、単純に扁桃腺が腫れて炎症を起こしているというケースだけではなく、ほかの原因で痛みが生じている可能性があるので注意が必要です。また、嗅覚が落ちていることが原因で風味障害が起こっていることに気付かず「味がしない」と訴え、他科を受診して原因の判明に時間がかかり、治療が遅れてしまう患者さんもいます。耳鼻科を受診することによって診断が早くつく場合もあるので、迷ったらまず耳鼻咽喉科に相談をしていただき、原因を探るようにしていただきたいと思います。

お忙しい毎日かと思いますが、先生のリフレッシュ法は?

体を動かすことが好きなので、週に1、2回ほど1時間に8kmのペースでのんびりとジョギングをしています。走っていると無心になれますし、健康衛生上いいですね。ご飯もおいしくなります。まだ子どもが小さいので一緒に遊ぶことも多いです。今は忙しくて全然行けてないのですが、昔はダイビングが趣味で、いろいろな場所に潜りに行っていました。その中でも、西表島が本当に美しくて忘れられないです。また時間に余裕ができたら、もう一度西表の海に潜りたいですね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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開院して間もないので、まずはこの地域の皆さまにクリニックを知ってもらいたいというのが一番です。診療については、大学病院で培ってきた経験を地域医療という形で皆さまに提供していければと思っています。わかりやすく、丁寧な診療をモットーに患者さま一人ひとりに寄り添っていくことを目標としているので、何でも気軽に相談してください。「こんなことで受診したら怒られるかな?」と迷われた場合でも気負わずに、少し調子が悪くなったり、ほんの些細なことでも不安があれば相談に来ていただける、この地域のかかりつけ医のような存在になれればうれしいです。

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