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住岡 聡 院長の独自取材記事

すみおか歯科口腔外科

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2022/08/29

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JR神戸線の芦屋駅から徒歩3分。線路沿いにあるマンションの1階に、ガラス張りの外観と白い看板が見えてくる。「すみおか歯科口腔外科」は2017年に開業し、日本口腔外科学会口腔外科専門医である住岡聡(さとし)院長は、大学病院の口腔外科などで、抜歯や腫瘍などを多く治療した経験を持つ。持病がある患者も、モニターで全身管理を行いながら治療を行う歯科医院だ。また、院長の妻が開設する母乳相談所が同じ敷地内にあり、小児歯科治療も得意としている同院。大学病院などの歯科口腔外科の「一歩手前の歯科医院」として、口腔外科を身近な存在にしたいと話す住岡院長に、開業までの経緯や、今後の診療方針について、話を聞いた。

(取材日2018年11月17日)

小児歯科や予防啓発にも尽力

歯科医師をめざし、口腔外科に進んだのはなぜですか。

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母が歯科衛生士、叔父や叔母が歯科医師で、身近な職業だったんです。小さな頃から歯科医師になりたいと考えていました。大阪大学歯学部に進み、実習見学の際、親知らずの抜歯をしていた先生がすごくかっこよく見えたことが口腔外科に進んだきっかけです(笑)。口腔外科に進むのは歯学部生の1割程度なのですが、私は最初から口腔外科にと決めていましたね。大阪大学歯学部附属病院の第一口腔外科に約10年在籍し、複雑な抜歯や、口腔内のがん、顎関節症の治療を多数担当してきました。その後、西宮市や大阪市などで一般歯科の診療経験を幅広く積み、2017年に開業しました。

内装などこだわった点はありますか?

いつでも受診しやすい、相談しやすい歯科医院にしたいという思いがありました。エントランスが全面ガラス張りになっているのも、気軽に入っていただきたいからなんです。バリアフリーはもちろんのこと、キッズルームでは、おもちゃがあり、アニメのDVDなども観られますし、治療を3回終えると、カプセルトイを1つプレゼントしています。これらを励みに、子どもたちも頑張って歯科に通ってくれているみたいですね。働いている方や忙しい方も通いやすいよう、土曜も診療していますので、気軽に相談に来ていただければと思います。そして、口腔外科へのハードルを低くし、皆さんにもっと知っていただければ幸いです。

開業2年目を迎えますが、芦屋で開業されたきっかけは?

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私自身が、芦屋に住んで8年になり、この街で開業したいと考えていました。開業するにあたり、日本口腔外科学会認定の口腔外科専門医の資格と私の治療経験を生かしたいという気持ちがあったんですが、芦屋は口腔外科があまり多くない地域だったということも大きいです。また、私の妻が助産師、看護師、保健師の有資格者で、母乳や育児に関する相談所を開いています。妻はもともと自宅で相談所を開いていたんですが、お子さんの歯に関して、連携していければという思いがあり、同じ敷地内で相談を受けることにしたんですよ。芦屋市の歯科の妊婦健診で当院に来院される方も多いんです。出産後には子どもの歯科検診で来られるというケースも増えてきました。また、虫歯や食生活についての相談会を行い、最後に子どもの「仕上げ磨き」を一緒に取り組むこともあります。

口腔外科へのハードルを低くし、気軽に来院してほしい

他には、どういう方が多く来られていますか。

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歯科では地域住民の方中心ですが、口腔外科ということで来られる方は兵庫県中心に関西全域、時には関東方面からも訪ねてこられます。母乳相談所が隣にあるので、小さいお子さんとその親御さんを中心に、ご家族全員で通ってくださっている患者さんもいます。また、私は学校の歯科検診も担当していますので、児童、生徒の方も来院されていますね。歯科でお子さんが泣いたり騒いだりするのを気にする親御さんも多いんですが、当院は完全個室のバリアフリーでベビーカーのまま診察室に進んでいただけますし、育児相談所にも子どもが来ていますので、気にせず気軽に来院してもらえるとうれしいです。待合室でも、ご高齢の患者さんが、子どもと一緒に遊んだり話したりして、楽しんでくださっていますよ。

口腔外科ではどういう治療を得意としていますか。また、口腔外科だからこそできることは?

親知らずなどの抜歯や顎関節症、外傷の診療経験も多いですね。また、口内炎や舌などのできものや傷などのご相談もあります。長引く口内炎など、「がんなのではないか」と悩まれる方も少なくありません。口腔がんは、がん全体の1%以下という少ないがん種。ですが、大学病院などで腫瘍も多く診療してきましたので適切な診断には自信があります。治療内容以外の特徴としては、心臓など循環器系疾患がある方、服薬している方の治療にも対応できるという点です。患者さんの治療に対する希望や病歴、飲んでいる薬、血液検査のデータ等について確認しています。内科の担当医に病状の確認をしますし、院内にはモニターもあり、全身状態を管理しながら治療が可能です。また、抜歯なども基本的には15分程度と短い時間で行えますので、リスクを軽減することができます。

こちらでは、矯正治療は専門の先生に紹介しているそうですね。

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矯正治療は難しい面も多く、経験がある専門の先生にお願いしています。これは、私自身が口腔外科の専門であり、専門性の高い治療の重要性を身をもって知っているからなんです。一般歯科でも口腔外科領域の治療は可能ですし、得意とされている先生もいらっしゃいます。ただ、専門だからわかること、できることがたくさんあるのも事実なんですね。逆に、口腔外科の治療は他院からたくさん紹介いただいていますが、これも信頼していただいてるからこそだと思います。

納得できるまで説明を「病院の一歩手前の歯科医院」

患者さんと接する際に心がけていることはありますか。

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私は、納得して治療を受けていただきたいと思っています。患者さんから「そんな説明は聞いていなかった」といわれることが何よりつらいんですね。だからこそ、なぜこの治療をしなければいけないのか、患者さんにもきちんと理解していただき、治療後は「聞きたいことはありませんか」と必ず伺います。子どもにもわかりやすく何をするのか、どうなっているのかなど説明していきます。説明と理解を重ね、信頼関係を築いていくことが、一番大切だと考えています。特に、口腔外科では、後に腫れやしびれが起きる可能性がある治療もあります。起きうる可能性がある症状は必ず細かく伝え、治療の選択肢を用意すること。病院に紹介する時も同じで、病状を考えて紹介したとしても、患者さんからすると「見放された」と感じる方もいるでしょう。なぜ紹介しなければいけないのかということも、必ず説明しています。

ところで先生はスポーツ観戦がお好きなんだそうですね。

特に野球が大好きなんです。診察時間を終えて、自転車で球場まで試合を見に行くこともありますよ。自転車に乗っている姿を患者さんに見られて「先生、雨の中必死に自転車漕いでましたね」など、言われて少し恥ずかしいこともありますが(笑)。当院が歯科口腔外科も対応しているということで、野球やボクシングをはじめスポーツをされている方が外傷やできものなどの相談に来られることもあります。自分の得意な治療で、世の中で活躍されている方のお役に立てれば、うれしい限りです。今後は、スポーツチーム専属の歯科医師もやってみたいなと思っています(笑)。

今後、どのように診療に取り組んでいきたいですか。

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大学病院などの歯科口腔外科の「一歩手前の歯科医院」として、子どもから高齢者まで家族で通院できる場所にしたいと思っています。口腔外科専門医として、病院まで行かなくても、当院でできる治療範囲はとても広く、一般歯科では対応が難しい治療もカバーできます。ただ、口腔外科で何ができるのか、まだあまり知られていないのも現状です。口内炎や外傷も口腔外科の得意分野ですし、循環器疾患を中心に疾患がある方の治療も、全身状態を管理しながら抜歯なども可能です。リスクがより高いと判断した場合は、十分管理ができる大学病院などに紹介するなど、引き続き幅広いお悩みに対応していきたいですね。歯科医師会の講演会などで話したりすることで、口腔外科をもっと身近に感じてもらえるよう頑張っていきたいです。

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