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礒田 浩太 院長の独自取材記事

新大久保礒田歯科医院

(新宿区/新大久保駅)

最終更新日:2022/08/23

礒田浩太院長 新大久保礒田歯科医院 main

前身のクリニックを受け継いで約5年。将来を見据え「新大久保礒田歯科医院」は2022年7月に移転開業した。グレーを基調にした院内にはアート作品が飾られており、洗練された雰囲気。より落ち着いて診療が受けられるクリニックに一新された。礒田浩太院長は、大学時代から歯内療法を専門に研鑽を積んできたスペシャリスト。院内には歯科用CT・マイクロスコープ・口腔内スキャナーをそろえており、歯内療法やマウスピース型装置を用いた矯正をはじめ、精密な歯科治療を得意とする。最終的にめざすべきゴールは「1本でも多く歯を残すこと」と話す礒田院長に、移転開業後の院内の様子やデジタル機器を使った治療、診療時の心がけなどについて聞いた。

(取材日2022年7月22日)

移転開業し落ち着いた環境の治療特化型クリニックに

今まで診療されていた場所から程近い場所に移転されたのですね。移転された経緯を教えてください。

礒田浩太院長 新大久保礒田歯科医院1

今後長く診療を続けていく上で、より落ち着いて診療を受けられる環境にしたいと考え、移転開業しました。遠くに移転してしまうと今まで通われていた患者さんの通院が不便になってしまいますので、近所の物件を探してここに決めました。新大久保駅から徒歩2分になりましたので、駅からもより通いやすくなったと思います。また、当院が入っているビルには調剤薬局がありますので、医療連携が取れそうな点もこの場所を選んだ理由の一つです。

院内の動線やプライバシーに配慮されたとお聞きしました。内装などでこだわった点を教えてください。

落ち着いて診療を受けていただけるような環境を整えました。壁に飾られたアートの一部は、私が選んだ作品です。以前から通われている患者さんからは「かっこいいね」というお言葉をいただいています。診察室にはプライバシーへの配慮と感染症対策として、これまでなかった個室とパーティションを使った個室空間をつくりました。治療がしやすい動線も確保しています。また、診療ユニットには座り心地の良いシートを採用しました。当院では治療時間が長くなりやすい自由診療にも対応していますので、患者さんの負担が少なくなるように配慮しました。診察は予約制なので、待合室が混み合うことはほとんどありません。また、感染症対策として院内には空気清浄機を設置し、定期的に換気や清掃も行っています。治療器具の滅菌には3台の滅菌機をフル稼働し、ディスポーザブル器具を活用しています。

デジタル機器を用いた治療を行っているそうですね。

礒田浩太院長 新大久保礒田歯科医院2

2017年の開業以来、デジタル機器を積極的に取り入れ、歯内療法やマウスピース型装置を用いた矯正を中心に幅広い症例に対応しています。開業当初から歯科用CTとマイクロスコープを、2019年6月には歯科用3Dスキャナーを導入しました。このすべてをそろえているクリニックは珍しいかもしれませんね。充実した治療・検査設備を整えることで、質の高い治療が実現すると私は考えています。患者さんに提供できる治療レベルの向上が図れるだけでなく、スタッフも興味を持って楽しみながら知識を増やしているようです。今後も新しい設備を導入して、1本でも多く歯を残すための包括的な治療をしていきたいと思います。

デジタル機器を駆使して、1本でも多くの歯を残す

どのような患者さんが受診されていますか? 

礒田浩太院長 新大久保礒田歯科医院3

初診では歯内療法を受けるために受診される方が多いですね。歯内療法が終わってから「次はここを治療しますか?」とお聞きし、ほかに通われている歯科医院を受診されるか、当院に通院されるかをお聞きして診療方針を決めています。年齢層は30代以上の方が多く、ご自身の治療を終えられてからお子さんを連れていらっしゃることもありますね。当院では診察時間に余裕を持って予約をお取りしていますので、診察前後にお待ちいただくことがほとんどありません。予約どおりの時間に診察をして、待合室で長時間お待ちいただくことなくお帰りいただけるように努めています。

歯内療法とはどのような治療なのでしょうか? 

歯内療法は虫歯菌に侵された歯の神経を取り除き、歯の根を残すための治療です。根管治療とも呼ばれています。当院では「自分の歯に勝るものはない」という考えから、歯を残すことを念頭に置いた治療をしています。少しでも長くご自身の歯を使うためにも、その土台となる根の治療はとても重要です。歯内療法を建物に例えると基礎工事にあたります。完成した建物の見栄えがどれだけ良くても、建物の基礎がしっかりしていなければ長くは持たないですよね。それは歯でも同じことが言えます。どれだけかぶせ物をしても、土台がしっかりしていなければ結局歯を失う恐れがあるのです。歯内療法は言い訳ができない分野。歯科治療全般に言えることですが、特に歯内療法は歯科医師の熟練度にかかっているといっても過言ではありません。そこにやりがいと面白さを感じています。

「なるべく歯を残す」という治療について詳しくお聞かせください。

礒田浩太院長 新大久保礒田歯科医院4

1本の歯の治療に注力することで歯を残そうという考えが私にはあります。残っている歯一本一本を大切にしてミニマムに治療していくということです。もちろん患者さんのお困りのレベルに合わせて治療内容を変えていますが、基本的に初診の患者さんには現在のお口の状態や治療をしたほうが良い箇所、危険度が高く治療が必要な箇所、それから様子を見ても良い箇所といったことを説明しています。ただ、最終的にめざすべきゴールは「1本でも多く歯を残すこと」。たとえ虫歯があったとしても、今治療することで将来的に駄目になってしまうリスクがあると考えられるなら、様子を見ながら焦らずに治療を行っています。「なるべく歯を残す」という治療に役立つのが、マイクロスコープです。最大20倍まで拡大して患部を見ることができるので、より精度にこだわった診断につながります。

治療について丁寧に説明し、患者とともに治療法を選択

マウスピース型装置を用いた矯正についても教えてください。

礒田浩太院長 新大久保礒田歯科医院5

透明のマウスピース型装置を装着して行う歯列矯正で、見える部分の歯並びにアプローチするものです。装置を装着したままでも透明で目立ちにくいので、接客業の方にお勧めです。また、この矯正はほとんどのケースで抜歯の必要がないんですよ。ご自分の歯・歯茎・骨が健康な方ならば、マウスピース型装置を使った矯正を始めるのに年齢制限はありません。矯正の初回は口腔内スキャナーで3D画像を撮影し、次回に矯正計画を立てます。口腔内スキャナーを使うことで、3Dの矯正シミュレーションを作ることができるんですよ。実際に始める前に仕上がりを確認でき、患者さんのモチベーションも上がります。マウスピース型装置の装着期間の目安は7~8ヵ月ほどで、その後は歯の健康管理をしながら、後戻りが起きていないかチェックします。マウスピース型装置を用いた矯正は、「以前に矯正をしたが、少し戻ってしまった」とお悩みの方にも適しています。

患者さんを診療する際に心がけていることは何ですか? 

会話を大切にするということ、これに尽きますね。患者さんの現在の状態や疾患について理解していただけるように丁寧に説明し、その患者さんにとって必要な治療方法をご提示することも大切にしています。例えば、歯内療法では神経を取るとはどういうことか、どのようなリスクがあるのかなどを説明しています。時にははっきりと「その要望は難しい」と話すこともありますね。患者さんが迷われないように、あやふやなまま帰られることのないように、その患者さんに必要な複数の治療法を紹介し、患者さんと話し合いながら治療法を選ぶようにしています。そうすれば、患者さんがご自身の体のことを知るきっかけになるのではないでしょうか。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

礒田浩太院長 新大久保礒田歯科医院6

歯科医院は、基本的に歯が痛くなる前に来る場所。ご自身の健康状態を理解するために定期検診を受けることを心がけていただくと、治療の回数が少なくなりますし、長く自分の歯を保つこともできます。歯根の治療でお困りの方や、以前に「抜歯しかない」「手術しかない」と診断された方もぜひ一度ご相談いただけるとうれしいです。未来をより良くするために今どうしたらいいのか、1本でも歯を残すためにどうしたらいいのか、ということを全力で考えて治療にあたらせていただきます。当院に来ていただくことが、患者さん自身の口腔内の健康をしっかり考える機会になるとうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

根管治療/4万4000円~(前歯の場合)、インプラント治療/44万円~(手術含め総額)、マウスピース型装置を用いた矯正/44万~99万円
※詳しくはご相談ください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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