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土手 健作 院長の独自取材記事

どて内科医院

(堺市北区/なかもず駅)

最終更新日:2019/08/28

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なんでも相談できる医院をめざし、内科と老年内科の外来診療に加え、訪問診療にも力を入れている「どて内科医院」。2016年に堺市北区に開業して以来、患者やその家族に寄り添った医療を提供し続けている。「夜中の緊急往診も苦になりません」と語るのは、院長の土手健作先生。「自分にできることを、してあげたい」という思いが、医師としての原動力になっていると話す。外来診療では、さまざまな症状に幅広く対処できるプライマリケアを重視し、内科全般の総合的な医療を提供。複数の病気を抱えているケースが多い高齢者に対しても、総合的な診療を行い、健康面だけでなく介護の問題などにも幅広く対応している。土手院長に、訪問診療への思いなどを語ってもらった。
(取材日2018年7月23日)

内科の総合診療と訪問診療。2つの診療で地域を支える

先生のご経歴を教えてください。

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近畿大学医学部を卒業後は、一つのことに特化して診る専門医よりも、総合診療を勉強したいと考え、市立岸和田市民病院に2年間研修医としてお世話になりました。内科から小児科、外科、救急科まで、みっちりと勉強させてもらった後、近畿大学に戻って1年間病態病理を学び、さらに近畿大学大学院で4年間病理学を専攻し、博士号を取得しました。この間に、在宅医療が専門の先生と巡り会い、訪問診療や老人医療を学ぶうちに、やりがいを感じるようになりました。大学院を卒業後は、在宅専門医療法人に約15年、その他、市中基幹病院、健診センターにも勤務。在宅診療や一般内科の勉強を重ね、2016年に開業に至ります。

訪問診療も積極的に行っているそうですね。

ええ。訪問診療とは、通院ができない患者さんのご自宅や施設に、医師が定期的に訪問して、診察や治療、薬の処方、健康管理などを行うものです。当院の訪問診療は、週に2日ほど行っていて、24時間体制で緊急時にも対応しています。在宅診療を支援してくださる地域の高度医療機関とも連携を取っていますので、CT、MRIや心機能負荷テストといった、個人医院では難しい大きな検査や特殊な検査にも、すぐに対応してもらえるようになっています。

外来診療で心がけていることはありますか?

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町の開業医に求められているのは、体や親の介護など、なんでも相談できることだと思っています。「どこに相談に行ったらいいかわからない」という方にも身近で通いやすい医院でありたいと考えています。当院の外来は、内科と老年内科を標榜しており、具体的には発熱、風邪などの一般内科から、糖尿病、脂質異常症、高血圧症、痛風などの生活習慣病の管理、そして認知症のケアまで対応しています。「老年内科」は高齢者を総合的に診療する内科。高齢の方は複数の疾患を抱えていることが多いので、一つ一つの疾患を診るよりも、患者さんを総合的に診療して予防や治療を提供していきます。そして高齢者を抱えるご家族からの、認知症の相談や介護の相談も受けています。

「力になりたい」という気持ちが、医師としての原動力

開業を決めた時から、訪問診療をしたいと思っていたのですか?

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訪問診療や往診に非常にやりがいを感じていましたし、開業したらこの経験を生かして、地域の皆さんの役に立っていきたいと思いました。ですから、自然な流れだったと感じています。学生時代は小児外科志望で、自分が在宅医療をする医師になることは想像もしていませんでした。訪問診療は診察だけでなく、患者さんのご家族やケアマネジャーさん、場合によっては後見人の方とも関わりながら、生活環境を含め治療方針を決めていくことも必要です。患者さんと一対一で向き合う状況ではないので、それが面倒に感じられる先生はいるかもしれません。でも、私は人と深く関わっていくことを苦には感じないので、自分でも訪問診療に向いているのだと思いますし、心からやりがいを感じています。

先生の医師としてのモットーを教えてください。

根底にあるのは、「自分にできることは、してあげたい」という思いです。個人宅や施設への訪問診療に力を入れているのも、困っている高齢者の方に、地域のかかりつけ医として院外でも私の持てる力・知識を役立てたいという考えがあるからこそです。外来では幅広い世代の方にご来院いただいておりますが、こちらも地域の皆さんのニーズに精一杯お応えし、サポートをしていきたい、と単純にそれだけを考えています。 また、患者さんとは等身大の誠意で向き合うことも大事にしています。「等身大の誠意で向き合う」とは診断や治療に苦慮した場合に患者さんを抱え込みすぎないよう、適切なタイミングで専門医に委ねるということです。

印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

定期的に訪問診療を行っている患者さんから、「先生が来てくれるのを待っていたわ」と言われたときは、とてもうれしいです。私と話をすることを楽しみにして待っていてくださるようです。少しでも私の到着が遅れると、「来てくれないのかと思った」と心配してくれるんですよ。そうした患者さんの気持ちが、やりがいになっています。また、入院では治療上、あれは駄目、これは駄目と制限がありますが、在宅ではどこまで許せるかがポイントになると思っています。もちろん、これができるのも患者さんとの信頼関係が築けた上でのことです。

先生は、院外での活動も多いと聞きました。

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訪問診療とは別に、特別養護老人ホームの管理医師として回診もしております。また、介護認定審査会の委員として、要介護認定の審査・判定業務も行っています。病院を退院される患者さんが、自宅での療養に切り替わる時に行われる、「退院時カンファレンス」にも積極的に出席しています。入院していた病院から患者さんを引き継いで、地域医療と介護の連携体制をつくるためのもので、病院側主治医や担当看護師、ケアマネジャー、退院後訪問看護師、介護士なども一堂に会して開きます。患者さんの病状を把握し、サポートしていくためには大切になります。今や高齢者を診ていく上では医療と介護は切り離せない、両輪の関係です。

「まずは診てもらおう」と思える、ホームドクターに

医師になったきっかけを教えてください。

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幼い頃はとても病弱で、幼少期の半分は病院が生活の場という時期を過ごしました。小学生になる頃には丈夫になり、運動も積極的にできるほど元気になりました。進路を選択する時、工学関係にも興味があり迷いましたが医学部を選びました。医師は長く続けられる仕事ですし、やはり小さい頃の経験から、人を治したいという思いがありました。医師になってわかったことは、私は病院にいるととても落ちつくということです。それは、幼い頃にお世話になった先生たちと良い関係でいられたからなのだろうと思います。

この場所に開業した理由は?

実はもともと実家があった場所で、私はここで育ちました。自分の地元で、地元の皆さんに寄り添った医療を提供していきたいと思っています。この辺りは昔、溜め池ばかりでしたが、今ではマンションが多く建ち、ショッピングモールもできて、街がにぎやかになりましたね。それに伴って、新しい若い世帯も多くなっています。当院に来院される患者さんにも妊娠中あるいは授乳中といった若いお母さんも多く、お薬を処方する際には十分注意し、お母さん方と相談しながら処方しています。

休日の過ごし方を教えてください。

休日はゴルフをしながら、先輩の諸先生方と話をして、勉強させてもらっています。やはり自然と医療の話になってしまいます。また、学生時代に競技スキーをしていましたので、今でも年に1度はOBが集まる合宿に行っています。自分の時間が少しできたときは当院で過ごすことが多いですね。それが一番落ち着くんですよ。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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当院ではプライマリケアを重視し、患者さんを総合的に診る医療を行っています。調子が悪かったら「まずは診てもらおう」と、気軽に足を運んでほしいですね。植木病院や大阪労災病院、堺市立総合医療センターなどの基幹病院との連携システムを完備していますので、必要な場合はスムーズに紹介できるようになっています。また、親御さんの認知症や介護の相談にも対応しています。必要に応じて、医療・介護ともに然るべきところと連携を取ってまいりますので、気軽に相談にいらしてください。当院が取り組む訪問診療を希望される場合は、まずは電話でお問い合わせください。地域のホームドクターとして、皆さんのニーズに寄り添いながら対応していきたいと思っています。

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