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横田 一樹 院長の独自取材記事

よこた内科クリニック

(明石市/明石駅)

最終更新日:2019/12/25

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山陽電鉄本線の山陽明石駅とJR神戸線の明石駅と直結する、にぎやかな商業施設内のクリニックモールに「医療法人社団 よこた内科クリニック」はある。院長の横田一樹先生は、神戸大学大学院にて糖尿病・内分泌内科学の研究に従事し、医学博士を取得。豊富な知識と豊富な経験を持つドクターだ。2017年に開院し、副院長の横田昭子先生とともに2人体制で診療を行っている。ほのかにアロマが香る院内はブラウンとグリーンを基調としており、クリニックらしくないほっとするような空気が漂っている。そんな院内の雰囲気と同様フレンドリーな印象の横田院長に、専門科である糖尿病内科のこと、今後の展望などをたっぷりと語ってもらった。
(取材日2019年11月28日)

糖尿病の専門家として明石の地に開業

先生が医師をめざしたのはいつ頃ですか?

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たしか、小学校6年生の文集には「医師」と書いていましたが、はっきりと決めたのは進路を決める高校3年生の頃ですね。祖父が建築関係の仕事をしていたので、大学は建築系か医学部かで迷ったのですが、最終的には人の命を救う仕事をしたいと医師をめざす選択をしました。内科へ進んだのは、幅広く診療をしたかったからです。純粋に内科が面白そうだという気持ちもありましたし、何かに特化するのにも選択をするための知識がなかったので、とにかく広く診ながら進んでいきたい、という思いがありました。

そんな中、糖尿病を専門とされた理由をお聞かせください。

入ったのが内科全般の医局ではあったのですが、メインが糖尿病と消化器、腎臓だったんです。その後の市民病院でも内科全般を診ていましたが、専門を選ぶ段階で再度大学に戻ることになりました。その時には大学の内科が細分化され、腎臓内科・消化器内科・糖尿病内科に分かれており、僕は漠然と「自分は消化器内科かな」と思っていたのですが、糖尿病の研究がメインの医局に所属していたことと、お世話になっていた教授も糖尿病内科にいらっしゃったので、そちらへ進むことになりました。

開院されたのはなぜですか?

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大きな理由はなく、「いずれは開業してもいいかな」程度でした。この場所で開業できたのは「縁」が大きいですね。しかし以前から「明石は糖尿病内科が少ないな」という感じはずっと思っていました。そんな時に、たまたま駅直結のこの場所が再開発を行い、医療モールが入ると知り、チャンスかなと思ってビルの人に直接電話をしたんです。ところが「内科はもう埋まっています」と言われたので諦めていました。しかしその後、「ご案内できることになったんですが、どうですか?」という連絡をいただいて、開院することになりました。

継続した治療の実現で、患者の意識にも変化を

地域の方の印象を教えてください。

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明石は港が近く、下町という感じがします。勤務医時代にいた高砂も港が近く、似たような雰囲気だったので、始めから親近感がありました。ただ残念なことに、明石の方々の糖尿病に対する危機意識は、あまり高くないと感じています。糖尿病の治療自体はかなり進歩しているのですが、昔の薬を服用し続けている患者さんもいらっしゃいます。僕は日本糖尿病学会糖尿病専門医資格を持つ糖尿病内科の専門家でもあり、専門外の先生ではなかなか使いづらい新しい薬や注射を取り扱ったり、入院なしでのインスリン導入をしたりしています。多くの薬の中から患者さん一人ひとりに本当に合ったお薬を提供し、忙しい方でもお仕事を休まずに治療が進められるようにして、患者さんの意識を少しずつでも変えていきたいと考えています。

患者さんの年齢層や主訴を教えてください。

年齢層は幅広いです。午前中は地域のお年寄りの方が来院され、お昼前後はこの辺りで働く若い方が、夕方18時を過ぎると会社帰りの40代、50代の患者さんが多くいらっしゃいます。どの年代も糖尿病の方が多いですね。また、風邪などの一般内科の症状で来られる方もいらっしゃいます。基本的にはかかりつけの患者さんの予約優先ですので、風邪の方などはかなりお待たせしています。主訴は糖尿病がメインですが、腎臓や消化器の症状でおみえになる方も多いです。内科を土台に、糖尿病内科・腎臓内科・消化器内科の3本柱でやっています。週何回かは副院長も午前に診察を行っており、女性医師に診察してほしいというニーズも多く、たいへん助かっています。

「患者さんが通いやすいクリニックをつくる」という強い思いが開院の動機だったそうですね。

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糖尿病の治療で最もやってはいけないこと、それは中断することです。糖尿病患者さんたちは特に症状がないためクリニックに来なくなってしまうんです。そうした治療中断を防ぐためにも、通いやすいクリニックをつくりたいと思いました。待ち時間もなるべく快適に過ごしてもらえるよう、内装にはグリーンやブラウンを取り入れ、アロマをたいています。また、糖尿病は一つの病気ではなく全身疾患であり、腎臓や消化器の合併症についても一貫して一つの病院で診れることが大切だと考えています。幸い、私は日本消化器病学会消化器病専門医と日本腎臓学会腎臓専門医の資格も取得し、胃がんや大腸がんなどの早期発見や、透析に至ってしまう前の保存期腎不全の患者さんの診療も行っています。当院では行えないような腎臓の詳しい検査や治療、消化器疾患の手術などが必要な場合には、提携先の病院を紹介しています。そういった振り分けも開業医の仕事だと思っています。

患者さんの治療へのモチベーション維持のために必要なことは何でしょう?

まず治療の導入としては、ファーストインプレッションが大事だと考えており、当院では初診を特に大切にしています。僕が診療で関われる時間は限られているので、スタッフにもなるべく患者さんと関わってもらうようにしています。そのため初診の問診は個室でしっかりと時間を取って行って、まず患者さんの「安心」を得ることに努めています。再診以降は日本糖尿病協会が発行している「糖尿病連携手帳」というものをお渡しするのですが、これもスタッフが時間をかけてしっかり専門的な説明してからお渡しするようにしています。これは患者さんから「信頼」を得ることを目的としています。この手帳は患者さんに常に持ち歩いていただき、当院で行ったさまざまな検査結果などを記入していきますので、眼科や歯科など他科とも連携を取りながら治療が行えるようになっています。この手帳を活用することで、継続して診療を受けるようになった患者さんは多いです。

新しい技術を導入しながら糖尿病の治療に注力していく

検査機器もたくさんそろえていますね。

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はい、糖尿病で非常に重要なHbA1cの検査では、正確性にこだわった測定器と、指先だけで測れる新鋭の測定器の2台を導入しています。非常に短い時間で測定することができ、検査結果もすぐにわかります。検査の結果をもとに1ヵ月の生活を振り返り、次の1ヵ月の過ごし方を決めるという流れにしています。ほかにも、神経の伝達装置や心電図、胃と腸のカメラ、腹部の超音波検査などさまざまな検査に対応しています。先ほどお話しした糖尿病連携手帳には合併症に関するページがあるのですが、そこに載っている合併症については、ほとんど当院で検査が可能です。

先生の趣味や休日の過ごし方についても教えてください。

過去にはバスケットボール部に入っていたこともありますが、医学部時代は特にスポーツをすることはなく、青春を謳歌していました(笑)。糖尿病で通われている患者さんに「運動をしましょう」とお話ししているのですが、私自身なかなか運動をする時間をつくれていないので、ジムなどに行って体を動かしたいなと思っています。また、妻が最近テニスを始めたので、一緒に始めようかなと検討中です。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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駅直結という立地もあり、内科の症状でいらっしゃる患者さんも多いですが、今後は今よりもっと糖尿病に特化したクリニックをめざしていきたいです。糖尿病の治療に関しては、1型糖尿病の方へのインスリンポンプ療法といった新しい方法にも対応していますし、糖尿病やその合併症に対する先進の検査機器、そして治療法を今後もどんどん導入していきたいと考えていますので、糖尿病でお悩みの方、より自分に合ったお薬や治療法をお探しの方はぜひ一度相談しにいらしてください。

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