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大石 賢嗣 理事長の独自取材記事

医療法人瀬水会 大石眼科クリニック

(茨木市/茨木駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR茨木駅より徒歩12分、阪急電鉄の茨木市駅より徒歩16分、南茨木駅からは車での送迎も行う「大石眼科クリニック」は、2016年9月に開業した真新しい眼科の医院だ。院長の二階堂潤先生は、白内障・緑内障といった一般診療から、コンタクトレンズの処方や装着トラブル治療まで幅広く診療にあたる。白内障は、高槻にある「大石眼科医院」と連携し、日帰り手術を多数手がけているほか、緑内障については視野障害が発生する前段階での早期発見にも取り組んでいる。また、小児眼科も得意としており、斜視・弱視などの専門的な治療を週に1度、大石賢嗣(おおいし・まさひで)理事長が担当している。開業1年となったこのクリニックについて、理事長である大石先生に、現在と今後の診療方針など話を聞いた。
(取材日2017年11月9日)

毎日駅から送迎車を運行、手術時は自宅まで送迎

この茨木で開業されたきっかけは?

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私が生まれ育った高槻で開業した「大石眼科医院」が12年目を迎え、北摂地域から広く患者さんが来られるようになり、患者さんの利便性を考えたことがきっかけです。白内障手術を希望される方は高齢者が多く、近隣地域とはいえ、身体的なことに加えて眼科疾患を抱える方には、高槻への通院は負担が大きいと感じました。また、私が得意とする小児眼科に力を入れたいという点もあります。茨木のこの地域はファミリー世帯も多いのですが、子どもの疾患を専門的に診る眼科が少なく、患者さんの希望に応えたいという気持ちがありました。

こちらのクリニックでは車での送迎も行っていますね。

JR茨木駅、阪急電鉄茨木市駅から徒歩15分前後の場所にありますが、特に高齢者の方が通院されるには少し距離もありますので、阪急電鉄の南茨木駅から、月曜から土曜の午前に3便、クリニックまでの送迎を実施しています。また、日帰り白内障手術を受けられる方は当日、ご自宅と高槻の医院の間を手術前後に送迎しています。術後は片目を覆った状態で帰宅していただくことになりますので、歩くときにバランスが取りにくいという事情も考慮しました。

どのような診療体制を敷かれていますか?

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この茨木のクリニックでは、院長である二階堂潤先生が主に診察にあたり、毎週木曜の午後には、主に小児眼科疾患の患者さんを私が担当しています。二階堂院長は関西医科大学を卒業後、同大学附属病院に入局され、兵庫県立尼崎病院、市立吹田市民病院、天理よろづ相談所病院などで数多くの眼科疾患治療をされてきた経験豊富な先生です。患者さんとお話しされることがとても好きで、じっくりと話を聞くことを心がけている温厚な人柄の先生です。目に関して悩まれていることがあれば、ぜひご相談にクリニックまで来ていただければと思います。

日帰り白内障手術を実施、緑内障の極早期発見も可能

白内障の日帰り手術はどういう内容でしょうか?

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現在、私が院長を務める高槻の「大石眼科医院」で、点眼(目薬)による局所麻酔での日帰り白内障手術を行っています。このクリニックから少し距離がありますので、手術当日は、患者さんのご自宅と高槻の医院の間を、車で送迎しています。「次世代型白内障手術装置」といわれる機器を使用し、手術時間は10分程度、傷口は通常2mmほどで終わりです。白内障はなるべく早く手術をしたほうが、傷口が小さいため、縫合する時間も短縮され、患者さんの負担も少なくて済むんですよ。

手術希望の患者さんは多いですか?

毎週火曜日に、高槻の医院で、白内障だけでなく、外眼部や麦粒腫・霰粒腫(ものもらい)の手術にも対応しています。白内障の場合は、手術翌日から4日間連続、茨木のこのクリニックへ通院していただき、術後のチェックを行います。また、術後の管理が必要な場合は、大阪医科大学などと連携をし、紹介しています。現在、手術時は高槻の医院までお越しいただいていますが、両方の医院で手術待ちの患者さんが増えていて、お待たせすることもあり申し訳なく感じています。このクリニック内にも手術室の設備がありますので、今後は両方の医院で手術ができる体制をめざしています。

とても早期の緑内障を発見することが可能だそうですね。

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当院は開業して1年ほどなので、検査装置も新鋭のものを備えています。特に、「極早期緑内障(視野障害前緑内障)」というたいへん早い段階での発見も可能なOCT(optical coherence tomograph:光干渉断層計)という装置を導入しています。緑内障は自覚症状がなく、放置すると失明につながる疾患で、治癒することはありません。しかし、進行を止める、遅らせることは可能ですので、できる限り早期に発見することが大切です。40歳以上の5人に1人は緑内障の素因があるとされていますので、定期的に眼科で総合的なチェックをお勧めしています。一般的な眼科での診察や、コンタクトレンズの検査では、発見されないことも少なくないんです。

斜視・弱視など子どもの眼科疾患に専門的な治療を

子どもの患者さんも多いと伺いました。

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私は、大阪医科大学附属病院や北野病院などで小児眼科疾患を多く経験してきました。特に専門的な診察が必要な、斜視や弱視の治療や、仮性近視対象の視力トレーニング指導を得意としています。よく誤解されるのですが、「近視」と「仮性近視」は似て非なるものなんです。近視は視力が弱くなった状態で、治療することはできません。しかし、仮性近視とは、本来は視力があるのに、スマートフォンやゲームの利用で近い距離の作業を過剰に行った結果、ピントが固まり、合わせることができなくなる状態です。今は特にお子さんに増えていますが、これは適切なトレーニングで治療することが可能です。ほかには、結膜炎やはやり目など、学校の検診で指摘されて来院されることも多いですね。

コンタクトレンズの処方や、トラブル時の治療も対応されています。

一般眼科でコンタクトレンズの検査を受けている場合は、丁寧に診察することができるメリットがあります。コンタクトレンズショップやコンタクトレンズ専門の眼科だと、専門的な診断ができない場合もあり、詳しいチェックをすることは難しいんです。今はインターネットでの販売も拡大していますし、カラーコンタクトなどのトラブルも非常に増えています。お子さんをはじめ、若い世代の患者さんは目の健康への関心があまり高くないように思います。きっちりと一般眼科での検査をしていただきたいですね。

今後の診療方針についてお聞かせください。

このクリニックはまだ開業して1年たったところなので、まだまだ地域医療に貢献するという段階までは進めていないかもしれません。地域の方々に、目の健康への関心を深めていただきたいと考え、介護施設などで講演会を実施しています。多くの方々とふれあえますし、お話しするのはとても楽しいですよ。目の手術というと怖さや不安で敬遠しがちなのですが、日帰り白内障手術は短時間で負担も少ないとご説明しています。また、寝たきりの患者さんにはご自宅や介護施設への往診に伺います。茨木と高槻両方の地域で対応していますので、ご要望があれば、クリニックまでご連絡ください。

読者の方へメッセージをお願いします。

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「見えない・見えにくい」状態に気づいていない方、我慢されている方がとても多く、気になりながらも後回しにされやすいのが眼科疾患です。例えば、白内障は放置してもいいと考える方も少なくなく、早い段階だと目の水晶体の濁った部分の吸引だけでいいのですが、放置した結果、濁った部分が固まり吸引できず、大きく切り取ることになり、縫合にも時間を要します。緑内障は自覚症状が出た時には、かなり進行した状態であり、定期的なチェックが必要です。お子さんの目に関しても、3歳児検診時に再検査となっても放置してしまい、小学校検診時に再度指摘され来院すると既に症状が進行しており、治療が間に合わないケースもあります。指摘されたら必ず診察・検査を受けるということを心がけていただきたいですね。

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