全国のドクター9,186人の想いを取材
クリニック・病院 158,624件の情報を掲載(2024年4月26日現在)

  1. TOP
  2. 三重県
  3. 四日市市
  4. 近鉄四日市駅
  5. ReBon Dental Clinic
  6. 清水 みどり 先生

清水 みどり 先生の独自取材記事

ReBon Dental Clinic

(四日市市/近鉄四日市駅)

最終更新日:2021/10/12

清水みどり先生 ReBon Dental Clinic main

近鉄四日市駅から徒歩10分、商店街の並びに「ReBon Dental Clinic」はある。外観をリニューアルし、爽やかなブルーの空の絵とクリニックのロゴが印象的な同クリニックの清水みどり先生は「患者さんが親しみやすいようなクリニックにしていきたい」と朗らかな笑顔で話す。一人ひとりの患者とじっくり向き合いながら治療を進めていくため、診察台はあえて2台のみ設置。「口腔内を美しく保つことが人々の笑顔につながる」と考える清水先生は、高齢者向けの訪問歯科診療にも取り組み、歯科診療を通じて地域の人々の健康を支えることをめざす。そんな清水先生に、クリニックのコンセプトから診療で心がけていることなど幅広く話を聞いた。

(取材日2020年4月3日)

時間をかけて一人ひとりと向き合うクリニック

まず、こちらのクリニックのコンセプトについて教えてください。

清水みどり先生 ReBon Dental Clinic1

当クリニックは、一人ひとりの患者さんをじっくり診るためにつくられたクリニックです。同じ四日市市にある「歯科診療所ひまわり」の分院として2015年に開院しました。本院の理事長がこのクリニックを立ち上げたのは、車でなくても通えるクリニックをつくりたいというのと、ゆったりと診療ができるような場所にしたいという思いからでした。歯科診療所ひまわりは小児の矯正歯科が中心となっているのでどうしてもお子さんが多く、にぎやかな雰囲気になっていたので、新しく1時間に1人の患者さんを診るようなクリニックをつくろうということになったのです。ですから、診察台は2台しか置いていません。2人の患者さんが同時にいらっしゃるときは、1人の患者さんは歯科衛生士が歯のメンテナンスをして、もう1人の患者さんは私が診察するようなかたちになります。

先生が歯科医師をめざされたきっかけは何だったのでしょう。

親戚が3人歯科医師をしていたのもあって医療系の仕事に就きたいと考えていたのと、幼い頃から父に「歯は健康の入り口だから絶対大事にしてほしい」と言われてきた影響もあります。父は薬剤師をしていたのですが、歯にコンプレックスを持っていて、「歯科医師になって僕の歯を治してくれたらな」なんて話もしていました。父は「歯は大事」といつも言っていて、私は小さい頃、甘いものをあまり食べさせてもらえませんでしたね。歯科クリニックというと嫌なところのイメージがあるかと思いますが、私は性格的におしゃべりなところも生かして、来ていただいた患者さんにはリラックスして治療を受けてもらいたいと思っています。

こちらのクリニックに勤務されるまでのご経歴をお知らせください。

清水みどり先生 ReBon Dental Clinic2

鹿児島大学の歯学部を卒業した後、津市の出身だったので三重県に戻りました。鈴鹿のクリニックで4年半ほど勤務した後、結婚して千葉で5年勤務しました。フランス人の夫と結婚したので、その後は15年ほど海外に住んでいました。海外に渡ってから、外国の人は日本人よりも口腔の健康をとても気にしているということを実感しました。例えば、知り合いのフランス人の老夫婦は、家に1台しかない車を買い替えるよりも歯を治すと言っていました。歯にお金をかけるという意識が高いことに驚きましたね。帰国してまた歯科医師として始めたいと思っていた時にちょうどこのクリニックで歯科医師を探していたので、勤務することになりました。一歯科医師ではありますが、日本でも歯をきれいにしていくことの大切さを啓発していきたいと思っています。

きれいな歯が笑顔と健康につながる

普段の診療で心がけていることはどのようなことですか?

清水みどり先生 ReBon Dental Clinic3

患者さんが何を求めているのかを聞くことを大切にしています。私がいくら歯はきれいなほうがいいと言っても、その人にはその人の価値観であったり、気持ちがあると思うので、できるだけその思いをくみ取りたいと思っています。方針を押しつけるのではなくて、歯は健康にとって重要であることを理解していただいた上で、納得のいく治療をして、笑顔で帰ってもらうのが一番だと考えています。ご高齢の患者さんは「若い時に歯を大切にしておけば良かった」という人が多いです。そういった後悔をなくすためにも、歯をきれいにしておくことは大切です。治療が難しくなったりする前に治療できるよう、当クリニックでは患者さん1人に1時間とって、初診の時には特にじっくり話を聞くようにしています。

歯をきれいに保つには予防歯科も大切になりますね。

当クリニックでは、予防歯科についてまず患者さんと話をしてから、一通り口の中を検査して、必要であればエックス線も撮って治療を進めていきます。歯のクリーニングや磨き方の指導は歯科衛生士が行っています。患者さんによっては歯石を取るのも痛いというイメージを持っていたり、歯石を取る音で歯を削られていると思ってしまう方もいるので、丁寧に説明しながら診療を進めるようにしています。そのほか、ホワイトニングは、カレーなどを食べたときでも着色しにくいように行っています。あと治療ではありませんが、お顔のマッサージも行っています。審美的にきれいになることで、患者さんが笑顔になったり、精神的にも健康になってもらえたらうれしいです。

訪問歯科診療も実施していると伺いました。

清水みどり先生 ReBon Dental Clinic4

ご高齢でクリニックに通うのが大変な方もいらっしゃるので、訪問歯科もやっています。このことをまだ知らない方も多くいると思うので、訪問歯科をやっていること自体を発信していきたいと思っている段階です。訪問歯科では体勢に限界があるので、患者さんがつらくならないように気をつけて、体力や健康面を温存しながら、その人に合った治療を考えるようにしています。あとはご家族が抱えている悩みもあったりするので、それをくみ取るようにできたらと思っています。訪問はこのクリニックに来てから初めて取り組んでいるのですが、クリニックでの診療とは違った難しさがありますね。入れ歯一つとっても、ご本人が出し入れするのは難しかったりするので、介護する人が扱いやすい形を考えることも重要です。

気軽に話しやすいスタッフと親しみやすい院内の雰囲気

スタッフはどのような方々ですか?

清水みどり先生 ReBon Dental Clinic5

私にとって自慢のスタッフたちです。私もこれまでいろいろな歯科クリニックに勤めてきましたが、ここのスタッフは本当に患者さん一人ひとりのことをよく考えていると思います。患者さんの意識を変えるにはどうしたらいいかなど、頭を突き合わせて考えていることもあります。私が着任した頃、有給休暇を夏休みの頃にとったらスタッフさんも休みやすいかなと思ったら、「来る予定の患者さんがいるのになぜ休むんですか?」と言われて私のほうが申し訳なくなったこともあるくらい、患者さん中心で考えてくれています。クリニックでは珍しいと思いますが、患者さんは治療が終わっても受付のスタッフとずっとおしゃべりしていることもありますので、当院には患者さんが感じる親しみやすさや、やわらかい雰囲気があると思いますので、今後来院される方にはそういったことを伝えられるといいなと思っています。

先生の休日の過ごし方やご趣味について教えてください。

昔は音楽が好きでフルートを演奏していました。ただ、結婚して子どもができてからは、子育てで忙しくなってしまいました。娘が高校に入学したので、そろそろやっと自分の趣味の時間が持てるかなと思っているところです。今までは子どもと遊ぶのが趣味のようなものでしたからね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

清水みどり先生 ReBon Dental Clinic6

繰り返しになりますが、歯は健康への入り口なので、歯が痛くなってからではなくて、普段から定期健診などで気軽に来てもらいたいです。それでその人の全身的な健康を支えることができたらと思っています。虫歯や歯周病だけでなく、口腔がんの検診も行っていますし、何が原因かわからないアレルギーの発疹も、実は口の中の金属が原因だったりするので、不定愁訴でお悩みの方も来てみてほしいですね。もしかしたら歯科を受診することによって、原因が見つけられたりするかもしれません。それから、英語とフランス語の診療にも対応できますので、海外の方にも来ていただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホームホワイトニング/1万8700円(別途トレーの型採り費用2530円)※税込み
口腔がん検診/5500円 ※税込み

Access