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篠田 昌孝 院長の独自取材記事

しのだ内科クリニック

(豊田市/末野原駅)

最終更新日:2023/10/11

篠田昌孝院長 しのだ内科クリニック main

「しのだ内科クリニック」は、末野原駅から徒歩15分の場所にある内科・消化器内科クリニックだ。院内は開放感があって明るく、ピンク色の防炎シェードカーテンがやわらかい雰囲気を演出している。院長の篠田昌孝先生は、飾り気のない性格で、患者をリラックスさせるような優しい雰囲気を持っている。開業前は基幹病院での勤務経験も有する内視鏡のエキスパートだ。病診連携を図りつつも、地域住民のかかりつけクリニックとしての役割を担いたいと開業。さまざまな症状の相談に乗る一方で、院長の専門分野である消化器では病院と同レベルの検査を受けられる環境を構築している。そんな篠田院長に、地域医療への思いや診療の心がけを語ってもらった。

(取材日2023年9月7日)

内科・消化器内科の身近なかかりつけクリニック

クリニックについて教えてください。

篠田昌孝院長 しのだ内科クリニック1

当クリニックは、内科・消化器内科を標榜する地域密着型のクリニックです。内科では、生活習慣病や高血圧、糖尿病、脂質異常など幅広い疾患に対応しています。特に私の専門とする消化器内科の分野では、病院と同水準の診療をめざしています。患者さんは、中学生からご高齢の方まで幅広いですが、会社などの検診で異常が見つかって受診される方も多いですね。当院のロゴマークは輪がモチーフになっており、これは「人の輪を大切にしたい」との思いがあります。デザイナーの方がデザインした「3つの輪」に、十字星を1つ加えさせていただき、さりげなく「しの田」と読めるようにしました。地域の基幹病院との連携の輪を活用しながら、患者さんとの対話を重視して地域医療に取り組んでいます。

開業しようと思ったきっかけはありますか。

長年基幹病院に勤める中で、地域医療には病院とクリニックの役割分担が重要であると痛感しました。基幹病院には高度な医療が求められていますが、患者さんが集中し過ぎてしまうとその役割を果たすことはできません。基幹病院の負担を減らし地域医療をうまく機能させるには、ある程度の専門性を持って対応できる開業医が周りに必要なんです。地域の病院や専門家との連携の輪を大切にして、患者さんが安心して医療を受けられる体制をめざします。医師になりたての時代から20年以上お世話になってきたこの地域で、これからもかかりつけ医として患者さんと関わっていきたいと思っています。

発熱患者の外来診療や院内感染対策にも気を配られています。

篠田昌孝院長 しのだ内科クリニック2

マスクの着用など基本的な院内感染対策はもちろんですが、発熱されている患者さんや咳の症状がある患者さんが、一般の患者さんとできるだけ接触しないようにしています。発熱者の診療では、お電話で連絡をいただいて、受けつけが済んだら呼び出し用のベルをお渡しして車などで待機をお願いしています。院内感染対策には開院当初から力を入れて取り組んできました。入り口、待合室、診察室、処置室には、花粉やウイルス、PM2.5等を除去できる医療施設用の空気清浄機を設置しています。院内は無臭で、クリーンな空気を保てていると思います。

病院と同水準の消化器の検査をめざして

院長のご専門である内視鏡検査に注力されているそうですね。

篠田昌孝院長 しのだ内科クリニック3

はい、内視鏡検査は写真撮影をして後から読影するのではなく、その場で正確な診断が求められます。精密診断が可能な上部・下部拡大内視鏡や、患者負担の少ない経鼻内視鏡を導入しています。内視鏡検査を受けたいとインターネットで調べて来てくださる方も多いですね。まず、検査の実施方法をしっかりとご説明をして後日に検査を計画します。大腸内視鏡検査で、ご高齢で自宅で下剤を飲むのが心配な方は、院内でも対応可能です。いざ検査となると、皆さん不安を抱えて緊張されるものですから、できるだけ患者さんの不安に耳を傾け、様子を観察するようにしています。胃カメラは、「中学生でもできる検査ですよ」とお伝えしたり、不安を感じた際は合図をしていただくなど、少しでもリラックスして検査を受けていただけるように工夫しています。

どんな方に検査をお勧めしたいですか。

検診で精密検査が必要とされた方はもちろん、腹部症状があり不安をいだいている方はクリニックでの検査をお勧めします。だんだん食欲がなくなってきたり、急に便秘の症状がひどくなった方にも検査を受けてほしいですね。組織を調べて結果が悪性の場合は、患者さんのご希望を尊重しながら、適切な病院にご紹介いたします。大腸ポリープが見つかった場合は、その場で切除することも可能です。ご自身の体調が気になる方は、一度クリニックにお越しいただいて、ご相談ください。

診療ではどのようなことを大切にしていますか。

篠田昌孝院長 しのだ内科クリニック4

自分をあまり前に出さないように心がけています。医師はその使命として「良い結果を出そう」と考えがちですが、それが必ずしも患者さんのご希望に沿っていない場合があります。病気に対する考え方であったり、生きざまといったものは人それぞれ違いますから「目の前の患者さんがどうしたいか」ということを尊重しながら、医師としての意見を提案するほうが患者さんの納得感につながると思います。そのために、できるだけ患者さんの話をよく聞くことにしています。

先生は患者さんとの会話を重視されているのですか?

私の診療は、「患者さんの話をまず聞いて、それに対して必要な問診を加えていく」というスタイルです。ここまででだいたい80%ぐらいの診断は自分の中で導き出していて、その後の診察や検査は、診断を確認するためのものです。会話を重視しているのは、患者さんにリラックスした気持ちでお話しいただく、そういった会話の中に、適切な診断につながる要素が隠れていると思うからです。幸い、私は温厚な人柄だと言われるので、話しやすい雰囲気はあると思います。身近な人に相談しにくいようなことでも、悩んでいることがあれば気軽にお話ししてほしいですね。

病診連携を図り地域で患者を診る

ドクターになろうと思ったきっかけを教えてください。

篠田昌孝院長 しのだ内科クリニック5

親から勧められたのが最初のきっかけですね。私はあまり人を押しのけて前に出て行くタイプではないので、企業に入って出世を望むのは、難しいだろうと。そして、好きな科目は数学で、その思考特性が医師に向いているのではないかと。数学には理論的思考力はもちろん、粘り強く考える忍耐力や突然のひらめきが必要です。医師は問診や診察・検査の結果などをさまざまな角度から考察し、診断を導き出します。数学的思考と医師の仕事には通じる部分がたくさんあると感じています。適切な診断・治療ができて患者さんから感謝された時にはやりがいを感じますし、今は医師の道を選んで正解だったなと思っています。

病診連携についての考えをお聞かせください。

繰り返しになりますが、地域医療では、病院とクリニックの役割分担と連携がとても大切だと考えています。私は基幹病院で長く勤務医として働いてきました。病院では、入院患者さんや難しい治療の必要な患者さんが多く多忙で、一人ひとりに丁寧な診療をする時間が取れないこともあります。初期対応と安定期の経過観察を地域のクリニックで担うことで、病院では、より専門的な治療や難しい患者さんへの対応に注力できます。勤務医時代の経験から病院の実情もわかりますので、うまく連携をして、地域として患者さんに安心・安全な医療が提供できれば良いと思います。

スタッフ体制についてはいかがでしょうか。

篠田昌孝院長 しのだ内科クリニック6

職種や勤務形態の垣根を越えて連携して対応してくれています。例えば事務のスタッフが手が離せないときは、看護師のスタッフが手伝うことも。開院当初から継続して勤務してくれているベテランスタッフが多く頼りにしています。私だけでは患者さんに対応できる時間も限られてしまいますが、スタッフがよく患者さんの相談を聞いてくれたり、世間話をしてアットホームな雰囲気をつくってくれているので助かります。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

開院して8年がたちますが、当クリニックは、今後も地域に根差したかかりつけ医として「困ったことがあれば相談できる」存在をめざしています。小学生のお子さまからご高齢の方まで、どなたでも気軽にご相談ください。患者さんとの対話を重視した丁寧な診察を心がけています。これまでの経験を生かして診療するとともに、医療は日々進歩していますから、新しい治療の情報も収集し、患者さんに還元していきたいと思っています。病院と連携しながら地域医療の一翼を担っていきたいと思いますので、気になることがあればご相談ください。

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