希望にこまやかに寄り添うために
チームで総合的な歯科医療を提供

各分野に専門性を持つ歯科医師がチームを組み、最適な治療の提供をめざしていく体制

Q歯科医師の人数が多いそうですね。診療体制を教えてください。

A

▲どの歯科医師の治療も質の高いレベルになることをめざす

【冨田理事長】非常勤の先生も含め、基本的に出勤日であれば歯科全般を診ています。初診の方ですと、同じ先生に継続して診てもらいたいか、その日に出勤する先生に診てもらえればいいのか、あるいは女性の歯科医師を希望するか、などの希望を伺います。治療後には、今回担当した歯科医師に次回も診てもらいたいかどうかも伺っています。担当している歯科医師の出勤日でない場合には他の先生が診察しますので、どの先生が治療しても同じ質の高いレベルとなるよう、日頃から情報や技術も共有できるよう図っています。そこに患者さんの好みや「気が合う」などの要素まで配慮することによって満足度を上げていこうという取り組みですね。

Q佐藤先生が診療で心がけていることを教えてください。

A

▲丁寧なコミュニケーションを大切にしている佐藤先生

【佐藤先生】現在の歯の状態や、どんな治療を行うのかをしっかりとご説明し、患者さんにご納得いただいてから治療を開始するようにしています。めざしているのは、少しでも自分の歯を長持ちさせ、患者さんが笑顔でいられるような治療です。そのために、定期的なメンテナンスにも力入れ、科学的根拠に基づいた精密な検査と治療を行っています。また、治療時に選択肢を広げる意味から保険の材質のみならず、自由診療を紹介することもあります。ただ、最終的に選ぶのは患者さんなので、けっして無理強いはしません。

Q横山先生もマイクロスコープを活用した治療をなさっています。

A

▲精密な根管治療を行う横山先生

【横山先生】根管治療を得意としているのですが、マイクロスコープは大いに役立っていますね。根管治療の他にも虫歯、歯周病、インプラント治療、矯正とオールラウンドな診療がモットーです。私だけではなく当院の歯科医師は全員、患者さんからどんな悩みが寄せられても対応できるよう院内教育で鍛えられています。患者さんと接する際には、何に一番お困りなのかを必ず聞くようにしていますね。でも、できれば「痛い」といった問題が発生する前に予防歯科に通っていただければと思っています。虫歯の治療が終わっても補綴物に不具合が生じることもありますし、定期的に顔を見せていただけたらうれしいです。

Q平井先生は主にお子さんを診ていらっしゃいますね。

A

▲優しい笑顔で患者に接する平井先生

【平井先生】私は明海大学歯学部付属明海大学病院の小児歯科にも勤めていて、当院では週に2日か3日の非常勤です。他の先生方同様、基本的には年齢・症状を問わず、すべての患者さんに対応していますが、なかなか治療が受けられないようなお子さんを積極的に担当させてもらっています。どんなお子さんでも時間をかけて慣らしていけば、ほぼ治療させてくれるものです。診察室は親子で入れるようにしていますし、ご自宅での仕上げ磨きのやり方など、気になることはなんでも聞いてほしいです。私は虫歯治療などを主に手がけているのですが、矯正が必要となったら得意としている先生にすぐにつなげられるのも、チーム医療ならではのメリットです。

Qチーム連携の取り方について具体的に教えてください。

A

▲患者のさまざまなニーズに答えられるような歯科医療を提供

【冨田理事長】例えば歯を削る音が気になる方や薬品のにおいが嫌いな方など、「してほしくないこと」は患者さんそれぞれですから、そうした注意事項をカルテに書き込む、あるいは当院の歯科医師専用SNSにて連絡・連携を取り合って、診療の中で生かすように取り計らっています。もちろん急ぐ場合には直接、先生同士で電話してもらっています。2週間に1回、発表者を2人選んで症例について議論するカンファレンスも行っています。これらの取り組みにより、誰が診ても同じような歯科医療が提供できるように、というのが当院のめざすところです。