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橋本 彩恵 院長の独自取材記事

はしもと耳鼻咽喉科

(一宮市/尾張一宮駅)

最終更新日:2019/08/28

20180626 bana

丸みを帯びた建物と黄色い壁面が特徴的な「はしもと耳鼻咽喉科」は、一宮市浅井町の住宅地に位置する。パステルカラーでまとめられた院内は、かわいらしさもありながら落ち着きのある雰囲気で、どこかほっとできる印象だ。自身もこの地で育ったという橋本彩恵院長は、これまでの研鑽を生かし、地域に密着しつつも専門性を兼ね備えた医療の提供をめざすドクター。常に患者のことを第一に考え、先進の検査機器を活用するとともにスタッフと協力しながら確かな診療をめざしている。やわらかい表情で語る診療への思いは、優しさとともに芯の強さを感じるものでもあった。
(取材日2018年6月7日)

充実した診療体制を整え、育った地域に医療で貢献

目を引く外観はもちろん、院内のインテリアもかわいらしいですね。

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ありがとうございます。建物の形や内装の雰囲気など、設計士さんにアイデアを出してもらいながら決めていきました。建物の形状に合わせて、患者さんの動線が一方向になるように診察室や処置室が配置されているんですよ。この場所ではもともと父が内科の診療所をやっていて、私もこの地で育ちました。この周辺は昔も今も3世代で住まわれているご家庭が多くて、患者さんの年齢層も幅広いものと感じています。この近隣にお住まいの方だけでなく、お車を使って江南市や岐阜県から来院される患者さんも多いですよ。

先生が医師を志し、耳鼻咽喉科を専門とした背景について教えてください。

医療の道へ進んだのは、やはり父の影響ですね。小さい頃から医師としての父の姿を目にしていて、医療は身近な存在でしたので。耳鼻咽喉科を専門としたのは、私自身がアレルギー性鼻炎をもっていたことがきっかけです。良い治療がないか調べていく中で自然と専門的に学ぶようになっていったんです。実際に学んでみると、症状に対して直接アプローチできるということが、私の性格にも合っていると感じました。勤務医時代はお子さんの中耳炎の治療に多く携わっていましたので、お子さんの扱いにも慣れていると思います。その時の経験を生かして、現在も日帰りでの鼓膜チューブ挿入術に対応していますよ。

開業はいつ頃からお考えだったのですか?

実は、ずっと開業を意識していなかったんです。ただ勤務医を続けていく中で、いずれは私も上の立場になって、だんだんと診療から離れていく将来が見えてきて。それはちょっとさみしいな、と感じるところもありました。医師としての自分の今後について考えていた時期に、父が体調を崩しまして。いろいろ考えましたが、最終的に「父に医師として成長した姿を見せたい」という思いが芽生えて、開業を決めました。

クリニック開業にあたり、どのような点にこだわりましたか?

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検査設備はこだわりのものを導入しています。特に耳鼻科用CTは絶対に導入しようと決めていました。CTを使うことで、鼻腔の広がりなど実際に目で見えない部分を奥行きも含めて把握することができるので、診断にたいへん役立つんですよ。エックス線写真検査では診断が難しい場合など、状況やこれまでの治療内容から判断して、検査を行うようにしています。他にも耳の奥などを観察する際に使用する顕微鏡も、見え方など自分に合ったものを選んで導入しました。どちらも、自信をもって診察するために不可欠なものですね。

“現在”だけでなく“経過”を把握し、治療につなげる

診療で心がけていることは何ですか?

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患者さんの目を見てお話しすることを常に意識しています。やっぱり私がモニターばかり見ていると、患者さんもお話ししづらいですからね。以前、患者さんが話している途中で、カルテの入力をしようとモニターの方に顔を向けたところ、お話を中断されるということがあって。確かに、患者さんからしてみたら話し続けるのは気が引ける状況でもありますよね。できるだけお話ししやすいように、と配慮することも大事なことと思います。時には顔だけ患者さんに向けて、手元はキーボードで入力するなんてことも(笑)。あとは、これまでの経過を把握することに重きを置いています。耳鼻科に限らず、これまでどんな治療を受けたことがあるかといった情報も治療内容を考えていく上で重要です。そのため、お薬手帳は必ず確認しています。けれど、忘れてしまう患者さんが多いんですよね……。

先生にとって、お薬手帳の情報というのは重要なものなのですね。

次につながるよう、別のアプローチを考えるためにも、これまでどんな検査や治療を受けてきたのかを知るということはとても大切なことです。それに糖尿病などが原因で、めまいや鼻出血などの症状が出ることも珍しくないんです。でも、患者さんにしてみたらピンときませんよね。そんな時にお薬手帳があれば、処方されたお薬から、これまで受けてきた治療の内容や持病について把握できます。患者さんの体を知り、症状の根本的な原因は何かを探る上で、お薬手帳の情報はとても貴重なものなんです。「以前、別のクリニックにかかっていたので、申し訳なくて……」とおっしゃる患者さんもいらっしゃいますが、そんなことは気になさらなくて大丈夫ですよ。一番大事なのは、早く良くなることなんですから。

診療を支えるスタッフさんの存在も大きいものかと思います。

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もちろんです。医師には言えなくても、看護師さんになら言える、ということもありますから、処置室などで患者さんや付き添いのご家族の方に一声かけてもらうようにしています。私もそこで拾い上げた声から、自分の診療を省みることもありますね。現在、パートさんを含めて7人のスタッフさんが勤務しているのですが、父の代からこの場所で診療に携わる方が看護師さんと事務さんに1人ずついらっしゃるんです。患者さんにとってもなじみのある方がいることで安心してお話しできますし、私としても気軽な会話から診断に役立つ情報を得られることもあるので、とても助けられていますし、心強い存在です。

家族みんなで通えるクリニックをめざして

その他、どのような相談が多いですか?

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ホームページに記載していることもあって、炭酸ガスレーザー治療や舌下免疫療法について相談されることはありますね。本人が治療を希望する場合もあれば、親御さんが「子どもがつらそうなので、治療してほしい」といわれるケースも。それぞれ特徴が異なるので、患者さんの要望や症状を踏まえて、いい選択ができるようサポートしています。他にも睡眠時無呼吸症候群の相談や、補聴器の相談にも対応しています。特に補聴器は、効果を十分に発揮するためには細かな調整が不可欠なもの。このことはあまり知られていなくて、患者さんの中には高額な補聴器を購入したけれど効果を実感できない、と悩む方も多いんですよ。通信販売などでも手軽に購入できますが、調整のことを考えるとやはり一度はクリニックで相談することが望ましいですね。ここでは補聴器の調整を専門とする方に来ていただいて、調整にも対応していますので、気になる方はぜひご相談ください。

日頃から気をつけるべきポイントなどがあればアドバイスいただきたいです。

小さいお子さんに関しては、鼻をかむ習慣を身につけていただきたいですね。鼻をすすってしまうと鼻から耳に細菌やウイルスが行ってしまい、中耳炎になりやすくなりますから。また、耳は鼻と違って見た目などで症状がわかるものではないですから、耳掃除などをきっかけに定期的に耳の状態を診てもらうのも良いかと思います。私も子育てをしているのでわかりますが、子どもはじっとしていられませんから掃除するのも大変ですしね。「耳掃除だけで来てもいいんですか?」と聞かれることもありますが、もちろん大丈夫ですよ。あと、市販の点鼻薬を長期間使用するのはあまりお勧めできません。一時的に使用するぶんには問題ないのですが、使い続けることで「薬剤性鼻炎」を引き起こすことも考えられますので。クリニックで処方される点鼻薬は長期間使用しても大丈夫なものですので、しばらくしても良くならない場合は、やはりクリニックを受診するべきですね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

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3世代が生活する地域ですので、ご家族全員で当院に来ていただけるような、また来たいと思っていただけるようなクリニックになっていきたいですね。診療では、患者さんにしっかり説明をして、ご納得の上で治療していくことを心がけています。気になることがあればまずは受診してくださいね。その際は、必ずお薬手帳を持ってきてくださいね。とても大事なものですから。

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