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田中 宏和 院長の独自取材記事

田中歯科クリニック

(西宮市/甲子園口駅)

最終更新日:2022/11/24

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JR神戸線の甲子園口駅南側ロータリーを東へ曲がるとすぐに見えてくるのが、マンションの1階にある「田中歯科クリニック」。2016年開業という比較的新しいクリニックだが、地域に根差したクリニックとして近隣住民への予防歯科の啓発に努める。「この辺りには私と同世代ぐらいの方が多いんです。同じ子育て世代として気持ちが伝わりやすいですね」と、爽やかな笑顔で話すのは、院長の田中宏和先生。岡山大学歯学部卒業後も全身的な視野から歯科を学び、専門的な技術を伴う歯科治療を修得。その先に見えてきた結論こそが、「予防」の重要性であると田中院長は力説する。そんな院長に、クリニックのコンセプトや診療時の心構え、患者やスタッフに対する思いなどをじっくり聞いてみた。

(取材日2019年3月1日)

予防歯科の第一歩は小さな子どものうちから

こちらでは予防歯科に力を入れているそうですね。

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ここを開業する以前のことなのですが、勤務先で先端技術といわれる治療にチャレンジしているうちに、結局のところ歯科医療において一番重要なのは「予防」であるという考えに至りました。どんなに高度な治療であっても、いわば仕方なく行う修復作業に過ぎないと思います。大切なのは、そうなる前に何らかのアプローチをしていくことだと考えたわけです。その方法を皆さんにしっかりと情報提供して、守れる歯は守っていくこと。そして残念ながら症状が出てしまった方には、自分の持てる医療のすべてを提供し続けていくこと。その両輪がうまく回ってこそ、歯科医療と呼べるのではないかと考えたわけです。

子どもの予防歯科について教えてください。

口の中を健康に保つためには、問題のある状態にそもそもならないことが重要です。そういう意味では子どものうちから予防していくことが一番ですし、そのために継続して歯科に来ていただくことが私たちの何よりの願いです。幼稚園ぐらいまでは仕上げ磨きのやり方やこつをメインに、年齢に応じて特に大切にしなければならない歯があることなどもご両親にお伝えしています。あと、虫歯のリスクには個人差がありますから、虫歯菌の有無や唾液の質を検査することで、予防効果を高めることに役立てていきます。

子どもの診療では、どのようなことが大切ですか?

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基本的に無理なことはしません。お子さんの場合、できることを少しずつ増やしていくことが肝心で、できた時にはしっかり褒めてあげることです。「やらなければいけない」という重圧よりも、「できた」という自信のほうがはるかに自発行動を促すと思います。あと肝心なことは、継続して来ていただける環境にあるかどうかですが、3ヵ月ごとにきちんと診させてもらっていれば、得られる情報量もかなり違ってきます。変化の見極めこそが予防の基本ですから、成人でもそうですが、写真で記録を撮るなどの情報収集や観察は徹底して行うようにしています。

「変化がないこと」を継続してもらいたい

現在の基礎となった勤務医時代のことを教えてください。

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岡山大学歯学部を卒業してから私が最初に勤務したのは京都にある総合病院であったため、総合医療の中での歯科という広い視野を知ることができました。他科の先生方といろんなお話もできましたし、歯科麻酔科の全身麻酔を実習することもできました。麻酔をかけるには、その患者さんが抱えておられる持病などの詳しい背景を理解しておく必要があります。そういう意味でも全身状態に関するケーススタディーをたくさん経験できたと思います。次に勤めたのは先端歯科医療を展開する岡山の歯科クリニックで、どの治療をとってみてもレベルの高いことに驚かされました。さらに治療結果が安定して初めてゴールという考え方にも共感し、こういう医療を自分もやっていきたいと現在のクリニック開業に至ったわけです。

院長がこだわっている治療法はありますか?

特に注意を払っているのは、詰め物やかぶせ物の適合ですね。こうした補綴物は、誰が作っても同じように見えて、実はそうではないのです。精度が悪いと外れたり虫歯になったりする可能性につながりますし、せっかく治療した結果からまた別のリスクが生まれてしまうことになりますから、歯の将来を守るためには精度を上げてきちんと合ったものを作る必要があります。他にも、例えばインプラントや、骨の再生につなげる歯槽骨再生療法など、大部分のことは当院でも行うことができます。ただ、そうした治療技術に重点を置いているかといえば、むしろ逆で、インプラントや再生治療を受けなくてもいいようにすることが私の最大のテーマなんです。なってしまったものは仕方がありませんから、もちろん全力で治療いたしますが、ならないようにするためにこのクリニックがある。そのために開業したといっても過言ではありません。

治療後のメンテナンスはどのように行いますか?

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すべての治療が完了するとメンテナンスに移行していくわけですが、そこで基本となるのは変化の観察です。治療後何ヵ月かで変化がなく、次の期間も変化がない。それをずっと続けることができれば、状態の維持ができていることになります。万が一、小さな虫歯ができたり、詰め物やかぶせ物が取れたりしても、修復してまた何ヵ月か後に変化がないかを確認するという、その繰り返しさえしっかりできていれば、そのまま一生続けられるのではないかという考え方です。「歯を守る」というのは、単純に良い治療を受ければ実現できるわけではなく、その後の細かい変化を見逃さないことが大切なんです。

歯科医師の仕事は、まさに天職

こちらの副院長は奥さまが務めておられますね。

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妻は大学時代の同級生で、もちろん歯科医師。私たちが結婚したのは大学を卒業して3年ぐらいたってからです。現在こうして一緒に働いていますが、院内でけんかになることはほとんどありません。お互い遠慮なく意見が言い合えますし、いつも同じ目線でいてくれますから、私の一番の味方であることは間違いありませんね。私たちには6歳と3歳の子どもがいますが、子育てに関してはほとんど妻が担当してくれています。私はあまり構ってあげられませんが、せめて休日には近所の公園で遊ぶようにしています。子どもたちはそれを一番喜んでくれるんですよ。やはり、一緒に過ごすことが何より大切なんだとつくづく感じます。

歯科医師の仕事に対して、どうお考えですか?

まさに自分の天職だと思っています。世の中にはいろんな職業がありますが、これだけダイレクトに人に貢献できる仕事に就けたことは実にありがたいですね。最高にうれしいのは、近隣の幼稚園で親御さん同士のクチコミから当院を受診してくださる患者さんがいらっしゃることです。ここで私たちがやっていることに対して、子どもたちにも親御さんたちにも何かしらの手応えを感じてもらっているんだという、それが本当にうれしいですね。当然、それだけの責任もあるわけですが、皆さんの期待に応えられるよう、ますます励んでいきたいと思います。

今後に向けた取り組みは?

まずは技術や情報を常に更新して、患者さんに提供する医療の質を上げていくことです。また、人としてレベルアップしていくことも大切ですから、講師の先生を招いてスタッフの働き方に関する講習をしてもらったこともあります。ただし、働き方を要求するならば、働きやすさも実現せねばなりません。一番の課題は休みやすい環境づくりですね。家族が熱を出したとか、何か突発的な事態があっても誰もが遠慮なく休めるような体制を目下検討中です。スタッフの満足度はそのまま患者さんの満足度に結びつくこともあるでしょうし、それは私自身の満足にもつながりますからね。

最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。

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何らかの不安や疑問を抱えている方も、予防を始めてみようと思う方も、まずは歯科に足を運んでいただくことが歯を守る第一歩になるのではないか思います。ただ、あまり肩に力を入れすぎていては長続きしませんから、そこはなるべくリラックスして、ヘアサロンにでも行くぐらいの感覚で気軽にお越しいただいて構いません。要は痛くなってからではなく、普段からちょっと意識していただき、「特に何もないけれど、一度診てもらおうかな」と思っていただければ何よりです。その「特に何もない」状態がずっと永遠に続けば最高なわけで、それこそが、ご自身やお子さんの歯を守る最善の方法ではないかと信じています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/35万円~、歯周組織の再生療法/10万円~、歯肉移植/7万~、唾液検査/3000円~、ホームホワイトニング/1万8700円

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