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木村 哲也 院長、田中 佳紀 さん、小山 リカ さんの独自取材記事

きむらてつや整形外科内科

(目黒区/自由が丘駅)

最終更新日:2021/02/25

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整形外科というと高齢者の通院が多いイメージだが、東急東横線の自由が丘駅から徒歩3分の場所にある「きむらてつや整形外科内科」は、子どもから働き盛り世代、高齢者まで幅広い年齢層の地域住民に頼りにされているクリニックだ。木村哲也院長の目標は「いかにして健康寿命を延ばしていくか」。経験豊かな理学療法士たちによる、痛みの緩和や筋力低下予防を目的とした運動療法指導だけでなく、内科も標榜して生活習慣病の診療や食事療法指導も行うなど、数年後を見据えた予防医学を取り入れて体の内側と外側から患者の診療を行うことに尽力している。「一番の自慢はスタッフ」という木村院長と、理学療法士の田中佳紀さん、看護師の小山リカさんに詳しい話を聞いた。
(取材日2020年9月8日)

信頼できるスタッフとの連携がより良い医療につながる

開院までの経緯を教えてください。

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【木村院長】大学卒業・臨床研修終了後には、勤務医としてがん専門病院や大学病院で骨肉腫など悪性腫瘍の治療、一般整形外科・スポーツ整形外科を経験しました。その後、東京の青山で在宅医療に携わり、寝たきりの高齢者への医療や看取りをたくさん経験しました。そういった経験から整形外科医でありながら、痛い部分の局所だけではなく、全身を診るのが当たり前になっていたので、開業した時には必ず強みになると思っていました。全身の診れる整形外科をビジョンとし、中でも愛着のある東横線沿線の健康寿命に貢献できることが何よりの喜びだったので、継承できる整形外科医院があると知った時にすぐに開業を決めました。

クリニックとして重視していることは何ですか?

【木村院長】人間的にも医術的にも素晴らしいスタッフでクリニックを構成し、患者さんに気持ち良く通院していただくことです。看護師やリハビリテーションスタッフをはじめすべての業種とも何度も面接を重ね、私のビジョンと一致する人材を採用しました。同じ意志と共感を持ったスタッフ全員が、来院の受付から始まって診療、会計まで連携していなければ、本当の意味で患者さんのためにはならないと考えています。
【小山さん】以前は横浜市内の総合病院で手術を担当する看護師だったので、まず病気ありきで患者さんと接していましたが、このクリニックに勤務してからは「患者さんを知ってから病気を知る」ということを心がけるようになりました。患者さんとは世間話なども交えてコミュニケーションを図り、気になる情報は院長とスタッフで共有し、患者さんが病気や治療に対して不安感を抱かないよう努めています。

患者層と主訴の多い症状は?

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【木村院長】患者さんは地域住民の方を中心にお子さんから高齢者まで幅広いですね。20~30代の若い方もたくさんいらっしゃいます。初診ネット予約が可能になってからは遠方から来られる方も増えています。最も多い主訴は腰痛、次が膝と肩の痛みです。原因はさまざまですが、生活習慣の癖や姿勢の悪さからくるものが多く、最近ではテレワークが増えたことによって腰や肩を痛めるケースも増えています。また、例えば、「肥満で膝痛のある人は血糖値も高い」といったケースは非常に多く、整形外科疾患に関わらず内科や他科疾患でも関連のある不調はなんでも診るというスタンスを取っています。もちろん専門的な知識や技術を要する部分は専門家に紹介するようにしています。

健康寿命の延ばすための治療に尽力

整形外科と内科を併設しているのはなぜですか?

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【木村院長】私が目標とするのは予防医学、健康寿命への献身です。そのために重要な「3つの柱」として考えていることがあります。1つは整形外科として、足腰の老化を防ぐため、「ロコモティブ症候群」を早めに見つけて進行を止めること。2つ目は内科として内臓脂肪や血糖値をコントロールし、動脈硬化を予防して将来的に心筋梗塞や脳卒中のリスクを抑える「メタボリック症候群」の予防。3つ目がうつ病や認知症などのメンタル疾患の早期発見です。当院は整形外科内科なのでロコモティブ症候群、メタボリック症候群を中心に患者さんの全身的なメンテナンス、疾病予防を行っています。メンタルについては精神科や心療内科の専門的な知識も必要なので今後専門家の協力を得ながら貢献できればと考えています。

特に力を入れている診療は?

【木村院長】やはりリハビリテーションですね。薬や機械に頼るだけの対症療法ではなく、人の手によって運動療法を行うことが重要だと考えています。実際、姿勢指導を行うだけで対処できるケースもあります。指導は理学療法士が行いますので、私は診察内容からつなげる役割をしています。また定期的なミーティングも行い、難しい症例の場合はスタッフ全員で検討しています。
【田中さん】理学療法士は常勤4人、非常勤8人の体制で、予約制で運動療法を指導していますが、必要な場合は当日でも受けつけています。運動の目的は、関節を緩めて筋肉をつけていくことと、足腰の若返り、同じ症状を再発させないというところにあるため、自宅でも続けられる運動を日常生活での注意点なども併せて指導しています。身体機能の根本的な改善をめざすには、若い方も高齢者の方も寝たきりにならないよう、足腰のメンテナンスを定期的に行っていくことが重要です。

診療の際に心がけていることは何ですか?

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【木村院長】「自分が患者だったらどうしてもらいたいか?」ということを常に考えながら、患者さんの話を最後までじっくりと伺い、患部に触っての診察を基本としています。また患者さんの中には病気の原因を追究して「なぜこうなってしまったのでしょう」「何が悪かったのでしょう」とおっしゃる方が多いんですよね。もちろん振り返りも大事なのですが、今後悪くならないため、繰り返さないためにどうするのかを一緒に考えるようにしています。また、症状が患者さんの生活にどのように影響しているのか、それによって治療法も変わってくるので、痛い部分を治療するだけではなく、生活レベルを上げるための治療というのを常に念頭に置いています。

豊富な設備と知識で患者の体と心の健康を守る

院内設備や感染症対策について教えてください。

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【木村院長】治療にはマイクロ波、干渉波、中周波治療器、腰椎けん引器のほか、エアマッサージ器などをそろえています。検査には超音波検査機器と骨密度測定器を新たに導入しました。感染症対策としては、4月からオンライン診療を始めたほか、院内では換気・消毒はもちろん、滞在時間を短くするために初診の方の「ファストパス予約」も始めました。これは指定された時間に来院していただければ優先的に診療を行うというもので、患者さんにも好評のようです。また、患者さんの中には感染症への過度な不安を抱く方もいらっしゃるので、診察の際に正しい知識をお伝えしています。このほか独自の取り組みとして、オンラインによる運動指導も開始しました。これは理学療法士がタブレット画面を通じて例えば腰痛体操の正しい方法などを直接指導しているのですが、画面越しの指導だけでも痛みの緩和につながればうれしいですね。

ところで、先生が医師をめざしたきっかけは?

【木村院長】祖母が肝臓がんを患っていつも病床にいるのを見ていましたから、病気の恐ろしさや元気でいることの大切さはいつも考えていました。もともと人のメンタル面にアプローチすることに興味があり、最初は精神科の医師になりたいと思っていたんです。ただ医学部に入って研修を行う中で、整形外科の手術後の回復のわかりやすさなどに魅力に感じるようになり専門としました。科はともかく「良く生きる」ことのお手伝いができる仕事として魅力を感じていたんだと思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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【木村院長】今年4月に法人化したこともあり、現在は土曜日を中心にもう1人のドクターと二診制で診療にあたっています。今後も仲間の医師の協力を仰いでますます多くの患者さんに貢献したいと考えています。今コロナ禍の自粛ムードの中で、それにより若い方の心身の不具合が起きたり、高齢の方の足腰が衰えてしまったりいろいろと考えさせられる部分があります。皆さまも自身の人生のために、家族や友人・会社・世の中のために、良く生きるとは何か?を考えさせられる機会も多いかと思いますが、何より大切なのはいつも明るく、病気やケガが悪化しにくい体力づくりをすることかと思います。当院に来て心身ともに少しでも元気になって帰っていただけるようアドバイスしますので、気軽にいらしてください。

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