鈴木 精一郎 副院長の独自取材記事
鈴木歯科クリニック
(渋谷区/笹塚駅)
最終更新日:2026/02/05
笹塚駅から徒歩2分、駅前の商業施設の2階に「鈴木歯科クリニック」はある。1978年の開業から50年近く診療を続けてきた歴史ある歯科医院だ。白を基調とした院内は清潔感があり、随所に飾られた水彩画が温かみを添えている。副院長の鈴木精一郎先生は、慶應義塾大学経済学部卒業後に昭和医科大学歯学部へ編入したユニークな経歴の持ち主で、口腔外科出身、インプラント治療の経験も豊富だ。現在は院長である母と親子2人体制で診療にあたり、「その場で相談してすぐ結論を出せる」のが強みだという。粘り強く歯を残すことにこだわり、丁寧な説明を心がける誠実な姿勢が印象的な鈴木副院長に、歴史と革新を両立させる診療への思いを聞いた。
(取材日2026年1月6日)
親子2人体制が支える、迅速で柔軟な歯科診療
まずは御院についてご紹介ください。

当院は1978年の開業から、50年近く診療を続けている歯科医院です。笹塚駅から徒歩2分、駅前の商業施設内という便利な立地にあり、院内は白を基調としたシンプルで清潔感のある空間となっています。現在は院長である母と私の親子2人体制で診療にあたっており、10年、20年と長く通ってくださる患者さんが多いのが特徴ですね。中には子どもの頃から30年以上通い続けてくださる方もいらっしゃいます。30、40代からご高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんにお越しいただいていますが、皆さんとの間に信頼関係ができているケースが多く、それが当院の大きな財産だと感じています。
副院長先生のこれまでの歩みを教えていただけますか。
私は慶應義塾大学経済学部を卒業後、昭和医科大学歯学部に編入して歯科医師になりました。高校から慶應に進み、当初は経済の道も考えていたのですが、当時の時勢柄、やはり手に職をつけたいという思いが強くなったんです。昭和医科大学には学士入学という制度があり、4年制大学を出ていると2年生から入れることを知って進学を決めました。卒業後は東京科学大学で臨床研修を受け、口腔外科で経験を積みました。口腔外科は学生時代に最もわからなかった分野で、だからこそ学びたかったんです。実際に手術に携わって手技を身につけた経験は、今の診療に大いに役立っています。2004年から当院で本格的に診療を始め、現在に至ります。
親子お二人での診療で、良さを感じることはありますか。

大きなメリットがあると思っています。例えば治療中に迷うことがあっても、すぐに院長を呼んで意見を聞き、その場で結論を出せるんです。普通の歯科医院だと1度カンファレンスを開いて検討し、次回に方針を伝えるという流れになりがちですが、当院ではその必要がありません。手術時にも2人で対応できますし、1人で抱え込んで判断を急ぐこともない。また、院長は義歯が得意で私は口腔外科が得意なので、それぞれの専門性を生かした役割分担もできます。さらに、もし患者さんが片方の先生と相性が合わないと感じても、同じ歯科医院のデータを生かしながら担当を変えることも可能です。院長は女性ですので、特にご高齢の女性患者さんには話しやすいと感じていただけることも多いようですね。
歯を一日でも長く残すため、丁寧に向き合う
力を入れている治療について教えてください。

口腔外科出身ということもあり、抜歯やインプラント治療といった外科的な治療は得意としています。口腔外科を経験していないと、そうした治療をなんとなく避けてプランを立ててしまうこともあるかと思いますが、私は必要であればきちんと治療計画に組み込むようにしています。インプラント治療はたくさん経験してきており、今でも定期的に勉強を続けています。また、マウスピースを用いた噛み合わせ治療にも力を入れており、顎関節症や食いしばり、歯ぎしりでお悩みの方への対応を行っています。院長は入れ歯を作る前段階で、噛む高さを決定するためにマウスピース型装置を用いた矯正を行ってから本格的な入れ歯の製作に入るという手法を取っています。ですので、最終的にできあがった入れ歯はほとんど調整を必要としません。親子それぞれの得意分野を生かした診療を提供しています。
治療で大切にしていることを教えてください。
実は、私は今までに入れ歯以外の治療で、インプラント治療を含むほぼすべての治療を受けたことがあります。自分が一患者として、「自分の歯を抜きたくない」「痛い」「怖い」、そんな気持ちを自分事として感じてきました。だからこそ、粘り強い性格なこともあって、なるべく歯を残したいという思いが強いんです。なるべく今ある状態を維持して、大きく変えずに治療したい。例えば、ある治療が3年で駄目になる可能性があったとしても、私は「3年持つ」と考えます。その3年間で次の治療について考える準備期間ができるわけですから。小さく治療で済むうちは小さく治療したいですし、神経もできる限り残せるよう心がけています。神経を残すために処置を行っても、改善が期待できないこともあります。それでも、その期間だけ粘れたと私は前向きに捉えています。もちろん患者さんにはきちんとリスクも含めてお話しした上で、一緒に方針を決めていきます。
患者さんへの説明で心がけていることはありますか。

当院では平均治療時間を45分に設定しており、説明にしっかり時間をかけるようにしています。マイクロスコープの映像で現在の状態をお見せしたり、模型を使ったり、説明用の資料をお渡ししたりしながら、なぜこうなっているのか、どんな治療が必要で何回くらいかかるのかを丁寧にお伝えしています。実は大学時代に家庭教師のアルバイトをしていた経験があり、同じ内容でも言い方を変えて2回、3回と説明することで理解してもらうという工夫を身につけました。それが今、患者さんへの説明にとても役立っています。また、忙しい方には週2回の集中治療にも対応しており、10本治療が必要な場合でも2ヵ月程度で終わることもあります。予約も取りやすいと言っていただけることが多いですね。
歴史ある歯科医院が常に進化、長く通える歯科医院へ
設備面でのこだわりがあれば教えてください。

マイクロスコープを導入しており、インプラント治療だけでなく一般的な治療にも活用しています。精密な治療ができるのはもちろん、治療後に拡大した映像を患者さんにお見せして、どのように処置したかをご説明することもできます。スタッフも、細かい治療の様子を映像で確認できるので勉強になると言ってくれています。歯科用CTも院内にあるため、気になるところがあればすぐに撮影できるのも強みです。以前は他院に依頼していた時期もありましたが、院内で完結できることで患者さんの負担を減らせますね。その他、粘膜の処置に使う炭酸ガスレーザー、歯を削った際に出る粉を吸引して院内を清潔に保つ口腔外バキューム、汚れを効率的に落とすためのエアフローなども備えています。
治療後のケアについても伺えますか。
メンテナンスは本当に大事にしています。せっかく治療した歯が悪くなっていかないように、あるいは悪くなったとしても初期段階で発見して対処できるように、定期的に通っていただくことをお勧めしています。当院には歯科衛生士が4人在籍しており、患者さんには3ヵ月から6ヵ月の間隔でメンテナンスを受けていただいています。何か問題があればすぐに歯科衛生士から報告を受けて治療に移れますので、ご安心ください。長く通っていただく中で信頼関係も築かれていきますから、本当に必要な治療が出てきたときには、しっかりとご提案してご理解いただいた上で進めていけると考えています。新患の方にいきなり高額な治療をメインでお勧めすることはしていません。まずは信頼関係を築くことが何より大切だと思っています。
読者へメッセージをお願いします。

当院は歴史のある歯科医院ですが、どんどん新しい機器を導入し、治療をアップデートし続けています。今年も新たな設備の導入を予定していますし、院内もより快適な環境に整えていきたいと考えています。せっかく親子で診療にあたっているのですから、古い治療のままではなく、新しいものも取り入れながら「長く通っているけれど新しい治療が受けられる」という歯科医院をめざしていきたいんです。通ってくださる患者さんとは長いお付き合いになることが多いですから、メンテナンスを通じて信頼関係を築きながら、いざというときには必要な治療をしっかりご提案していきたいと思っています。笹塚駅からすぐの便利な場所にありますので、お口のことで気になることがあれば、ぜひご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/インプラント埋入手術・上部構造:44万円程度、追加造骨手術:3万3000~16万5000円 ※部位や状況により金額が異なります
マウスピース型装置を用いた矯正/88万円程度
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

